◎12月13日(金曜日)にカラムシ繊維手織り体験学習を行いました。
奈良女子大学研究員の前川先生に教えていただきました。
☆カラムシの繊維からとれる糸と機織り機の歴史
カラムシの繊維を細くして糸のもとを作ります。
それを紡いでよって細くても丈夫な糸に仕上げます。
この作業はとっても難しいので今回は繊維をそのまま使って手織りをします。
麻の糸で織った布、絹糸で織った布、木綿の布と手触りの違いも学びました。
弥生時代から手織りがあったこと、その時代ごとの手織り機を紹介していただきました。
☆カラムシの繊維を横糸として使う
夏にカラムシから取り出した繊維を水につけます。
水につけることで乾燥して曲がっていた繊維がまっすぐになります。
その繊維をマドラーの先の穴に通して取れないように結びます。
厚紙で作られた織機の縦糸の間を縫うようにしてマドラーを動かします。
繰り返していくとだんだん布のようになってきました。
みんなどんどん織っていきます。
繊維の色によっては出来上がりの風合いが違います。
織りあがったら、紙の織機から縦糸の端を切って、縦糸を結びます。
☆コースータ―が出来上がりました。
とってもきれいなコースターができあがりました。
繊維の色合いが一本一本違うことや織り方で隙間が違うことなど世界で一つの作品ができあがりました。
早速、さっそく給食の時間に牛乳パックを置いて使っていました。