中期目標策定ワークショップは現在、テーマと関心のある人を絞って開催しています。カレンダーをご覧にいただき、ご関心のあるテーマを見つけられたら、馬場基彰まで連絡ください。それに限らず、ご関心のテーマでのワークショップ開催要望や中期目標案などもご連絡ください。
できたてホヤホヤ。それぞれ1時間強で作ったものです。粗があってもいいので、どんどんアイデアを出していきましょう。また、ダメ出しせずに、これらをどう膨らませていけばよいかを次に考えていきましょう。
作文中
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(作文中)この学会の第一の目的は、学術行政など教育研究に関わることを対象として、総合的に理解を深めることです。例えば、財務省ー文科省の二重行政問題、EBMPの不適切実施、問題解決へのアプローチの適切性、大学組織の機能低下など、様々な観点から、問題を理解することに努めます。第二の目的は、十分に理解が進んだ上で、理解に基づく実際の解決策を提案、実施することです(理解が進まないうちに、願望や陳情、利益誘導による提案がなされるのことが懸念されますので、第二の目的は当面は考えないことが望ましいです)。
「大学の価値多様性低下問題」の解決を目指し、国立大学法人運営費交付金の配分指標が現在11個あるが、そこに「価値多様性が向上するようにどのように取り組んでいるか?」を入れ込むことを目標にする。5年での達成を目指す。
現状の指標だけでは、結局、論文数とか獲得研究費などで現場の研究者が評価されることになってしまう。その傾向は年を追うごとに高まっているが、本来、大学の価値はもっと多様なはずである。「価値多様性が向上するようにどのように取り組んでいるか?」を指標に入れ込むことで、大学内で価値多様性について検討する機会を創出し、大学の活力を向上させる。
「教育の質の低下問題」の解決を目指し、最低限身につけておくべき科学的素養を明文化し、JAASとして社会に提言、それを満たしていることを各大学で学位審査の要件の1つとすることを目指す。5年で20の学部、研究科などの大学運営単位が学位審査要件として採用することが目標。
教育の質の低下の原因に、研究室の小型化、教育を疎かにしてきたことなどがある。結果として、修士・博士の質低下が起こっている。そのため、学生が最低限身につけておくべき科学的素養を明文化し、学位取得のための要件にすることを目指す。それによって、日本の大学の人材の生産性を向上させる。この取り組みが、社会からの大学の評価にも繋がるはずである。
作文中
本質的な問題1つに学生と研究室のミスマッチがある。研究室のウェブサイトに明示するなどして、研究室の方針(研究時間とか)の透明性を高める。また、「研究室を選ぶ際には教員がいない場で先輩に尋ねるように」を学生にきちんと伝える。3年以内にJAAS会員の全大学教員にこれらを遂行してもらう。大学や文科省はこれらを言いにくい?ため、JAASが率先して進める。これらによって、学生と研究室のミスマッチが減り、ハラスメントと感じる学生が減り、ハラスメント体質の研究室に学生があまり入らなくなり(教員が体質の改善に努めるようになり)、ハラスメントの低減に繋がる。
「科学と文化の平行線問題」の解決を目指す。
例えば、野口英世が紙幣の肖像画になったことは、これは誰だろう?という疑問から、こどもを含んだ様々な人が科学に触れるきっかけになる。同じように、例えば、日常的に科学に触れるきっかけの機会を作るために、名前が付いていない通り(道)に、科学にちなんだ名前を付けていく。目標にするなら、5年後にまずは1件とか。
その他、記念日(15万円/件)、祝日、公園の名前、滑り台、ブランコ、砂場、トンネル、こども達の遊びなども考えられる。
このようなことは博物館や科学出版社の方(子供の科学、大人の科学とか)、ブルーバックスの著者などは日々仕事として考えておられるはずであり、まずはJAASのイベントで話を伺ってみるのもよい。
「科学研究の失敗を認めない文化の問題」の解決を目指し、失敗した研究についてのみ取り扱うジャーナル(学術雑誌)をJAASで5年以内に刊行することを目標とする。
