2005

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亜細亜大学司書夏季講習

情報機器論 2005年度 授業総括

■亜細亜大学図書館司書夏季講習「情報機器論」/講師:有吉末充・仁上幸治 2005.8.20(土)-22(月)

情報機器を身にまとった「りてらしい」司書になろう!

―市民の情報リテラシー向上に貢献できる本物のプロを目指して―

情報機器論の受講生のみなさん、レポートお疲れさまで した。この授業総括は、授業評価アンケートと課題

レポートのまとめです。

詳細は、仁上ホームページをご覧いただければ幸いで す。

URL: http://wwwc.dcns.ne.jp/~bbutler/~nikami-home/index.htm

【1】課題レポートの評価

1.1. 全体講評

仁上先生と二人でみなさんのレ ポートと授業評価を拝見し

ました。100を越えるレポートを読むのはなかなか大変な作

業で、全部目を通すのに結局相当な時間がかかってしまい

ましたが、力作も多く楽しい作業でもありました。

レポートでは、これからこういう図書館サービスが必要だと

いう提案を含んだものも多く、大変面白く、参考になりまし

た。今回の授業が、活字メディア以外の情報メディアの利用

法や、図書館の新しい情報サービスのあり方に関心を持っ

ていただくきっかけになれば嬉しく思います。

その一方で批判的なコメントや改良が必要だというご指摘

も頂いており、それに関しては来年度の授業に反映できるよ

う検討したいと思います。(有吉)

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レポートを読む作業はとても面白かったです。情報機器は

あくまでも方法手段です。何のための情報機器なのか?ホ

ントは一番大切な問題ですよね。理想と現実のあいだで、実

際に実現できたらいいなぁという素敵なアイデアがたくさん

提案されていました。これなら、ただのレポートで終わらせる

のがもったいないくらいです。将来、図書館に就職した時に

もう一度取り出して、機器導入や講習会の提案に使ってもら

いたいのはもちろんですが、そんな将来の話ではなくて、今

すぐ、近所の公共図書館で、館員に相談したり、図書館運

営委員会や区市町村の文教関連の集会に提案したり、と色

んな活かし方があるはずです。市民として住民として、情報

機器の導入と活用を図書館に要望していくことも、この授業

の成果のうちかもしれませんね。みなさんの今後のがんばり

に期待しています。(仁上)

