R5年度SSH課題研究発表会
3月21日(木)、SSH課題研究発表会が開催されました。発表会には課題研究をサポートしてくださった北見工業大学、北海道立オホーツク圏地域食品加工技術センター、NPO法人北見サポートセンターはじめ、本校SSH運営指導委員、教育関係者、保護者、昨年に引き続きポスターセッションにお招きした釧路湖陵高校の4グループが来校し、会場の体育館はたくさんの人々の活気で溢れました。
開会式の後の第Ⅰ部では理数科による活動報告が行われました。
・理数科巡検
・中央小学校出前授業
・東京大学研究室訪問
・旭川医科大学・旭川西高校訪問
第Ⅱ部では、2月に実施した口頭発表選考会で選出された5グループによる発表(発表8分・質疑応答5分)が行われました。
1年普通科 25 「ホコリの量と人通りの関係」
1年理数科 61 「水切りにおける液体の密度と跳躍確率の関係」
2年普通科 2K1「加害者を生み出す環境」
2年普通科 2D1「防潮林の位置と波の威力の軽減」
2年理数科 ZⅡ 「カテキンの殺菌・抗菌作用」
昼休み終了後の第Ⅲ部では、2年普通科43・理数科13・釧路湖陵高校4の計60グループがポスターセッションを行いました。多くの聴衆が見守る中で緊張の面持ちの生徒もいましたが、参考資料を提示したりホワイトボードに板書しながら説明したりと、聴衆に伝わるような工夫も見られました。質疑応答では学年や年齢を超えた活発な意見交換が行われ、来校者からの助言に一生懸命メモを取る生徒の姿も見られました。また、釧路湖陵高校の発表は全て英語で行われたものや釧路の地域に根差した特色のあるテーマもあり、たくさんの人たちが興味深く発表に耳を傾けました。釧路湖陵高校のテーマは次の通りです。
1年普通科 「Promotion of Gender Education」
1年理数科 「衛星画像解析による釧路湿原の植生変化の分析」
1年理数科 「Protecting Kushiro Wetland ~View from Water Quality and Vegetation~」
2年理数科 「カゼインでより実用的なプラスチックを作る」
全発表終了後、北海道立教育研究所の方から講評を頂きました。「質疑応答で質問がたくさん出ることは素晴らしいこと」としたうえで、発表者には「自信をもって聴衆を見て発表すること」「目を惹くポスターを作ること」を意識することで、双方向のより良い発表会になるとの助言がありました。
この発表会をもって今年度の課題研究の授業は終了となります。研究活動で得られた「グループで協働して課題を解決する力」や「科学的手法を用いた論理的思考」「発信力」は、今後多くの場面で土台となり活かされいくことでしょう。次年度の活動がより実り多いものになることを期待します。1年生・2年生のみなさん、お疲れ様でした。