西表島

【タイム・詳細】 報告者:石川

2/19 (1日目)

10:10南風見田キャンプ場

岩場歩き 潮位85〜95

11:30C308下岬一本

11:40発

リーフ歩き 潮位95〜110

12:30別れ浜L

12:50発

岩場歩き 潮位110〜130

13:30大浜東の砂浜一本

13:40発

13:50大浜

【詳細】南風見田の浜から、C308下の岬の東にある岩混じりの砂浜を越えるまでは、海が深くなっており地上を歩いた方が早い。そこから別れ浜までは海が浅くなっており、リーフを歩くと早い。途中のトーフ岩は別れ浜の200m東にあり、Googleマップからも確認できる。 全体を通して危険箇所はない。大浜には水場があり、テナガエビが生息している。暗いときにいくと目が光り、捕まえやすいらしい。大浜西側の岩場には大量のカサガイが張り付いていて、スプーン等で剥がして捕まえることができる。潮が引いた辺りにいくと大量にゲットできる。リーフエンドに行けば釣りができるが、潮位80程度では波が強く、釣りをすることはできない。

2/20 (2日目)

[停滞]

2/21 (3日目)

7:00起床

9:45発

リーフ歩き 潮位85〜72

10:47トーフ岩

リーフ、岩場歩き 潮位70〜69

12:07南風見田キャンプ場

13:10発

歩き

14:45大原

17:50船浮

18:00イダの浜

18:10発

潮位160〜150

18:55ユナラ川右岸砂浜

23:00寝る

【詳細】北海岸は南海岸と違って、海がとても穏やか。そのためウミヘビが生息するのはこっち側。イダ浜〜ユナラ川間は胸辺りまで浸かって進むことになったが、特に危険な箇所はない。△7.8の西側の沢に僅かながら水場が出ていた。

2/22 (4日目)

5:00起床

7:30発

胸上あたりまで浸かる。潮位140

8:30 コル

8:43海一本

8:54発

腰上あたりまで浸かる。120〜100

9:50ウダラ浜

10:02発

ウダラ川の左岸を進む。

11:00ウダラ川ゴルジュ一本

12:00L,RF石川と内山、GPSを使う

12:50発

13:27アヤンダ川、L,水汲み

14:04発

15:53稜線一本、GPS使う、rf石川

16:12発

胸上ぐらいまで浸かる。潮位140〜152

17:10パイタ川右岸砂浜一本

17:15発

152〜167

18:00崎山川右岸砂浜テント

【詳細】ウダラ川河口は波もなく、特に問題なく進むことができる。西山林道東の入り口は沢地形になっている。だいたい10m感覚でテープが付けられていて、それを辿っていけば迷うことはない。そこから網取湾に出るが、ここも海はとても穏やか。ウダラ浜まで難所はない。ウダラ川はマングローブ林を抜けるまで、めちゃくちゃウボる。本家ウボ川よりもたちの悪いウボり方をする。途中支流がいくつか交わり、底は見えないがいずれも問題なく渡渉することができる。マングローブ林を抜けると川底は砂利っぽくなる。少し進むとゴルジュっぽくなり、抜けるのには若干苦労する。その先、川が折れる辺りで出会う、アヤンダ川へと抜ける支流は、地形図から予想されるよりも水量がある。さらにこの支流の先には左岸にテープがあり、鹿川湾へと登山道が延びている。支流を忠実に追ってコルにでると、そのあたりからアヤンダ川までは10m間隔でテープがつけられている。踏みあともしっかりしている。アヤンダ川に出ると、すぐ対岸にもテープがあり、そこから斜面を上流側から巻くようにテープがつけられている。アヤンダ川支流には地をえぐったような溝で出会い、そこまで10m間隔でテープがつけられている。そこから上流までテープがつけられているが、途中で見失う。つめのあたりで、地形図からは読み取れない支流が何度か分岐する。コルは抉れた溝のようになっている。ここでauは4Gが入った。そこからウボ川本流まではテープがつけられている。その辺りも地形図からは読み取れない支流がいくつか分岐している。崎山湾から行く場合はマングローブ林を抜けてから、テープを見つけるまで2、3個の分岐を左に進むことになる。ウボ川は胸辺りまで浸かって進んだがかなりウボる。崎山湾には砂浜があるが、満潮時に沈まない保証はない。そこから崎山川まで、胸辺りまで浸かりながら進む。全体を通して危険な場所はない。

