【卒業論文】
任天堂とSONYの家庭用ゲーム機におけるブランディング戦略の分析と評価
【卒業論文】
任天堂とSONYの家庭用ゲーム機におけるブランディング戦略の分析と評価
虻川征良
狄塚彩乃
金沢希歩
佐々木颯
武田優花
福士ほの香
*主査・高屋喜久子/副査・川守田礼子
国内家庭用ゲーム機市場において任天堂とSONYは激しい競合関係にある。SwitchとPlayStation5という主力ハードウェアばかりでなく、ソフトウェア開発やスマー トフォン連動のアプリ開発といった関連する市場においても、主導権やシェアを争っている。一方、商品・サービスの価格帯や広報における表現、発売されているソフトウェアの内容などからは、任天堂は比較的若い客層、SONYは任天堂より高い年齢層に訴求ターゲットを置いており両社の姿勢には大きな差異があるように思われる。そこで本研究ではそのようなマーケティング構想を仮定してブランディング戦術全体を評価することに力点を置きつつ、その妥当性を検討する。ターゲティング、商品開発、広報などを詳細かつ広範に比較することによって、両社のブランディング戦略における特徴と相違点を明らかにするとともに、その成否を評価することを目指す。