外部環境には様々な要因がありますが、以下のように分類できます(※)。
※ 次の文献の第3章(邦訳版では86-121ページ)を参照。人口統計的・経済的要因
自然環境的要因
技術的要因
社会・文化的要因
政治・法的要因
これらの動向を把握するためには、日常的に新聞を読むことが一番です。
ですが、これらの要因の将来の傾向を予測するために、過去10年、場合によっては数十年間の統計を知りたいこともあります。
また、特殊な調査に基づいた報告書、すなわち白書等を調べなければ把握できない要因もあります。
ここでは、上記の5つの外部要因に関連する統計・白書等を紹介します。
人口統計的要因(demographics)とは、人口、年齢構成、人種構成、教育水準、家族形態、地理的移動(都市部への人口集中や過疎化など)などです。
日本では、子供の教育格差の問題や、少子高齢化、そして高齢者・障害者の介護問題などがよく取り上げられます。
これらに関わる代表的な統計・白書等として、以下のものがあります。
経済的要因にかかわる統計・白書は、以下のリンクから取得できます。
内閣府の経済財政政策(様々な統計・白書等のリンク集)
自然環境的要因についての統計・白書等は、例えば以下のリンクがあります。
技術的要因に関する統計・白書等として、以下のものを挙げておきます。
社会・文化的要因にかかわる統計・白書等として、以下のものを例示しておきます。
政治・法的要因は、他の外部環境要因と関連して理解できる部分が多くあります。
例えば、環境問題に関わる政策は自然環境的要因の中で理解することができます。
女性の社会進出を促す政策は、社会・文化的要因とも関連しています。
そのため、政治・法的要因に限定した統計・白書を特定することは困難です。ここでは国の財政に関する統計のみ紹介しておきます。
収集した情報に基づいてレポートを執筆するとき、絶対に忘れてはいけないことがあります。
それは、しっかりと「引用」をつけることです。
引用がなければ、せっかく充実したレポートも0点を出されてしまう恐れがあります。それほど、引用は大切なことです。
次のページで、引用についても学んでいくことにしましょう。