2/23 (5日目)

7:00起床

10:40発

腰上あたりまで浸かる。潮位113〜80

11:20 ヌバン浜

【詳細】崎山川〜ヌバン浜に難所はない。ヌバン浜の水場は下の方はペットボトルで埋まっており、そこを巻くように踏みあとが延びている。テナガエビが大量に生息しているが、沢が大きく捕まえるのは難しいらしい。潮位60程度でリーフエンドまで行って釣りをすることができる。このあたりの魚は小さくても引きが強く、強い仕掛けが必要らしい。また根掛かりも多いため、仕掛けは多めに。ちなみにauは電波が入る。

2/24 (6日目)

7:00起床

9:52発

胸上あたりまで浸かる。潮位140〜100

11:10砂浜

11:18発

場所によって腰辺りまで浸かる。潮位100〜70

12:03網取手前砂浜L

12:23発

場所によって胸下まで浸かる。潮位70〜45

13:23アヤンダ手前砂浜、L 水場あり

13:45発

難所、胸上までつかる。潮位45

14:35ウダラ浜

【詳細】崎山湾は横切って進むことができる。途中砂浜が2つあるが共に水場がある。そこから、網取まで難所はない。水場はないという情報だったが網取の東の砂浜に水場があった。難所は最後の砂浜を通過した後にある。なおこの砂浜にも水場がある。波がある場合や干潮時でも潮が高い場合は、ここを通過するのは困難と思われる。そこからウダラ浜へは膝上くらいの水深で通過することができる。

2/25 (7日目)

10:00 ウダラ浜発

11:30 船浮着

【山行報告】

買い出し等(内山)

合宿0日目

先輩はガスを、俺らは一日目のエッセンに使う豚肉、たれ、野菜を買いに街に出る。観光地価格に頭がバグっていたのか高いタレを買ってしまった。肉はケチったおかげで安く済んだ。

合宿3日目

菊地と戻ってきた後、港で買い出し。缶詰、ボールペンなどを買って、港で皆の待っているところに戻った。


道程

1日目(菊地)

石垣島から船に揺られること数十分、我々一行は西表島の玄関口である大原港に到着した。海上から美しい海岸線とリーフが見えたのに加え体調、気候ともにバッチリで皆目を輝かせていた。港で水筒に水を注ぎ早速海岸線への入り口である南風見田キャンプ場へ向かう。道中では視界いっぱいにサトウキビ畑が広がり沖縄を感じた。

キャンプ場に到着すると海岸歩きの装備に着替えた。しばらくはきれいな砂浜の海岸が続く。砂の柔らかいところだと荷物の重さも加わって足が砂に刺さって歩きにくいので、皆波打ち際の固く締ったところを好んで歩いていた。途中からごろた石の海岸が現れ、そこからは砂浜とごろた石が交互に続くといった海岸線になっていた。大きなごろた石の上を歩いていくのはなかなか大変で、滑らぬよう神経も使うし何度か足首を捻ってひやりとしたものだった。他のメンバーに言わせてみればアスレチックのようで楽しかったとのことだが。

まだ冬ということもあり空気は少し肌寒いくらいだった。ただ日差しは強烈なので行動している間は汗だくであったが、休憩中は風に吹かれ鳥肌が立ったくらいだ。

潮が引いてくるとリーフの上を歩けるようになった。この間にリーフを進み距離を稼ぐ。潮が満ちてからは再びごろた場を進んだ。こうしてこの日の宿営地である大浜に到着した。

大浜ではその日の食材を調達する予定であったが、肝心の魚釣りはまったく魚の姿が見えず失敗に終わる。結局得られた食材は小川で捕った手長エビと磯場にいたカサガイのみと予定よりだいぶ貧しくなってしまった。とここで夕食中に異変が起きる。カサガイを捕っているときから足首より下に違和感を感じていたのだが、それがどんどん痛みとなって襲ってきた。寝れば治ると信じて早めに床に就くが、なかなか寝付けないほどの痛みが続いた。

