野 草 クラス

昭和の初めに自由学園は、目白から南沢キャンパスに移転しました。北側の低地に湧水河川である立野川が流れ、南に向かって北向きの崖を登ると、南側には台地が広がっています。この多様な地形のキャンパスで、幼稚園から大学部までの一貫教育を行われてきました。自生および教育のために導入された樹木や野草の生育する自然環境を生かした教育と保全活動が行われてきました。


リビングアカデミー野草クラスは、季節のめぐりの中で、この南沢キャンパスでの自然観察と自由学園外での見学を中心に、自然と人のかかわりについて考えながらすすめています。       講師:大塚 ちか子


野草はそれそれぞれに固有の生き方があり、環境に合わせてその中で生きています。

同じ場所をどのように棲み分けているか?季節をどのように利用しているか?等々、丁寧に観察する中で、植物についても他の生物、環境についても様々に発見できる1年間を期待しています。

観察する方法としてスケッチも大事にしています。

校内の植物だけでなく、環境の違う場所はどのように違うのかも見に行きましょう。

  講師:下野 明子

カタクリ

(3月)

ヒロハノアマナ

(3月)

ヒロハノアマナ

(3月)

フデリンドウ

(4月)

タチツボスミレ

(4月)

ヤマブキソウ

(4月)

ノイバラ

(5月)

校内の植物観察

(5月)

校内の植物観察

(5月)

水生植物の観察

(5月)

校内の植物観察

(6月)

立野川の源流 

武蔵野の植物(6月)

ツルボ(9月)

ツルボ(9月)

ミゾソバ(10月)

名栗山地の植物を見に(10月)

教室に戻って観察

そして標本作り

受講生の言葉

初めての野草の授業で学園内を一周して、80種以上の植物を見せて頂き、自然の豊さに驚きました。一度にすべてを覚えきれる物ではありませんが、毎回教えて頂く事で少しずつ見分けられる草が増えてきた様に思います。  ・・・鈴木るり子(2期生)