1.2. 課題1: 図書館指導用教材ビデオ制作の提案

この課題を選んだ人はそう多くはなかったのですが、意欲

的な作品が多く、読み応えがありました。授業では短い時間

で要点しか説明できなかったにもかかわらず、映像表現の

ポイントを押さえて、積極的に映像を図書館広報や利用教

育に活用していこうという姿勢が感じられました。

「ビデオ制作の意義や効果を最初に説明してほしかった」と

いう要望が寄せられていました。次回にはその点も押さえた

授業計画をたてたいと思います。

1.3.課題2: 情報機器の講習会の企画書

ホントに実現してほしいような魅力的な企画が多数ありまし

た。また、情報弱者への支援サービスの必要性という指摘が

あるなど、問題意識の高さも伺えました。「母と子のパソコン

教室」や「孫といっしょにインターネット講座」といった対象者

限定の企画は面白い発想です。一方で実際には子や孫の

いない個人も少なくないことを考えて、他にも様々な対象者

区分で多様な情報リテラシー習得機会を設けることも必要か

と思われます。

1.4.課題3: 図書館の隣接スペースの有効活用企画書

夢のある斬新なプランが多数提出されました。しかも夢を

語りつつも、滞在的利用者を対象に、図書館でしかできない

方策をうち出そうという意欲的な提案もあり、現実の図書館

のあり方を見直す視点も忘れられていないのが良かったと

思います。

1.5.よくできた点

読み手にとっての「わかりやすさ」という視点を心がけたと

多くのレポートが記述していたことが、授業内容の成果とし

て確認できました。全体に、課題に対して、「こういう企画が

あったらいいな、本当に実現したらよいのに、などと考えなが

ら楽しく作業ができた」という声が多く、単に受身の姿勢で枚

数をかせぐだけというレポートよりは主体的な意欲にもとづく

学習によって成果が上がったものと思われます。

1.6.うまくできなかった点

写真や図表の入れかたで悩んでできなかった人が多かっ

たようですが、こうしたPC操作レベルのテクニカルな点はさ

ほど重要ではありません。自分が苦手な技については、とり

あえず「ここにこういう写真」と指定しておいて、後でできる人

に頼めばいいからです。企画も経験を重ねれば上達しま

す。弱点は、参考文献を読んで、今後の実践の中でだんだ

んと改善していきましょう。

【2】成績評価

出席を前提に、レポート、授業討論参加度、授業運営協力度な どを加味して、総合的に評価。

成績評価: (A):11名, A:78名, B:28名 (計117名)

・遅刻者2名は減点、発表者6名は加点。

評価のポイントは、課題の趣旨をよく理解しているか、習

った授業内容を復習・応用しているか、記載すべき項目を抜

かさずに記載しているか、見出しや図表を工夫し、箇条書き

などの叙述形式を読み手の立場からわかりやすく書いてあ

るか、情報機器に関する知識と技能を図書館の現場に活か

そうという積極的な姿勢があるか、楽しんで取り組んでいる

か、などでした。

【3】受講生による授業評価

(ア ンケート: 2005.8.22実施、回収116通)

(1) この科目「情報機器論」の授業を総合的に評 価すると、5段階評価で何点ですか?

授業評価: 平均 4.40 (昨年度4.14)

表1.授業評価結果

11: 「情報機器論」の授 業総括 (2005.9.15配付)

