履修した科目の単位は、原則としてセメスターまたはクオーターの終わりに行われる試験に合格したとき、はじめて認定されます。
試験の方法は、筆記試験、レポートなどによりますが、科目によっては通常の授業時の成績で試験成績に代えることがあります。出席日数が不足していたり、あるいは中途で受講を放棄した場合は、その科目の単位は認められません。
(1) 成績評価
① 成績の評価は、以下のようにS・A・B・C・D・Eの6段階評価となります。
② 卒業再試験の評価は、「授業科目の履修及び単位認定に関する規程」の再試験による評価点の条項を参照。
その他にも以下の表記があります。
T(Transfer)…他大学等で修得した単位の認定、留学による単位認定、転部、転科における単位認定
P(Pass) … 語学検定試験、資格、海外語学研修、インターンシップ、ボランティア活動などによる単位認定
証明書自動発行機で発行できる「成績証明書」には合格した科目名とTおよびPとその単位数、評価が記載されます。
(2) 成績通知、修得単位の確認
学生、保護者・保証人等共通:麗澤ポータルにて確認してください。
① 成績の更新は、春セメスターは9月上旬、秋セメスターは3月上旬です。
② 通年科目の成績は、秋セメスターの成績に反映します。
(3) 成績評価の確認
学生は、履修した授業科目の成績評価に対して異議がある場合は、以下の手続きにより成績評価の再確認を依頼し、確認することができる。
成績評価の再確認を希望する学生は、「成績評価に関する確認依頼書」に確認したい事項を具体的に記入し、教務・国際交流課に提出する。
担当教員から回答後、教務・国際交流課より「成績評価に関する確認依頼書」を返却する。
※成績評価に関する確認依頼を受け付ける期限は、成績評価が行われた学期の翌セメスター末までとする。ただし、担当教員が成績評価に要した成果物を学生に返却した場合はこの限りでない。
(4) 成績評価方式(GPA)について
① GPAとは
GPA(Grade Point Average、グレード・ポイント・アベレージ)は、各科目の成績から一定の方式によって算出された学生の成績平均点の評価方式のことをいいます。学校や国が異なっても共通の尺度として利用しやすいことから、欧米の大学や高校などで一般的に使われており、留学の際など学力を測る指標となります。日本においても、成績評価指標として導入する大学が増えてきており、採用の目安とする企業も増えてきています。本学では、成績評価指標として用いるとともに奨学金や授業料減免等の採否に利用しています。
※2024年度より算出方法を改訂しました。
②実施概要
1)対象科目:卒業要件となる科目のうち、6段階評価する科目
2)対象外の科目:卒業要件に含まない教職科目、留学や語学検定での単位認定される科目、編入時に一括認定される科目
3)履修取消:登録後の不本意履修を避けるため、「履修取消制度」を設け、「履修登録エラー確認・取消期間」であれば履修登録した科目を取消すことが出来ます。ただし、履修登録科目の追加は認めません。
4)履修放棄:履修登録した科目を履修取消期間後に放棄して成績がD・E 評価になる場合は、GPA が下がることになるので留意してください。
5)再履修について:不合格科目は再履修できますが、合格した科目は再履修できません。
6)GPA の確認:麗澤ポータルで履修した各科目の成績評価(S,A,B,等のレターグレード)に加え、履修科目全体のGPA が確認できます。
7)成績証明書の記載:成績証明書にGPA を記載しますが、利用目的に応じて表記の有・無を選択することができます。
③ GPAの計算方法
評価S(100~90)をGP4.0点、評価A(89~80)GPを3.0点、評価B(79~70)をGP2.0点、評価C(69~60)をGP1.0点として換算する。
GPA=(各科目のGP×単位数)の合計/履修登録科目の単位合計
(1)4年次以上の学生の成績開示の時期
9月卒業時は8月下旬頃、3月卒業時は2月下旬頃
(2)卒業判定結果発表の方法
3月上旬に教務・国際交流課サイトへ掲示します。(9月卒業時は個別連絡)※詳しい日程は、事前に周知します。なお、電話による問い合わせは間違いを生ずる恐れがあるので応じません。
4年次生は、来春には卒業することを目標としていることと思いますが、卒業要件が不足のため卒業延期(留年)となってしまう場合が多数あります。そこで、例年の問題となる点など伝えておきたいことを以下にまとめています。熟読のうえ卒業年度の1年間を過ごしてください。
卒業要件の不足状況
・取得予定の科目の得点が低く、単位修得ができなかった。
・卒業再試験の条件(2科目以内)を超えて不合格の科目が多かった。
・卒業再試験で不合格となった。
・卒業要件の確認ができていなかった(思い違いによる単位不足)。
なぜ単位修得できないのか?
① 授業への出席不足
授業で出欠を取らないからといって安心していては駄目。
授業に出席せずに試験・レポートなどで科目単位が取れるとは思わないこと。
通常では試験・レポートは授業で学んだことや関連する事柄について行われる。(授業に出席せずに単位を修得することは不可能)
特に就職活動を理由にほとんど授業に出席していないこと。※成績不良の原因となっている場合が多い。
②試験を受けない・レポートを提出しない
科目の単位は、試験・レポート等の評価が60点以上の場合に単位認定されます。
試験(定期試験や授業内での小テストなど)を受けない。レポートを提出しない(提出期限を守らないものも含む)などは評価不能として扱われる。この場合、当然単位修得はできません。
③下級年次の必修科目の単位が修得できていない
4年次で3年次以下の必修科目の単位を修得していない。
※1・2年次の必修科目を修得できていないため、3・4年次の必修科目と時間割が重複して履修ができない場合がある。
履修科目が多く、十分な学習ができずに大半の科目が消化不良となり、試験に合格する可能性が少なくなる。
4年次までに必修科目を含め、それぞれの年次の配当科目を確実に単位修得することが必要。
4年次での履修科目が多くなった場合、就職活動の前に学業に専念しなければならない。
※例年、就職が内定しているにもかかわらず、卒業ができない学生がいます。これは優先順位を誤り個人だけでなく社会的にも大きな迷惑を及ぼす例です。
④留年しないためには
単位修得ができずに「就職内定しているにもかかわらず卒業できない」というような事態を引き起こす前に、「就職するためには卒業しなければならない」という優先順位をしっかりと念頭におき、心して1年間を過ごすこと。
※大学生活最後の1年間は、社会に出てから十分な活動をするための実力養成の時間として、しっかりと勉強すべき重要な機会です。自覚を持って授業に臨んでください
(1) 卒業に必要な単位数
卒業に必要な単位数は、合計124単位以上と学則で定められています。卒業に必要な単位数の中には、さらに細かな決まりがあります。
※詳細については「授業科目の履修及び単位認定に関する規程」を参照してください。 入学年度により規程が異なるため、よく確認すること。
(2) 学位
4年以上在学し必要な単位を修得したものには、「学位記」を授与し、次の学位が与えられます。※在学年限は通算して8年を超えることはできません。
外国語学科…学士(文学)
経 済 学 科…学士(経済学)
経 営 学 科…学士(経営学)
国 際 学 科…学士(国際コミュニケーション)
グローバルビジネス学科…学士(グローバルビジネス)
工学科…学士(工学)