2日目(菊地)

残念ながら二日目になっても足の調子は良くならなかった。昨日のように何もしなくても痛むようなことはないが、歩くと痛みが走った。ここでついに私は今後待ち受ける難所を超えるのは不可能との判断が下され、この日は大浜に停滞することになった。他の皆も計画していたコースや目的地を変更することになった。単純に自分のせいで計画が狂ってしまうのは物凄くくやしかったが、せっかく来た西表島、最後の一日くらいは楽しもうと食材確保に励んだ。カサガイはコツをつかめば手のひらいっぱいにとれたし、手長エビも夜暗くなったときにライトで照らすと目が光っているのが見え全員分くらいは捕れた。カサガイは酒蒸し、つぼ焼き風にして食べたがサザエとほとんど同じ味がして美味しかったし、手長エビはエビの甘さを味わうことができた。そして寝る前に見た夜景は地球で最も宇宙に近いんじゃないかと思えるくらい星がよく見えた。

写真:大浜にて(2日目)


3日目(山本)

寒い朝だった。焚火の前で夜通し起きていたが、明け方の冷え込みは本州の冬を思わせた。日が出るとともにほかのメンバーも起床し、大浜を発つための準備を始める。朝食にはこの旅最後のカサガイが登場した。一日停滞した甲斐あってか、どのメンバーも特に不調はなく、10時前には大浜を後にした。気温はぐんぐん上昇し、ついに30度を超えた。リーフ歩きが格別に気持ちいい。潮位も低く、みんな沖の方を快調にショートカットし、気づけば行きの半分近いペースで南風見田キャンプ場に到着した。ここから大浜まで歩くのだが、私はこのアスファルト歩きが、今回の旅で一番辛かった。安物のビーサンは靴擦れを起こし、照り付ける南国の太陽と、延々と続く緩い上り坂が、気力と体力を奪っていった。牛やヤギに見送られながら大原にたどり着くと、追加で物資を買った。ここで三日ぶりにペットボトル飲料を飲んだが、犯罪的だった。ケガの菊池とはここでお別れ、4人は舟浮へと向かう。バスの車窓からの景色はとてもユニークだった。終点の白浜で船に乗り換え、舟浮についた時にはすでに日は傾いていた。イダ浜に出て再び海岸歩きを開始する。北側の砂は白く細かく、綺麗だった。余裕だと高をくくっていたが、満潮に近い時刻だったため、胸まで水につかることになった。40分ほど歩き、ユナラ川右岸の砂浜に到着、宿泊地とした。荷物を整理すると、全員浸水していることが判明。寝袋はなんとかなった。エッセンを終え、風も穏やかだったため、テントを張ることなく、外で寝ることにした。これだけ動いたので、寝つきは良かった。トイレのために目が覚めたとき、目の前に満天の星が広がっているという現実を飲み込むのに時間がかかった。いやなんかもうすごかった。

4日目(山本)

全日本穏やかな朝選手権があったら優勝できるくらいには穏やかな朝だった。結露でぬれた荷物をパッキングしなおし、日の出とともに行動を開始した。ユナラ川河口部は胸ぐらいまでつかりながらも横断することができた。林道を抜け海へ出ると、あまりの波のなさに、海と空の境界が見えなくなっていた。水平線バグと名付けた。ウダラ浜まで岩場とリーフを進み、順調にウダラ川河口までついた。休憩をはさみ、いよいよマングローブ林へ挑んでいく。海と違って足元が見えず、硬い根と柔らかい地面を手探りならぬ足探り状態で進んだ。ウボり方は中々なもので、20㎝は地中に飲み込まれていたと思う。マングローブ林の終わりあたりで中央大学さんと感動の再会。進んでいくと砂利、やがてゴルジュのようになっていく。まさに探検にふさわしいロケーションだと感じた。アヤンダ川へ向かうルートへ舵を切ったところ、途中で迷った(たぶん鹿川の方に進んでた?)。ルーファンを何度も行い、Geographicaの力を借りながら、なんとかアヤンダ川支流へとたどり着いた。その後ウボ川を目指すも、途中でテープを見失う。再びルーファンとGeographicaでなんとかコルまでたどり着く。いろんな意味で体力を使ったが、たまたま4Gが入ったときにライブチケット当選メールが届いてモチベ回復。そこから先はテープが分かりやすく、ハイスピードで河口まで駆け下りた。最後のウボは、深さこそあったものの、ウダラの時よりも進みやすかった。こうして崎山湾の浜についたものの、漂着物を見ると、満潮時に水没しそうな雰囲気があったため、行けるところまで行ってみることに。その後40分くらい海を渡り、崎山川手前の浜に泊まることにした。気づけば行動時間が10時間を超えていた。エッセンの焼き鳥の缶詰丼はミシュランに載っている店のレベルの美味しさだった。行ったことないけど。風はそこそこあったのでテントで就寝。思いのほか潮位が高く、テントから30㎝くらいまで迫ってきたが何とかなった。相変わらず星がきれいなので、トイレに起きるたびに空を見てわけわからなくなる。