図1.過去3年間の授業評価結果

その理由

「濃い内容」「スマートな授業運営」「全然飽きずに集中で

きた」「講習の様々な授業の中でもこれほど実際的な授業は

なかった」「他の講義とは違う緊張感を持って授業に参加で

きた」「眠っている時間がもったいないくらい面白かった」「タ

イミングよく提示される素材にひきつけられた」「ビデオも非

常に面白かった」「とても楽しかった」「テンポ良く、スピード

感あり」「明るく楽しい雰囲気」「実践的な知識を演習形式で

面白く学べた」など肯定的な評価がほとんどで、「演習の時

間が足りない」「やや駆け足」など授業時間枠の不足につい

ての指摘も多かったのですが、「もっとじっくり学びたかった」

「一日半で終わって残念」という前向きな姿勢が目立ちまし

ました。

(2) 自分が初めて学んで良かったと思うこととその理由。

情報機器論1では、「情報リテラシーの定義から最新の情

報機器の種類と特徴を学べた」「映像を撮るための技法がわ

かって映画を見る目が変わった」などが多く、情報機器論2

では、「ALAのホームページに驚嘆」「情報機器導入企画書

を作成して模擬会議で発表するなど、習ったことがないこと

を学べた」「自分では考えつかないような他人の企画書や発

表を聞けて大変勉強になった」「実際に職場で提案したくな

った」という評価が多かったようです。

(3) 授業の内容と方法についての評価、改善してほしい点、講師への要望など。

情報機器論1では、「情報機器のポイントを効率よく学べ

た」「映像の文法は目からウロコ」「もっと雑学を聞きたい」「半

日で残念」などの肯定的評価が大多数で、情報機器論2で

は、「No.1の面白さ」「ライブなスピード感」「図書館への熱

意」「演習・発表形式が実践的で良かった」「身につく良い流

れ」「授業の仕方そのものが情報機器活用の見本」などが目

立ちました。共通して、「授業のコマを増やして」「情報機器

の実習があるとよい」「達人ビデオの第6巻も見たかった」な

ど授業の時間枠に関連する指摘がありました。

(4)最後に率直な感想など何でもご自由に。

「本当にお腹いっぱい」「この科目を選択してよかった」「司

書講習を受けてよかった」「通年授業を受けたい」という感謝

の言葉が多数並んでいました。

改善要望については、次の章で整理します。

【4】来年度の授業改善のための反省 メモ

授 業評価アンケートと課題レポートの中で、来年度への反省点と改善点につき、貴重なご意見をいただきました。できるだけ

受講生のみなさんにとって、負担感が少なくて学習効果が上がるよう授業の内容と方法を工夫してみたつもりですが、なお改善

の余地があるようです。ただ、授業設計の自由度は無条件ではありません。来年度は講習全体の科目構成の中で当科目として

できるぎりぎりまで改善にトライしてみたいと思います。以下、授業についての要望・批判につき、来年度のための改善点をメモ

しておきます。

(1) 内容

大 多数は、情報機器の意義、種類、特徴、図書館での活用法、導入までの企画実務、プレゼン機器の操作法などの内容に

高い肯定的評価を付けていますが、一部に「ほんの入口を覗いただけ」「内容が基礎的すぎて司書講習としては物足りない」と

いう否定的な評価がありました。「たった一日半なのに内容が盛りだくさん過ぎで疲れた」という指摘も多いので、両極の要望に

応える方策ははたして可能なのでしょうか。「情報機器の説明よりも企画書づくりの話になってしまった」という指摘がありました。

「単なる企画書づくり」「単なる発表」という受け取り方には誤解があります。情報機器を導入するにはどうすればいいか、企画

通すには適切な文書と提案・説得の方法が必要です。その文書を作成するにはパソコンという情報機器が必要で、提案する

には書画カメラとプロジェクタを活用することが有効なのです。情報機器の実習を含まない情報機器論という授業枠の中で、

発表用機器だけは使える環境をせめて精一杯活かす方法として、企画書づくりと発表の演習を位置づけてあるということをご

理解いただきたいと思います。

(2) 授業進行

「進 行が駆け足、演習時間不足」という指摘が多かったのも事実です。内容を薄めず、時間枠内に収めることの難しさは毎年

の悩みの種ですが、工夫に工夫を重ねてぎりぎり現在の内容になっています。他方に、「演習時間が足りなかったが、実務では

締切内に仕上げることが必須なのだから良い練習になった」という評価もあるので、企画書づくりの時間枠を増やしつつ、締切

優先で打ち切る方式をさらに工夫してみましょう。「二日目の提出物の指示(出席票等)があいまい」という指摘がありました。明

確な指示を心がけます。

(3)情報機器論1と2のつながり

「情 報機器論1で作成した機器構成一覧を情報機器論2で使用することを予告しておいてほしかった」という指摘がありました。

ごもっともです。来年はきちんと予告しましょう。

(4) ビデオ教材

『新・ 図書館の達人 Part2』(全3巻,紀伊国屋書店,2002.11) のうち、第4巻「情報整理法の第一歩-使うための保存と評

価」(31分)と第5巻「情報表現法の基本-伝えるための発表技法」(23分)を上映した。「公共図書館の現場とのギャップが大

きくて物悲しくなった。あんな理想的な図書館員は公務員には望めない」という感想もあった。時 間の関係で第6巻「レポート・

論文作成法-誰にでも書ける10のステッ プ」(34分) は上映できなかった。「ぜひ見たい!」という要望が多数ありましたが、現

実的に無理なので、各自で視聴できる機会を設定できないか別途検討しましょう。

(5) 資料配布方法

情 報機器論2の各自ピックアップ方式は「非効率だ」という指摘がありました。印刷時間の関係でクリップ止めまでできなかっ

たので、複数のプリントを教壇側の前方に山積みしておいて、受講生が行列して各自順番に持ち帰る方式にしましたが、予想

外に時間がかかったことは反省点です。途中から山を3つに分けたので少し改善されましたが、事前にクリップ止めしてあれば

さらに所要時間は減るはずなので、印刷原稿の送付時期を早めることを来年の課題とします。

(6) 質問の時間

「演 習後の質疑応答の時間がなくなった場合に、授業のラストにまとめて質問の時間を設けることを告げてその場は打ち切

るべき」という指摘がありました。やはり内容充実と時間制限の問題になります。最後の質疑応答の時間のうち、レポートの書

式に関する多くの質問を配布資料の改善で解消しておくことが条件になりそうです。

(7) パソコン非所持者への差別?

