ザンクトガレン大学 経済政治学研究科
School of Economics and Political Science, University of St. Gallen
School of Economics and Political Science, University of St. Gallen
私は当初留学を考えていませんでしたが、説明会で少しでも興味があったら挑戦してみて欲しいという言葉に
後押しされ、自分の視野を広げたいと思い留学を決意しました。決めたのは申し込み締め切りの直前でしたが、大学院の教授・事務の方々が親身に相談にのってくださり、準備を整えることができました。
ザンクトガレン大学を選んだ理由はスイスという国際色豊かな国に行ってみたいと思ったからです。実際、多数の国際機関が存在し永世中立国であるスイスでは、多文化主義が尊重されていると強く感じ、外国人の私にも親切にしていただいた経験がたくさんありました。ザンクトガレン大学においても、多様な国から多くの留学生を受け入れており、留学生向けプログラムや支援体制も充実していました。
ザンクトガレン大学はヨーロッパの優れたビジネススクールとして上位にランク付けされていますが、国際関係学部や法学部などもある総合大学です。私自身は専攻の国際関係を中心に授業を履修しました。欧州の視点を学べることができただけでなく、多様な国の立場から考えるというグローバルな視点を意識した授業も多く、柔軟な思考力を養う貴重な機会となりました。
留学中は学業面に力を入れるだけでなく、様々なイベントへの参加や交友関係を広げることも意識していました。ザンクトガレン大学は学生の自立性・主体性を重んじており、留学生向けのイベントも学生団体が主導して実施していました。私は留学生向けのイベントやアジア文化を広めるイベント、学生が教師を務める英会話教室などに参加し多数の友人を作ることができました。今でも連絡を取り合い続けている友人が複数おり、数ヶ月後にはそのうちの何人かが日本に遊びに来てくれることになっています。
留学中は楽しいことがたくさんある一方、困難な場面や思いもよらないアクシデントにもぶつかると思います。しかしながら、そうした全ての出来事はここでしか経験できないものであり、自らの成長につながります。
最後に私の留学を支援してくださった全ての方々に感謝申し上げると共に、後輩の皆様が一歩踏み出して留学に挑戦することを心より応援しております。