本研究では、プログラミングを用いて音楽の違いを簡単に可視化する映像制作を行う。音楽を表現している作品では、音楽のジャンルや制作する人によって様々な違いがみられる。それらの作品は様々なアルゴリズムを組み合わせているものが大半だが、逆に音量や周波数などリアルタイムに反応させられるプログラミングを使用して一つのアルゴリズムを作成し、そこに様々な音楽を通すことで、同じアルゴリズムでもどんな違いが表れるかを知りたいと思い、作品を制作することとした。本制作では、 左右のスピーカーから流れる音量に反応して図形の大きさが変わるプログラムと、周波数を解析しオーディオスペクトラムを出力するプログラムを組み合わせた作品を制作する。同じプログラムでも、音楽のリズムや音量の違いなどによる動きの細かさや強弱のメリハリなどで様々な違いを表すことができれば、より表現の幅を広げていくことができると考え、本制作を進めていく。