情 報機器論という科目の意義の説明の中で、パソコンの特別な重要性に言及しました。当然ながらパソコン非所持者への

差別を意図したものではなく、事務処理でも指導場面でも、パソコンは持っていない、苦手などと言い訳をしていたらいよいよ

司書として採用されないし、専門性の向上を認めてもらえないことになるので、何とか環境を整備して技能向上に取り組んで

ほしい、という意味で、パソコン非所持者に自己責任による奮起を促しました。パソコンの勉強に積極的に取り組みたいという

決意表明が多数ありましたから、PC学習意欲鼓舞の意図はきちんと伝わっていたはずです。

(8) 賞品と成績加点

授 業評価アンケートの中に「発表者を賞品で釣るのはおかしい。発表者の成績をアップするのは不公平」という意見があり

ました。もちろん自主的に発表希望者が予定数だけ立候補してくれれば問題はないわけで、立候補するかどうか躊躇してい

る人のために、記念のおみやげとしてALAのブックマークを進呈しているだけです。今までも好評 で、これにクレームをつける

人はいませんでした。発表者の成績は、出席とレポートの絶対評価ですから、発表者に加点したからといって、発表しなかっ

た人の点が減ることはありません。競争ではないので不公平を心配するよりも積極的に発表に立候補してみてはいかがでしょう。

(9)発表は苦手!?