右:サトウキビ畑の中のコンクリートロードを戻る(3日目)

左:ウダラ川のマングローブ(4日目)


5日目(内山)

ゆっくりとエッセンしてゆっくりとパッキング ゆったりとした優雅な日曜日の朝 良き 10時過ぎ位に出発。簡単な岩場歩きをしてあっという間にヌバン浜到着 各自自由時間 自分は岩場に行ってみる。するとなんか洞窟みたいなものを発見したのでザックにヘッドランプを取りに行った。匍匐前進で進むと隣の岩場に到着。死ぬほどたくさんカニがいた。少し一人で岩場を進んだ。特に変化もなさそうだったので引き返した。その後潮が引いてリーフエンドまで行けそうだったのでゴーグルをもって泳ぐ。リーフエンドから海をのぞいてみるとマジで水族館がそこにはあった。黄色や赤、青などの魚を見ることが出来た。またサイズも30センチ以上の魚もゴロゴロいた。自分が見たので一番大きかったのは50センチくらいのブダイのような魚だった。とても楽しかった。帰ってくるとやはり寒いww

水場のところを遡上しエビを取りに行った。ここではとるのが難しかった。戻ってきてオカヤドカリと戯れた。その後焚火が始まりエッセンを始めた。やはり焚火は良き。残っていた缶詰を開けた。うますぎるww また星もすごくきれいであった。北斗七星などもはっきり見えた。良き。ゆっくり寝た。

左:ヌバン浜の風景 (5日目)

右:釣れた魚(ハタの子供)(5日目)


6日目 ヌバン浜からウダラ浜 (草野)

朝七時起床の予定であったが、自分は結露で六時ほどに目を覚ましてしまい、まだ日の上がらないうちにテントの外へ。他のメンバーが起きてくるまでの間に昨日の晩のたき火の残り火を大きくしておく。今日の朝食は質素にふりかけご飯である。エビ君がたくさん捕れれば朝ご飯に食べられたのだが、残念ながら一匹しか獲れなかったので彼には今夜のウナギ釣りの生け贄となってもらうことになった。

食後は水の濾過などをしつつ、潮の引くのを待ち十時くらいに出発。﨑山湾までは、脳死で歩いていると深みにはまって胸くらいまで浸水したが、足下に気をつければ腰までですみそうだった。1時間程度で四日目のテン場に到着。一本をとる。

崎山湾はリーフ上を横断して突破。トップが腰くらいの水深のところを選んで歩いていたため、後ろをついて行くだけの自分は特に苦労せずに歩けた。ザックに浮力がかかっていたため、身体的負担は小さかったが、ただ泥の上を歩くだけだったので面白みには欠けた。歩くこと自体は容易だったが、朝は川から流れてくる水の温度が海より低く、水の抵抗と温度で体力はけっこう奪われていたことに、後になって気づく。崎山湾を渡り、ウルチ崎手前の砂浜でL一回目。錆びに錆びた謎の金属部品を見つける。

