2021年 個人山行 院合格祈願同好会 @大行沢・大東岳 報告書

報告者:柳田

日程)8月5日(木)[日帰り]

目的)8月下旬の大学院試験突破に向けて、マイナスイオンを全身に浴びる。

形態)沢登り・縦走

山域)二口山塊(大行沢・大東岳)

ルート概要)

 二口峡谷自然歩道駐車場の脇にある階段を使って二口沢へ入渓。すぐそばにある出合から大行沢に入り、F1まで遡行。F1突破後、左岸にある大東岳裏コースへ乗り、そのままc654地点にある大行沢との分岐まで歩く。分岐から再び大行沢へ入り、そのまま樋の沢避難小屋まで遡行。避難小屋から裏コースを登り、大東岳山頂へ。帰りは、大東岳表コースを使って下山。

大行沢F4

TUWVメンバーの合格祈願中

大東岳山頂にて

合格祈願(回収済)

2年ぶりのエッセン

(詳細)

登山口までレンタカーで向かっている最中、小雨に降られる。このとき、嫌な予感がしていたが皮肉にも的中してしまう。登山口につくやいなや、大量のウシアブがたかってきたのだ。もちろんドアを開けた途端、車内に侵入してきた。皮膚を噛んでくるので痛い。急いで装備を携帯し、小走りで逃げるようにして二口峡谷自然歩道駐車場まで向かった。なお、どうしようもなかったので車内に虫たちを残していくことにした。

5:30、大行沢へ入渓。増水はしていなかったが、去年までなかった倒木が目立つ。ゴルジュ地形のへつりを問題なく進む。ただ途中の滝を越えるところで、危険を感じたので引き返すことに。ゴルジュ手前まで戻ってから、小さな沢地形を足がかりに大東岳裏コースへ乗った(5:55)。裏コースは、草が繁茂しており、虫たちも引き続きついてきた。

6:19〜6:26、駒止の滝道標。

6:41、雨滝。

6:52〜6:57、裏磐司展望台。

7:40〜7:57、北石橋への分岐。ここまでコースタイム−20分くらいで来ることができた。

8:05〜8:24、F4。滝のマイナスイオンを全身に浴びつつ、TUWVメンバーの院試合格祈願をした。滝は右岸から簡単に登れた。

8:37、F5。左岸をなんなく登った。最後、沢に浸かって別れを惜しんだ。樋の沢避難小屋で沢装備から登山装備に切り替えた。

9:10、避難小屋を出発、いざ大東岳へ。急登続きなのは理解していたが、とにかくきつかった。後、○m登ったら休憩しようとルールを決めつつ、必死に登った。

10:31〜10:40、弥吉ころばし道標。ここまで本当にきつかった。コースタイム−15分のペースだった模様。そりゃそうなるわけだ。空模様は悪くなる直前で、ギリギリ山形側の景色を楽しむことができた。運が良かった。この先、藪が酷かった場所もあったが、傾斜が緩かったので楽に進めた。

10:56、大東岳山頂。他に人がいなかったので、ここでも院試合格祈願をさせていただいた。軽い昼食としてエッセンをし、「餃子とレタスの味噌煮込みスープ」を食べた。美味しかった。

11:30、大東岳を出発。ガスってきた。後々雨が降りそうな気配。なお、表コースの下りは非常に楽だった。

11:54、東清水分岐。藪が濃すぎて道がわからなかったため、東清水には立ち寄らなかった。

12:20〜12:28、5合目。ここには昨年の秋に旧錬で3度訪れているので、すっかり見慣れた景色だった。

13:24〜、やけに周囲が暗くなってきたと思っていたら、案の定雨が降ってきた。それもゲリラ豪雨並み。後もうちょっとで登山口だったので、運が悪かった。

13:43、なんとか登山口まで下山するも、びしょ濡れ。雷も鳴っており、いち早く車内へ避難したいところだが、車内にはウシアブがいる。絶望的な選択肢だった。結局、意を決して車内へ。幸い大半のウシアブは、日中の暑さのためか死亡していたので、襲われずに助かった。なお、登山靴用靴下を脱いだ際に、ヒル3匹にやられていたことが判明(右足1箇所・左足2箇所)。血が止まらなかった。以前もここでやられているので、悔しかった。

最連へ下山を報告し、そそくさと温泉へ。自宅ではシャワーなので、久々に湯に浸かれて気持ちよかった。露天風呂では心地よい風にも当たれた。こういう暑い時の涼しさが1番好き。今まで好きな季節は秋としてきたが、なんだかんだ夏が1番好きかもしれない。



今回は院試を控える中で行った山行で、端から見ればとち狂っていると思われるかも知れない。ただ、私にとって山に行くことは最高の気分転換の一つ。ずっと図書館で勉強漬けではいられなかった。次回は、樋の沢を仲間と遡行してみたいと思う。


P.S. おかげさまで、第一志望を含む受験したすべての大学院に合格することができました!大自然に感謝!!

【2021個人山行】概念図.pdf

個人山行 院合格祈願同好会 @大行沢・大東岳 概念図