VOICE #05

常に感謝の気持ちを忘れずに業務を遂行しています

法学部事務室 竹越 啓太
2021年入職

ー 法学部事務室の業務について教えてください


主に法学部に特化した入試、広報活動を中心に、教員の研究室整備や交通費支払など多岐にわたる業務を経験しています。

学部事務室というと、学生の窓口というイメージがあるかもしれませんが、私は学生をはじめ、教員や民間企業の方と仕事する機会も多くあります。 

竹越さんが業務をする中で意識していることを教えてください 

自身の役割(立ち位置)を把握することです。例えば学部事務室では、入試は入試課、留学は国際センター、奨学金は奨学課など多くの職員(部署)と分担することでサービスを提供しています。そのため、自身の業務が、サービス提供時から逆算して、どこを担っているのかを把握するとともに、次に担当する職員がスムーズに業務を受けとれるように工夫できることがあるか、創造力を働かすよう努めています。 

キャンパスが移転したことで大変だったことを教えてください。


業務フローの見直しを余儀なくされたことです。

例えば、キャンパス移転により教員の交通費支払、カリキュラム改正に伴いゼミ論文集への補助金支給など、複数の業務で変更の必要が生じました。また、私が入職した時はコロナ禍でしたので、既に従来の業務にもイレギュラーが発生しており、正直、何を変えるべきなのかもよく分かりませんでした。ですが、変更案を策定するにあたり、過去の業務の成り立ちを詳しく調べられたことから、結果として、深く各業務を知る機会となりました。未だに移転に伴う対応が多くありますが、同僚や上司に気軽に相談できる環境があるため、きっとこれからも乗り越えていけると思っています。

入職当時と比べて、成長したと感じる点はありますか?あれば具体的なエピソードを教えてください 


傾聴力が向上したと感じています。

例えば、先日法学部生が「臨床心理士になりたい」と窓口に来ました。その際、なぜ臨床心理士になりたいのか等、まず学生主体で話してもらうことで、「弁護士として働く上でその資格を得たい」という意図を知ることができました。以前の私でしたら、一般的な資格取得方法を一方的に案内していたかもしれません。ですが、学生の疑問点を引き出し一緒に整理することで、より相手にフィットした解決案や適切な部署を案内することができました。このように、自身の知識をもとに説明するだけではなく、相手の話に耳を傾け、本当に知りたいことを把握する姿勢を持つことで、円滑な学生対応ができるようになったと思っています。

竹越さんにとって仕事をする上でのやりがいはなんですか?

学生の成長を実感した時にやりがいを感じます。

以前、長期留学に行く学生のサポート業務に携わっていましたが、留学での充実した経験を活かし、その後の活躍を知った際には、私自身にとって大きなエネルギーになりました。

ー チームで働く上で一番大事にしていることはありますか?

自分の意見を持ちコミュニケーションを取ることです。私の課室では、複数人で担当チームを作り、分担・相談して進めることが多くあります。何か解決方法を模索する際、できる限り自分なりの考えを伝えることで、活発な意見交換を図ることができるとともに、スムーズに結論を出せると考えています。ですが、意見が全く浮かばないこともあるので、その際は簡潔にかつ正確に現状をメンバーに共有し、最適解について検討しています。一緒に働く同僚や先輩方にはいつも助けてもらっているので、常に感謝の気持ちを忘れずに業務を遂行しています。

ー 1日のスケジュールを教えてください

とある1日のスケジュールは以下の通りです。

オフの日はどんなことをして、過ごしていますか

野球観戦です(生まれた時から阪神ファンです…!(東京生まれ)) 

ー 就職活動中の学生に対してメッセージをお願いします


「なぜその就職先で働きたいのか」、この理由を突き詰めて言語化していくといいかもしれません。なぜなら、当然就職活動の際に嫌というほど問われるためですが、就職後でも心の支えになると考えるためです。そのため、仮に大学職員が第一志望だとしても、他の企業の仕事内容も調査・比較してみてください。その上で就職先として選んだ職場であれば、どんな仕事でも目的を見失わず、前向きに取り組めるのではないかと思います。

忙しい日々をお過ごしだと思いますが、自身の身体を大切にしてください。

VOICE #05

法学部事務室 竹越 啓太