3プレ
吾妻山 山行記録
8/26~27 メンバー:4人
1日目
【行動計画】
9:45 滑川温泉
10:10 高倉新道口
10:35 神楽新道口
11:20 霧ノ平
13:52 家形山
14:22 五色沼分岐
15:02 一切経山
15:50 酸ヶ平避難小屋
山形県の峠駅は無人の秘境駅として有名で、当時のスノーシェルターが残る駅舎は独特のシルエット。力餅の販売があったけど荷物が増えちゃうので断念
家山から見た五色沼 狙ったかのように晴れてびっくり
一切経山山頂付近 とんでもない視界不良
↑スタート地点(滑川温泉)
まだまだ暑さが続く8月末、夏合宿に備える最後の山行へと赴く我々は早くも困難に直面することとなった。峠駅から滑川温泉へと続く、勾配のある約4.2kmの車道が行く手を阻むのである。無機質な斜面は、山が我々に油断を許していないことを未だ暖まらぬ体に存分に刻みつけた。
登りは途中まで沢に沿う形の道順を辿り、涼しげな水音に身体を癒しつつ急勾配に挑んで行く。標高1,500m付近の稜線では山肌を直に感じる道になり、足取りも軽くなる。一つ目の山頂、家形山への登頂直前には急登が控えており、覚悟を決めつつ歩みを進めていく。
家形山から見た五色沼は圧巻であり、我々のために霧が視界を開けてくれていた。その景色に疲労を回復させていくが、今日はもう一山。一切経山登頂時には視界が悪化し、体力・時間的にも疲労はピークに。幸い避難小屋の設備が充実しており、その疲労も夕食のハッシュドビーフを引き立てるスパイスになった。疲れた時にはやっぱあったかいもの食べたいよね。
2日目
【行動計画】
4:30 避難小屋出発
4:50 姥ヶ原分岐
5:50 谷地平避難小屋
9:00 大倉新道谷地平分岐
11:15 人形岩
12:25 天狗岩
12:40 西吾妻山
13:10 西吾妻小屋
14:55 若女平
16:30 若女平登山口
16:50 白布温泉
本番変更箇所
空が明るむ中、避難小屋をち湿地を進んでいく。先頭託されたことで自然と歩みも進むがそれが重大不覚を誘うことになってしまった。進む方向と地図上の道とのずれを発見し引き返すも、判別すべき分岐を見落とし、別のルー登山道へ迷い込んでしまうことになった。予定時間になっても一向に目的地が見えず、地図上にはない細かい曲がり道では誤魔化しが効せない方角の不一致。こもう我々に引き返す選択肢は無く、本来の計画には無かっ残されておらず山中の稲荷神社を経由することになった。
さらに湿原を越え、尾根伝いに人形岩付近まで到着した。現時点で計画との時間のずれは大きいものではないが、下山時刻に確実に遅れが出る上に下山ルートで更に予想外が生じる危険性がある。安全をとって西吾妻山を経由せず、リフト沿いの斜面を下ることになった。
まだまだ反省は残る山行ではあったが、こういった予想外の事態は登山にはつきものである。実際にどのような判断を下すかに絶対的な正解は存在せず、こういった経験の積み重ねが道を示してくれるに違いない。
文責:今村