【卒業論文】
びっくりドンキーのブランディング戦略の分析と評価
【卒業論文】
びっくりドンキーのブランディング戦略の分析と評価
内田 海登 UCHIDA Kaito
槻木澤 誠也 TSUKINOKISAWA Seiya
三浦 尚弥 MIURA Naoya
主査・高橋史朗/副査・川守田礼子
本研究はびっくりドンキーのプランディング戦路を抽出、分析し、評価することをテーマとし同プランドの特徴的な戦路を明らかにすることを目的として行われた。 研究では、競合との比較に基づいて、セイリエンスを明らかにしている。とりわけターゲティングや広報を中心とするブランドコミュニケーションについては、詳細に検討した。 主な論点は次の三点である。第一に、びっくりドンキーの店舗外観には一つとして同じものがなく、それこそがブランドイメージの醸成に重要な役割を果たしているということだ。第 二は諸要素の分析から判断して、核家族の父親である 30 代から 40 代の男性をターゲット にしていると想定できることである。第三は競合との比較を通じ、巧みな広報戦略が採用されている点が指摘できる。これらはいずれも競合プランドとの差異化に資する戦略である。
研究の最後には、同ブランドのブランディング全般について評価と考察を付している。今 後課題となるであろう点についても言及することで、戦略上の総合評価とした。