暮らしの書道 クラス

今年度の暮らしの書道の時間も、最も自然な手書きの文字の時代に遡り、自分の字を知り磨くことを大切にしています。

1回1回、書く度毎に様々な気づきを得て見てくる世界をお一人お一人で広げて行かれています。

    講師:平井澄圓

書の土台作り:臨書「九成宮禮泉銘」唐・欧陽詢  半切八文字書き

1つの四文字熟語を三つの書体(楷書・行書・草書)で書く鍛錬は、筆運びの体得に繋がります。

書き初め「壽」・「氣淑年和」

土台作りの臨書を礎に創作へ。その人その人の文字や言葉への心の動きや持ち味が文字に表情を齎します。

受講生の言葉

「書道講座は書家で自由学園卒業生の平井圓先生が講師で、2020年度は、3年目のベテランから初心者まで5名のメンバー。道具はLAに揃っていて、持っていくのは筆と墨とお手本だけなのも嬉しい。

今年は中国唐時代の書家欧陽詢が書いた「九成宮醴泉銘」の臨書(古典作品をお手本に書くこと)だった。始めに中国唐時代の書家についての話や九成宮醴泉銘の文字の特徴についての説明があり、これから何を書いていくかがおぼろげながら理解できた。

手本をよくみること、余白の大切さなど時々に話してくださる平井先生の話が興味深い。生徒の質問に教室が笑いに包まれることもあり。 書道が楽しいものなのか知りたいと参加した私は、1日目にしてその楽しさを感じることができた。

授業の後半は先生の書いてくださった季節感のある文字をお手本に書いていく。楷書、行書、草書の3通りの手本があり、草書などただ形を真似るだけなのに面白い。

メンバーと来年も参加したいねと言って12月に別れたら、最後の授業がなくなってしまい先生にお礼も言えずに残念。来年度も参加したいと思っている。

                         安田葉子(4期生)