筒中の教育活動を公開しました
~「夢や志をもち未来を拓く(挑戦する)子どもを育成するための教育課程開発研究」公開発表会
2025/11/12
今日は、本校が令和6、7年度の2年間、青森市教育委員会から研究指定を受けていた研究の公開発表会が行われました。市内から50名を超える小中学校教員が参集し、全学級の公開授業、全体会(オリエンテーション、パネルディスカッション)を参観しました。
「夢・志」をテーマにした公開発表では、本校の学校課題である「自己有用感の育成」に向けた取組について公開しました。公開授業では、個別最適な学びや協働的な学びの場面や、振り返り(R80)の場面などで、自己有用感の育成を意識しました。全体会のオリエンテーションでは、これまでの取組、成果と課題について、全体説明の後、学習支援部、生活支援部、キャリア教育部、特別支援それぞれの取組を発表しました。全体会の最後は、パネルディスカッションです。このような発表会では珍しい取組なのですが、本校が、生徒、教師、地域みんなが一体となって教育を進める様子を知っていただくために、パネルディスカッションを企画しました。パネリストとして、2名の生徒、PTA代表、CSさくらの和(学校運営協議会)代表、学区の小学校長、ボランティア活動などでお世話になった幼稚園園長先生をお招きし、本校の教育活動、生徒に期待すること、これから目指すべき地域の姿について意見を述べていただきました。
参加者からは、「とても温かい学校の雰囲気だった」「生徒同士が認め合いながら学ぶ姿勢が見られた」「振り返りの手段としてR80が参考になった」など、たくさんのお褒めの言葉をいただきました。
今回の公開発表で得た成果と課題を分析し、さらに新たな歩みを進めたいと思います。
「人権教室」を実施しました
2025/11/14
今日の5、6校時、人権教室を実施しました。
毎年、外部から講師の先生をお招きして実施してきたのですが、今回は「さくらの和」が主催で、弁護士の森 雄亮先生をお招きして、ハンセン病問題から、人権について考える機会になりました。
はじめに、VTR視聴によりハンセン病問題について理解を深めました。本市にもハンセン病療養所「松丘保養園」があり、身近にハンセン病問題が存在していることを知りました。次に、森弁護士の講話です。資料を使って、ハンセン病問題や、ハンセン病患者の方たちが受けてきた差別についてお話ししてくださいました。
最後は、全校を30のグループに分けてワークショップです。それぞれのグループには、さくらの和やPTA、PTA・OB会など地域の方にも入っていただき、差別の解消や人権問題について意見を交換しました。ワークショップでは、2年生がリーダーになって、グループの意見をまとめ、発表してくれました。
全校で人権について考え、意見を交流したことで、人権についての考えが深まったように感じています。「人権宣言」を採択した学校として、今後も人権教育を推進していきます。
万全な災害への備えを~融雪型火山泥流
2025/11/20
今日の6校時、筒中史上で初めて、融雪型火山泥流に関する避難訓練を行いました。融雪型火山泥流・・・、聞き慣れない言葉ですが、積雪期、活火山である八甲田山が噴火した場合、発生した火砕流が積もった雪を溶かしながら猛烈な勢いで川を伝わってくる災害です。昨年の「さくらの和フェス」の防災訓練で、本校が融雪型火山泥流の到達範囲内であることがわかり、今年度から防災マニュアルに融雪型火山泥流を加え、避難訓練を実施するに至りました。
前半の学習会を終え、実際に避難開始です。避難開始の合図で、生徒たちは防寒着を着用し、体育館に集合、点呼の後、実際の避難口である生徒玄関を確認しました。
近年、多くの自然災害がそれまでの想定を超え、予想以上の大きな被害をもたらしています。「まさか」の時のために、備えを万全にしておきたいと思います。
人権について考える良い機会になりました
~人権作文コンテスト入賞作品表彰式・発表会
2025/11/27
今日の午後、第44回全国中学生人権作文コンテスト青森県大会入賞作品表彰式・発表会が、本校を会場に開催されました。本校1学年生徒1名を含む入賞者8名が県内各地から集結し、各自の作文を発表しました。いじめや差別、平和などのテーマについて、各自が体験をもとにした作文を発表しました。
本校生徒は、1、2年生が参加し、入賞者の発表に聞き入っていました。時にメモを取りながら、時にうなずきながら、発表者の考えに共感する様子がうかがえました。発表の終わりには、発表者を称える温かい拍手が印象的でした。
本校では、先週、人権教室を行い、来週は子どもの権利についても学ぶ予定です。「人権宣言」を採択した学校として、これからも人権教育に力を入れていきます。