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紙すきの村 工房について <立地>
埼玉県の中の小川町
埼玉県小川町は西を秩父山地、東を関東平野とする境界線上にあり、中心部分は小川盆地と呼ばれる構造になっています。
和紙作りに必要となる秩父山系からの水と、周囲でとれる楮に恵まれるたこと、大都市江戸への交通網にも優れたことで、一帯は和紙の一大産地を形成していました。
和紙の産地 小川町
和紙作りを行う紙屋は、盆地内を東西に流れる流れる「槻川(つきがわ)」と「兜川(かぶとがわ)」沿いに集中していました。
一方、小川盆地のほぼ中央、町の中心部は和紙や絹など、地場製品取引の中心地として、問屋や接待のための料亭が並ぶ、商人の町としての色合いが強くなっていました。
そのため、和紙の産地としての小川町は町の中心部西の「東秩父」、「腰越」、「青山」、「竹沢」地区と東の「下小川」に分かれていました。
下小川地区
当工房は槻川と兜川の合流点よりやや下流に位置しています。
当工房は、創業が大正2年と、小川和紙の歴史のでは比較的新しいため、この合流点より北東に約500mと、大きな川沿いからは少し外れた場所での創業となりました。
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