ウルチ崎を越えるとそこそこの岩場に出た。ここは上下動が多く体力を使ったため、網取湾口のすこし手前、外海を臨む砂浜で一度給水休憩を挟んだ。

そこから少し進むと網取湾に入り、東海大学の実習施設を通りかかる。コンクリートの護岸や電線、水道に数日ぶりの文明を感じ、一同興奮。このあと簡単な岩場をアヤンダ川に向けて歩き、途中の砂浜で二回目のLをとる。自分はバテていたために食後は日光浴にいそしんでいたが、石川さんは砂浜を歩き回り水場を見つけ、無いと書かれていたところに水場を見つけたとうれしそうに話していた。

砂浜を出発して進んでいくとだんだんとリーフエンドが岸に近づいてくる。高まる緊張。そしてちょうど最干潮になるくらいに危険箇所(地図の崖とリーフエンドがくっついているところ)に到着した。潮位45cmであったが、胸まで水がきた。このときは日程が大潮前後だったので通れたが、右手は断崖、珊瑚の岩だったので、海食でくぼみはたくさんできていたが、ほぼ垂直の崖をへつるなんてことは、自分は遠慮したいと思った。

ここを抜けた後は、砂浜ときわめて簡単な岩場を通りアヤンダ川河口へ。少し泥っぽかったが、すね程度の水深だったため、また危険箇所を抜けてウイニングラン気分だったこともあり、ほとんど苦にならなかった。足下には南方特有のでかいゴカイ(名前わすれた)の糞塚がたくさんあった。足下に何十センチもあるような化け物がたくさん埋まっていると思うとなかなか怖いものがある。ウダラ川の河口まで行くと、行きできたときには潮が満ちていたために見られなかった干潟がその姿を現していた。自分は本格的な干潟を見るのは初めてで、ひどく感動した。コメツキガニがそこら中で砂を食っていたので、両手いっぱいに捕まえ、2時半頃ウダラ浜に上陸。

上陸後、石川さんが自作のウナギの仕掛けを仕掛けに行く。餌はテナガエビとさっきとったコメツキガニである。その後はザックが浸水していたので中身を天日干ししつつ、お昼寝。日が傾き始めた頃火をおこし、とっておきの焼き鳥缶をあたためて晩ご飯。缶コーラを飲みつつ食らったこの焼き鳥缶の旨いことといったらなかった。この後はたき火の脇で大富豪に興じた。合宿中に考案された独自ルールを交え、この夜の大富豪はとても白熱した。その後、明日ウナギが捕れたらどう食べようなどと捕らぬ狸の皮算用をしつつ就寝。

7日目 ウダラ浜から船浮

7時に起床し、ウナギの仕掛けを見に行くも、どの針も餌だけとられてしまっていた。残念。テントに戻りふりかけご飯とインスタント汁で朝ご飯とする。初日のタイムから、ウダラ浜から船浮集落まで3時間程度だろうと見込み、船の時間と潮位を考えて、出発は10時ということになったため、時間まで各々ヤドカリと戯れたり、散歩したり日光浴したりしていた。散歩する中でネコの足跡を発見。合宿を通して、朝砂浜の上にネコの足跡を見つけることはままあったが、本体を拝むことはついぞ無かった。

10時に出発。ここからは行きに通った道を戻るだけなので皆黙々と進む。3,40分ほどで山道の入り口に付き、丁寧に数メートル間隔でつけられたリボンをたどる。11時位には山道を抜けられた。ユナラ川河口は行きではほぼ満潮で通ったので胸程度まで浸かったが、このときは干潮に近かったので、川はほぼ干上がり、水深は10センチもなかった。途中クサフグを見かける。河口を渡りきった後は砂浜、岩場を抜けてイダの浜へ。岩場も干潮近くに通れば水深は深くて膝上程度で、特に苦労することはなく、11時半にはイダ浜に着き、行程は終了。

途中で計画に変更が入ったものの、無事に帰れてよかった。この後は2時間ほど連絡船を待って白浜へ。そこから路線バスで石垣島への高速船乗り場まで行き、その日の最終便にぎりぎりで間に合わせて石垣に戻った。

左:謎の機械部品(6日目) 右:朝、ウダラ浜(7日目)