【授業用ポータルサイト (保健体育)】
2年生の保健体育では、Googleサイトを活用したポータルサイトを使用しています。授業内容の動画や友達の振り返り、今後の授業予定が一目で分かり、学習の見通しが立てやすくなります。各競技の練習動画や関連サイトもまとめられており、課題や情報整理に活用可能です。また、スキルアップ(テスト対策フォーム)では取り組み状況を共有し、生徒の学習意欲を高めています。必要な情報がシンプルに整理されているため、生徒は「何をすべきか」をすぐ理解でき、その結果、定期テストの平均点が10点以上向上しました。校内研修で紹介したところ、学年や学級、教科ごとにGoogleサイトを作ってみようという動きが広がってきました。これからの活用が楽しみです。今後の進展についても、ここで紹介していきます。
【職員用ポータルサイト】
校務で使用する小中連絡ファイルや各種資料、関連サイトを一か所に集約したポータルサイトを運用しています。このサイトを開けば必要な情報にすぐアクセスできるため、探す手間が大幅に減りました。
現在も開発を進めている段階ですが、「シンプル・イズ・ベスト」を意識し、誰にとっても使いやすいサイトを目指しています。また、教科ごとのポータルサイトを作成し、授業に活用している教員もおり、今後その取り組みも紹介していく予定です。
まずは、自分がよく使うサイトをまとめたポータルサイトを個人で作ってみるのも、一つの方法です。
【デジタル連絡帳】
生徒は、1日1枚のシートで当日の日課を確認できます。各日の日課はvlookup関数で「日課シート」から反映するようになっています。教科連絡係の生徒には編集権限を与えており、持ち物や連絡事項を入力しています。欠席した場合でも、Chromebookがあれば翌日の日課を自宅で確認でき、安心して登校準備ができます。
教員にも多くの利点があります。出張などによる日課変更が容易になり、授業時数も自動で集計されるため、定期テストまでの計画が立てやすくなりました。日課を調整する際にも、授業時数を確認しながら変更できるため、後から大幅な修正をする必要がなくなりました。さらに、出張先からも連絡事項の共有が可能となり、タイムリーな情報発信が実現しています。
【出欠状況確認シート】
養護教諭からの要望を受け、出欠確認用のスプレッドシートを作成し、運用を開始しました。欠席連絡(メール・電話)を受けた教員がシートに入力します。担任は教室で学年のシート(※写真左)を開き、連絡のない不在生徒を確認して入力します。
養護教諭は、「学校等欠席者・感染症情報システム」への入力前に、[保健室]シート(※写真右)から欠席者一覧を取得できるようになり、作業が大幅に効率化されました。以前は学年ごとに異なるシートで情報を確認していたため、入力に手間がかかっていましたが、統一されたことで確認が容易になり、全校・学年単位で欠席状況が一目でわかるようになりました。
養護教諭の業務が軽減されることは、学校全体の円滑な運営にもつながります。
※欠席連絡に特化する場合は、Googleフォームで保護者からの連絡を受け、スプレッドシートの関数を使って当日の出欠状況を表示させる方法も便利です。「学校教育情報処理研修会」の「遅刻欠席等WEB連絡(Googleフォーム)」を参考にしたものを使っていたこともあります。
【小中連絡ファイル】
朝の情報共有にはスプレッドシートを活用しています。職員朝会を廃止し、連絡事項は各自が随時シートに入力。1日1枚のシートで、その日の予定や連絡事項を一目で確認できます。始業と同時に学年ごとの打ち合わせができ、すぐに生徒の待つ教室へ向かうことが可能になりました。忙しい朝の5分は貴重です。