情報収集には、雑誌記事・新聞記事も活用できます。
雑誌記事と新聞記事は、ビジネスに関わるタイムリーな話題や、実務家の生の声を知ることのできる情報源であるという特徴があります。
そのため、雑誌記事・新聞記事は経営実践(特に経営環境や経営戦略)に関する情報収集の手段ということができます。
以下で、経営学部生に関連する雑誌・新聞の記事の調べ方を説明します。
経営学部生が調べるべき雑誌は、ビジネス雑誌です。例えば次の雑誌が有名です。
これらのビジネス雑誌は、日本や世界の経済動向や、注目を集めている業界や企業の特集、著名な経営者やビジネスマンへのインタビューなどを多く扱っています。
新聞は社会、経済、政治、国際、スポーツ、文化・芸能など幅広いテーマを扱います。
しかし、ビジネスに関連する話題を中心に取り上げる新聞もあります。例えば、以下のものがあります。
新聞記事は経営実践に関するフレッシュな情報を集める手段として非常に有益です。
雑誌記事は、TGU Searchを使って探すことができます。TGU Searchの使い方はココをご覧ください。
しかしながら、TGU Searchは様々な情報を一括して探すのには便利ですが、ビジネス雑誌に絞って記事を検索するのには不向きです。
ビジネス雑誌の最大手の出版社として、日経ビジネスプレス(通称 日経BP)があります。東北学院大学は、日経BPが発行している雑誌に絞って記事を検索することのできる「日経BP記事検索サービス」と契約を結んでいます。ここではこの検索サービスの利用方法を説明します。
まずは、日経BP記事検索サービスにアクセスしてください。以下のリンクから飛ぶことができます。
自宅からアクセスして検索すると、ログイン画面(図1)に移りますので、画面下部にある「学認アカウントで利用する」をクリックします。
続いて、「所属機関の選択」という画面(図2)が出てきますので、検索窓に「東北学院大学」と入力して「選択」をクリックましょう。
最後に、東北学院大学の統合アカウントへのログイン画面が出てきますので、ログインをしてください。
図1 ログイン画面
図2 所属機関の選択画面
ログインが完了すれば、日経BPが出版するビジネス雑誌の中を検索できるようになります。
あとは、興味のある記事を選択して閲覧をするだけです。
日経BP記事検索サービスは、年間に 12,000件までの利用です。
そのため、不必要に大量の記事を閲覧したり、ダウンロードしたりすると、他の人が使えなくなってしまう恐れがあります。
レポート作成に必要な範囲で、目的を絞って利用するようご協力をお願いします。
日経テレコン21は、日本経済新聞社が発行している4つの新聞をまとめて検索するためのサービスです。4つの新聞は下記の通りです。
日本経済新聞
日経産業新聞
日経流通新聞(MJ)
日経金融新聞
新聞記事はTGU Searchでは検索できませんので、日経テレコン21を使って調べる必要があります。
日経テレコン21は学内限定サービスです。大学でインターネット(TG WIFIなど)に接続する必要があるので、ご注意ください。
日経テレコン21は、以下のリンクからアクセスできます。
http://t21ipau.nikkei.co.jp/ipauth/auth/auth?sid=1
検索画面にキーワードを入力し、必要な記事を収集する。たとえば、「トヨタ」で検 索すると、2017年10月に明らかとなった同社 の品質不正に関わる騒然とした様子が伝わって くる記事を、多数見つけられます。
図8 日経テレコンの検索画面
図9は、検索結果です。211251件の記事がヒットしました。
2022年1月11日に検索をしたところ、早速、その日の最新ニュースがヒットしていることがわかります。
見出しを見ると、「トヨタ」の文字はありません。ですが、記事の本文の中に「トヨタ」が含まれるものが全てヒットしています。
あとは、検索結果から興味のある記事を選択して閲覧をしていきましょう。
図9 日経テレコンで「トヨタ」を検索した結果(2022年1月11日)
日経テレコン21は、閲覧件数に応じて課金される仕組みになっています。
単価はコンテンツによって異なりますが、新聞記事であれば1件閲覧するごとに数百円がかかります。
この料金は大学から支払うことになっており、大量の閲覧を行うと、大学で負担できる金額を超えてしまう可能性があります。
レポート作成に必要な範囲で、目的を絞って利用するようご協力をお願いします。
日経テレコン以外の新聞も、オンラインで見ることができます。詳細は図書館のWebページを参照してください。
https://www.lib.tohoku-gakuin.ac.jp/page/database.html#8
ただし、これらは基本的に大学内からインターネットに接続していないと、閲覧できないことに注意してください。
雑誌記事・新聞記事は経営の「実践」に関連する情報源でした。これらは、図書館の提供するサービスを利用して収集できます。
しかしながら、図書館経由では入手できない重要な実践の情報として(1) 企業ホームページ、(2) 財務諸表、(3) 統計データがあります。簡単な説明は以下のとおりです。
【企業ホームページ】 企業が作成しているホームページです。経営環境、経営戦略、財務業績のいずれの情報についても知ることができます。
【財務諸表】 財務諸表は、文字通り財務業績についての情報の宝庫です。財務諸表が利用できるのは、株式公開している上場企業に限定されます。
【統計・白書等】 国や自治体が公表している統計や白書などです。主に外部環境の情報収集の手段となります。
それでは、これらの情報収集方法について説明していくことにしましょう。まずは、企業ホームページからです。