☆出発の様子
体育館横の広場に3年生のみんなが集まりました。
先生のお話をしっかりと聞いて、出発です。
今日は、ふだん見ることができないところを特別に見学させていただきます。
約束を守って、楽しく思い出に残る遠足にしましょう。
バスに乗り込みます。早朝の雨もすっかりとあがり、いい遠足日和になりそうです。
☆大和茶研究センター
大和茶研究センターに到着しました。
玄関前でセンターの方から「緑茶」「紅茶」「ウーロン茶」を知っているかの質問が
ありました。みんなよく知っていました。
実はこんも3つのお茶の原料は、基本的には同じです。
製茶の方法(発酵を完全に止めたものが緑茶、発酵させたものが紅茶で、ウーロン茶は
半発酵となります。)で出来上がりのお茶の種類や色や風味が変わってきます。
1ヘクタールもあるセンターの茶畑の中でお茶の栽培と収穫について教えてもらいました。
お茶は、新しい葉を刈り取ることをまずは教えていただきました。
5月に刈り取ったお茶を一番茶といい、味も香りもいい品質のいいお茶です。
その分、お値段が高い茶葉になります。このあと7月に伸びてきた葉を刈り取ります。
2番目に刈り取るので、二番茶と呼ばれます。一番茶に比べると味も香りの落ちるので
お値段も少し安くなります。
お茶は昔は種から植えてお茶の木を育てていましたが、挿し木で増やす方法が開発され、
2年かけて苗を作ります。植えて50年ぐらいたったら樹勢が落ちてくるので植え替えを
します。植え替えた畑が黒いシートをはってある部分です。
茶畑の中にある扇風機に子どもたちが気づき、質問をしました。
これは春先の遅霜が茶の新芽にあたらないように地表から離れて温度が高い空気を
地表に送り、霜が当たらないようにする「防霜扇(ぼうそうせん)」です。
気温によって自動に動く仕組みになっていますが、特別に回していただきました。
茶畑の中を次の見学場所に移動します。お茶を刈り取るための機械を見学しました。
手で茶の新芽を摘むために時間がかかります。少しでも効率よく収穫できるように
袋のついたはさみで刈り取るようになりました。
次に2人で機械をもって刈り取るようになりました。
最近は乗り物のように操作しながら収穫ができる機械を使う農家が増えています。
(ただし、お値段は高級車ぐらい高いのですが、、、。)
特別に製茶工場を見学させていただくことができました。
茶の葉を刈り取り、その日のうちに、製茶します。
蒸しあげて、そのあとに水分を少しずつ飛ばしていきます。
茶の葉をもみあげて煎茶に仕上げるための機会もありました。
説明をしてくださったセンターの方にお礼を言って、県営ヘリポートに向かいます。
☆県営ヘリポート
県営ヘリポートに到着し、係の方からヘリポートについての説明を聞きました。
防災ヘリコプターを特別に見学させていただきました。
副隊長さんから防災へりの役割を説明していただきました。
隊員の方から救助の方法について説明していただきました。
命を守る現場に立たれる隊員の方からお話を直接お聞きすることができました。
☆県庁
バスに乗り込み、新しくできた奈良公園バスターミナルに向かいます。
バスターミナルに着きました。バスターミナルの中のお部屋でお弁当をいただきました。
そのあと県庁へ向かいました。
屋上で係の方から説明を聞きました。とってもきれいな景色が広がっています。
3つの見学先でふだん見ることができないところを特別に見学させていただきました。
天気にも恵まれ、楽しくしっかりと学ぶことができた遠足でした。
ご協力いただいた皆様に感謝いたします。