HTⅢ・GSⅢ研究活動最終日
9月12日(木)6校時、3年生普通科HTⅢと理数科GSⅢは2年半取り組んだ課題研究・探究の最後の活動を行いました。はじめに体育館に集合してSSH担当の教員から連絡事項の伝達と配布物が配られ、その後活動教室へ移動して課題研究・探究活動を振り返るアンケートを記入しました。アンケートで寄せられた内容の一部を紹介します。
後輩に伝えたいこと
・テーマは抽象的なものではなく具体的で絞ったものにすること。
・グループでコミュニケーションをしっかりとること・情報を共有すること。
・「探究」と「調べ学習」は全く違う。メンバーと一緒に楽しみながら取り組んでほしい。
・外部から来てくださっている方やコーディネーターに積極的に助言を求めることが大切。
・実験で思うような結果が出なかったときに「なぜ」が大切。
・実験は回数をたくさんできるものだと信頼性を高めることができる。
・実験を行う前に手順などを細かく考えておいたほうがスムーズにできると思う。
・実験ノートにメモすること。
・思うような結果が出なかったり研究が行き詰まることもあると思うが、仲間と意見を出し合い、一生懸命探究したという過程がとても成長させるので頑張ってください。
どのような力が身に付いたか・うまくできたこと
・主体的に考え取り組むことで、興味関心がより深まった。
・自分たちで結果に結びつく実験を考えて、それを実行する力。
・限られた時間や道具のなかで目的を達成するために考える力。
・自分たちで計画を立てて実行し、上手くいかなかった点は改善していく力。
・研究がうまくいかないときにいろいろな人に話を聞いたり文献を調べて様々なアプローチの仕方を学んだ。
・基本的な研究方法、データのとり方、まとめ方。
・実験を丁寧に、精度よく行う力。
・論理的に考える力、説明する力。
・仲間とのコミュニケーションを通して自分にない視点の模索ができた。
・様々な情報をまとめる・読み解く力。
・違った視点から考える力、客観的に見る力。
・答えの無い問題にどう向き合うか考える力が身に付いた。
・科学に対する基本的な考え方、作法を高校で学ぶことで、世の中への見方も変わった。
・経験を積めば積むほど面白いようにできることが増え、自信や意欲向上につながった。
感想等
・テーマから自分たちで考えて1年間かけて1つのことを探究するという機会はこれまでになかったので、とても良い経験になった。
・研究が後半になればなるほど「春・夏にああしておけばよかった」など後悔が生まれた。活動を通して周りの人の大切さや様々なものに対して感謝の気持ちが湧いた。
・みんなで集まって作業してポスターを完成できてよかった。難しいことはたくさんあったが、課題研究活動があってよかった。
・先生や大学の方に助けてもらいながら実験などを行うことができで良かった。
・この活動で身に付けた力を大学生や社会人になってからも活かしていきたい。
・他校ではできない経験ができて良かった。
アンケートの感想欄には活動をサポートしたコーディネーターの教員、外部から来校された方やTA(Teaching Assistant)の大学生などへの感謝のほか、研究を共にしたメンバーへの労いの言葉なども綴られ、活動が温かく有意義なものであったことが感じられました。この経験は今後の進路や社会生活の中で必ずや活かされていくことでしょう。3年生の皆さん、お疲れ様でした。