第1学年SSH常呂川講座
7月14日(水)5・6校時、体育館にて1年生を対象に北見工業大学 宇都正幸先生による「SSH常呂川講座」が行われました。1年生は6月下旬に「常呂川調査」として置戸町、訓子府町、北見市の3地点で水質と水生生物の調査を行い、宇都先生も同行しました。今回の講義では調査時に撮影した調査地点の上空からのドローン映像や上流から下流への水質変化と周辺の環境について解説されました。北海道内の河川と比較して常呂川の水の汚れの指標であるBODが高いこととの因果関係に触れ、単純に1種類のデータの大小を比較するだけではなく他のデータも加味して総合的に考察する必要があることを話されました。後半には「レポートの書き方」として次の点をアドバイスされました。
・簡潔に書く
・事実と主張・推測は明確に分けて書く
・得られたデータを整理して説明する(結果)
・データを基に考えたことを述べる(考察)
また、他人のデータや論文の内容や結果を使う際には相手に許可を取ることや引用元を明記するなどのマナーも学び、生徒たちは終始メモを取りながら講義に耳を傾けていました。最後に宇都先生から「便利を生み出せる・作り出せる人になってください」とエールが送られ、1年生代表が謝辞を述べ講義が終了ました。1年生は夏休み明けに常呂川調査のレポートを提出することから、今回の講義から学んだことがさっそく活かされることでしょう。
次回のGSⅠは8月20日(金)、研究活動を行います。