1年生理数科 SSH科学研究作法学「中央小学校科学探究 出前講座」
12月12日(木)3・4校時、1年生理数科は北見市立中央小学校を訪れ、5年生に向けて科学の探究授業を行いました。この授業は1年生理数科の科学研究作法学の一環としてアウトリーチの実践を行うことを目的に、令和4年度から行っています。生徒達は一週間前に受けた特別講義を参考に、小学生が実験を楽しみながら理解を深めることができるよう、実験の進め方や伝え方などの検討を重ねてきました。授業は3つのグループに分かれて行われました。
傘袋ロケットチーム
傘袋ロケット(JAXA教材)を利用した物理の探究
ぷよぷよボールチーム
人工いくらを利用した化学の探究
レオナルドの橋チーム
力のつりあいを題材とした物理の探究
終了後の生徒アンケートでは、次のような声が寄せられました。
・小学生には難しすぎることやわからない質問があった時にうまく誘導させてあげることができ、小学生と一緒に喜べたことが良かった。
・高校生と小学生では身長や体格が違うので、目線を合わせて会話することを意識してコミュニケーションをとった。それによって小学生もたくさん話してくれ、笑顔がたくさん見れたのでよかったと思った。
・自分のチームは各々の役割分担をしたおかげで準備と片付け、進行を同時進行で行うことができた。
・最初はあまり飛ばなかった。改良してみたら飛距離が伸び、小学生がとても嬉しそうにしていた。(傘袋ロケットチーム)
・小学生は思っていた以上に考える力や好奇心があり、自分の意見をすぐに伝えられることに気づいた。自分は意見を他人に伝えるのが少し苦手なので見習いたいと思った。
・自分が小学生とどう関わればいいのかあまりわからなくて緊張してしまった。最初はうまく話すことが出来なかったが、最後の方はたくさん話せて楽しかった。
・アウトリーチ活動の大切さがわかった。(自分もこんな感じのところから科学が好きになったから)
・特別講義で井上先生がおっしゃっていた、知識を教え込まないこと、否定しないことを意識して取り組み、実践でも相手に考えさせる重要さを学べた。
・科学の楽しさを伝えるのは、伝えている本人も楽しい。
今回の出前講座は、課題研究活動や授業とは異なった視点から科学を考える貴重な機会となったことが伺えました。そして、参加した小学生が科学の面白さを一緒に体験したことで科学への興味がさらに広がるきっかけになればと願っています。