学校の外へ出ることで生徒は輝いてきた。守られない環境で、五感を開き、培ってきた経験を総動員して活動する。しかし、実践の現場は想像を超える…受ける失敗は身に染みる。「本当はもっとできたのに…」と悔いる中で、次を期して研ぎ澄ますものが一人一人にあった。そして生徒は言った…「日本人はすぐにお金と時間に換算する…人は才能を発揮する舞台があれば輝く」。 才能を発揮する舞台をつくれないものか…
「Academic Jamboree」が学外の皆様とコラボレーションするプラットフォームになる―未来に目指す姿です。未だ発展途上の私達の持つ力は微々たるものです。しかし、高校生の本気が、「周り良くなれ！」と社会に伝わり、少しずつ影響力を放ってきました。当日は、探究活動（アクティブラーニング）における1年間の集大成を学外の方に発表します。内容は探究型授業「協働ゼミ」、Performing Arts、個人研究など多岐に渡ります。「社会人の先輩」たる皆様、「専門家」の皆様に発表をご覧頂き、問題解決のパートナーとして声をかけて頂く。そのような場になることを祈り、そのような価値を提供することを目指し、今年も開催しました。企画運営は全て生徒によるものです。日頃のご協力に心より感謝を込めてお送り致します。
郁文館グローバル高等学校・国語科教諭 小浜龍太郎
私たちはこのAcademic Jamboreeを、若者の思いやアイデアで溢れ、そこから未来に向けて更に大きな変化を生み出すことのできる場にしたいと考えています。私たち若者は未来のために新しい変化を生み出し、それを広げていく担い手です。このAcademic Jamboreeを通して私達が波紋の始まりとなり、それが来場者の皆様を通して広がっていけばいいなと思っています。
一人ひとりの力は小さくて脆いかもしれない。しかしそこにもっと多くの思いや力、技術が加わり、コラボレーションが生まれることで最初は小さかった力が何十倍、何百倍にも大きくなり、世界を変えるような大きなイノベーションの「波紋」を起こせるかもしれない。そんな日本の未来を担う力を持った若者の情熱あふれる姿を皆様に全力でお届けします。
Academic Jamboreeに来てくださった皆様と新たな発見、イノベーションを生み出し、未来の発展に向けた新たな「波紋」を共に生み出しましょう。
郁文館グローバル高等学校２年・岡元初菜