実施して得られた研究結果から、立てた仮説がなぜどこまで否定されるのか、を論理的に記述することを査読基準の1つにする。
失敗研究専門ジャーナルがあることで、失敗した研究でも学術論文という業績になり、失敗を恐れない研究がアカデミアで実施されやすくなり、挑戦的な研究の実施、革新的な研究成果、セレンディピティ(意図しなかった発見)を高めていくことができる。
博士の産業界での活用を促していくために、各社が求めている博士人材がどこにいるのか?どうやって見極めればよいのか?マッチングを高めるにはどうすればよいのか?を解説する書籍「御社で活躍する博士の採用方法」の出版を目指す。また、採用後に博士をどう扱えばよいのか、どうすれば期待通り・期待以上の活躍をしてくれるのかを解説する書籍「博士のトリセツ」の出版を目指す。それぞれ5年以内の出版を目標とする。
文部科学省などでも、博士は特定分野の専門性と幅広い能力を持つ者として、様々なフィールドでリーダーとして活躍できる人材として、産業界での採用を呼びかけ、働きかけ、インターンシップなどの取り組みを増やしながら、博士人材の幅広いキャリアパスを開拓してきている。JAASもNPO法人という独自の立場を使いながら、この動きをさらに高めていく。
具体的な活動として、上記のような書籍の出版を目指す。ネット上には様々なコンテンツがあるが散らばってしまっている。まとまった形の書籍があれば、各社の人事採用担当者も助かるはず。JAASにいる研究者を見てきたJAAS会員の知見も活用して編集していく。
研究成果の意義を社会にしっかりと伝えていくために、論文掲載などの際にプレスリリースをする傾向が近年高まっているが、それをさらに高めていくために、素晴らしいプレスリリース(をした研究者・研究機関)を表彰する。3年以内を目標とする。
日本科学技術ジャーナリスト会議(JASTJ)と協力して、1年間に発表されたプレスリリースから主だった候補を絞り、科学技術ジャーナリストとして採点してもらう。サイエンスコミュニケーションの観点からも採点する。また、研究者目線でも、誤解を与えていないか誇張していないかも採点する。
これまでプレスリリースを出すことは、新聞やネットニュースに掲載してもらうということに繋がっていたが、JAASとして表彰することで、研究者・研究機関が積極的にプレスリリースを出す流れを高めていく。こうすると、解説用のイラスト作成や原稿の代筆など、周辺産業への依頼数も増加し、サイエンスコミュニケーターにもしっかりとお金が流れる仕組みを作れていくのではないか。
科学が身近にあることを気づいてもらうために、様々にある自然体験会、サバイバル体験会と協力して、通常よりも1つだけ必需品がない形での体験会を開催する。例えば、ランタンがない場合、火をおこす道具がない場合、釣り竿がない場合など。3年以内の開催を目指す。
通常の体験会でも、自然に触れたりすることが科学へのきっかけになるが、必需品がないことで科学技術のありがたさ、その仕組みを理解しようという思いを抱いてもらえるのではないか。
シチズンサイエンスの発表の場がないという問題の解決のために、大人の自由研究発表会を開催する。おそらく、いくつかの団体や学会が開催しているので、JAASでも開催してはどうか。3年以内の開催を目指す。
世間からの注目を集める方法、独自性の出し方は要検討。イノベーションユースや学生アイデアファクトリーと連携して、発表の場を設けるなど。あくまでも一案だが、こども達の知的好奇心を高めていく、研究したいという気持ちを高めていくために、こどもがたくさん集まる会場にて、こども達に審査してもらうのはどうか。研究者はあくまでも評論の役割をする。
おかげさまで、日本の科学の○○問題は新たに49件集まりました。たくさんの投稿ありがとうございました。
さて、ビジョンタスクチーム(小野悠、大西知子、諏訪智巳、下平剛司、林愛子、原山優子、馬場基彰、吉野宏志)が主導してJAASビジョン1.0を策定してきたのを覚えていますでしょうか?
ビジョンタスクチームの正式な活動として、JAASの具体的な中期目標(3年~10年での達成を目指す)を策定していきます。そのためのワークショップを下記の日程で開催しますので、みなさま是非ご参加ください。
・5/31(金) 20:30~22:30
・6/2(日) 10:00~12:00
・6/5(水) 16:00~18:00
Zoom
https://us06web.zoom.us/j/84659012598?pwd=0doEZYlNOXVoYcUL2w77SwaH8QPTh2.1
ミーティング ID: 846 5901 2598
パスコード: 788593
※各回2時間程度で同じ内容。Zoomリンク共通。
全体説明
グループワーク(1時間強)
サイエンスコミュニケーションや研究環境についてなど、比較的関心の近しい参加者同士で検討
「日本の科学の○○問題」から問題の本質を抽出。もしくは、「日本の科学の○○問題」を踏まえて、JAASが3~10年で実際にできることを検討
各グループが検討結果を披露
2024年1月頃から40名強の会員と意見交換してきた結果、JAASの短期的な課題は、JAAS内の衝突・分断の解消であると結論づけざるを得ませんでした。それは2年以内には解消することを目指すべきことです。
一方、JAASビジョン1.0は比較的抽象的であり、10年以上先に実現したいビジョンと言えます。
40名強の会員と意見交換した印象として、抽象的なJAASビジョン1.0を実現するために中期目標を定めるよりも、「日本の科学の○○問題」というJAAS会員が感じる課題を踏まえて具体的な目標を定めるほうが、いまのJAASには適していると判断しました。
今回のワークショップとその後の取りまとめを踏まえ、3~10年での達成を目指す中期目標を3~5個策定していきます。サイエンスコミュニケーションや研究環境についてなど、比較的関心の近しい参加者同士がそれぞれ検討した目標を想定しています。
「日本の科学の○○問題」再募集説明会でも議論になりましたが、日本(に限らず世界)の科学が直面する問題は複雑であり、本来は細分化できないものです。中期目標達成に向けて関心の近い人同士で活動を進めていく中で、きっと価値観の異なるJAAS内外の人達との対話・協働が必要になってくるでしょう。適切な全体のファシリテーションの下、その過程を経ながら活動を進めていくこと、相互理解を進めていくことが、JAAS内の衝突・分断の解消という短期的な課題を解決し、長期的なビジョンの実現に向かうことになると考えています。
上記日程で中期目標策定のワークショップを開催します。各会員の都合の良い時間帯が異なるために3つの時間帯で開催しますが、すべて同じ内容ですので、どれか1つに参加いただければ十分です(すべてに参加いただいても結構です)。
今回は、全体説明の後、1時間強のグループワークを実施します。サイエンスコミュニケーションや研究環境についてなど、比較的関心の近しい参加者同士で検討するブレイクアウトルームを設置します。最後に、各グループの検討の結果を披露していただきます。
このワークショップで中期目標まで策定できるとは想定していません。が、各グループがそれを目指して検討されることを期待しています。
今回の3つのワークショップで得られた検討結果は、随時、本ページなどにアップしていきます。
その後、得られた検討結果を俯瞰し、中期目標の原案となるものを検討するオンラインミーティングを開催する予定です。それにもぜひご参加ください。必要に応じて、中期目標を再度検討するワークショップを改めて開催していきます。
最終的に、各会員が1つでも関心が持てるような中期目標を3~5個ほど策定していく予定です。ワークショップに参加できない方、参加しにくい方からもご意見をいただけるよう、途中でアンケート調査も実施していきます。
遅くとも2024年中に中期目標を策定し、その後、2025年度の事業計画をJAAS全体また各ワーキンググループで検討、2025年度から中期目標達成に向けて活動を進めていければと思います。
ビジョンタスクチーム 馬場基彰、吉野宏志