授 業評価アンケートの中で授業評価「2」が2名で、そのうちの1名は理由を「発表をするのも聞くのも苦手なので」と書いて

います。これは講師側の問題というよりも本人の問題でしょう。苦手を克服するのも司書講習に参加する意味ですから奮起を

期待するのみです。

(10)全面否定意見

同 じく授業評価「2」の2名のうちのお一人からは「(講師が)一人合点が多く、押し付けがましい、指図がましい」「付随的な

業務は司書講習でやるべき内容なのか疑問」「とりあえず映像を見せとけば寝ないだろうという勘違い」「配布資料が多すぎ。

半分は不要」という厳しいご批判をいただきました。司書講習は個人授業ではなく集団授業ですから、相対的多数を主対象

者とした授業にならざるを得ない点をご理解いただきたいと思います。少々がっくりですが、相対的少数にも最大限に配慮す

べくさらに工夫してみます。

【5】レポートの講評

課題レポートを採点してみて、情報機器について学習した成果を実践に活かそうという意欲的な姿勢が表現されたものが多く、

情報リテラシーの増進への使命感と情報弱者への配慮も随所に見られて講師としての達成感を味わえました。そんなみなさんに

はいつか実際に司書になって情報のプロとして活躍してほしいと願うばかりです。

さ て、内容とは別に、いくつか気になった点がありましたのでメモしておきます。今後の生涯学習におけるレポートの書き方や、

職場における文書作成の際の参考にしてください。

(1)レポートの記述分量

レ ポートの分量について、アドバイスが必要なようです。1枚目「レポート表紙」の例として、「【2】よくできた点:広報記事案

【3】難しかった点:配置図」という素っ気ないレポートが数件ありました。まるでクイズの一問一答のようです。結果的に1枚目が

空白だらけで、分量的に手抜きの印象を与えてしまいます。どこがどうできたのか難しかったのかを具体的に書いてほしい設問

ですから、くどいようでも、「【2】よくできた点(具体的に)」とするべきか。設問の番号と項目名を書かないで、解答だけを書いて

いる人もいました。省略しないで書きましょう。分量について「1頁」という指定があったら、70% 以上の分量が必須でしょう。

(2) 見出し

授 業中に、レポートや論文の論題、企画書等の事務文書づくり、発表のスライド、ホームページ等の広報記事などを作るとき

の要点として、見出しの重要性を繰り返し説明しました。多くの受講生はよく工夫して訴求力のある見出しをつけていましたが、

一部に誤解がありました。

第 一に、文書の読み手は誰か、を再考してください。1枚目「レポート表紙」は講師宛、2枚目「企画書」は同僚・上司宛、3枚

目「広報記事」は市民読者宛、という設定になっていますから、当然、訴えかける内容も、強調するポイントも違うはずです。3つ

とも同じ見出しをつけた人は、コミュニケーションにおける文書の役割を誤解しています。

第 二に、他の科目ではなくこの科目のレポートに特徴的なポイントを書く必要があります。例えば、「目指せ図書館員!」では

司書講習全般に共通して言えることなので、この科目のレポートとしてはあと一歩踏み込みがあればマッチベターでしょう。

(3) レポートのテーマ変更

市 民向け講習会という課題2で、ひとりだけ「館員研修会」の企画を提出した人がいました(授業中に質問したかたですか?)。

どうしても課題どおりに市民向け講習会を企画できない理由があるでしょうか。レポートの課題は指定どおりに書くのが原則です。

館員研修会の内容自体は実際に実現してほしい実践的なものでしたので、それはそれで別途職場で提案することをお勧めします。

付録:レポートの記述から===================================

レポートの記述の中には、講師が読むだけではもったいない内容が多数ありました。受講生同士でお互 いに学習成果と授業

評価について情報交換する機会に代えて、この報告書に一部を採録しておきます。詳細はホームページに公開してありますの

で、参照してください。

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●図書館はもはや図書だけでは通用しない!

- 情報機器の活用法と必要性を学んでからの私の見解-

有 吉先生の授業では、映画やテレビの見方が変わりました。仁上先生の授業では、6人もの人が発表するという目の覚めるよう

な活気にあふれる内容でとても緊張しました。あのような実践的な授業は今までになかったので皆生き生きとしていたように見え

ました。

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●おどおど・どきどき・わくわく

-楽しみながらレポート作ろう計画実行!-

あっ という間の二日間でもう少し勉強したかった。緊張したが全員参加型授業で楽しかった。

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●誰でも情報発信

-方法を知り練習すれば発信したくなる-

情 報の表現手段・方法を見る新しいものの見方が増えたことが一番の収穫。受講生が眠りがちな講義と活気のある講義の差は、

わかりやすい・面白い・講師のキャラクターなど漠然としたものによると思っていました。しかし、表現・発表として分析的に見ると、話し

方、書画カメラ・スクリーンの使い方、資料の配付方法、など様々な要素が受け手の感度に影響していること、方法を誤らず計画・準

備・練習すれば発表ができるということは、良い発表の影に大変な労力が費やされていること、がわかった。表現の見本を講義で実

演してくださったことに感謝します。

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こ のようなマルチメディアを駆使した授業を展開してみたい!

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情 報機器論がこんなに楽しい授業だなんて! 本当に選択してよかった。お二人の先生には司書講習の枠を超えて、「何かを本

当に伝えたいと思ったら、それをあなた自身が心から楽しいと思わなきゃだめだよ」と言われたような気がした。

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こ れだけ面白いと思った授業はこの講習で初めて。

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と ても二日間とは思えない充実ぶり!

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情 報機器の有効活用のために、図書館員も情報機器のスキルを磨き、いろいろな企画を立てて積極的に働きかけていかなけれ

ばいけない必要性を感じました。

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本 当に一番面白い授業でした。

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両 先生の授業は本来の図書館の“希望の星”“救世主”と思えたくらい興味深く刺激的でした。

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と ても楽しかった!僅か一単位の授業なので、あっという間なのが残念です。こんな授業だったら大学時代に一年間受けたかった

な・・・。またいつかお話を聴ける機会がありますように。

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と ても2日間とは思えないような充実振りだった。映像の手法を習ったことで、新しい目で映像を見るようになってとても新鮮。講義

形式とは違う演習形式も身についた感じがして消化不良感がなく良かった。

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仁 上先生、有吉先生に教わったことは、今後もさまざまな機会に思い出し、役立てていこうと思っております。またいつか直接教え

をこう幸せな機会に恵まれることを祈りつつ、先生方の論文を拝読して、自分でも勉強を続けていこうと思います。

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こ の科目を選択して良かった。せめてあと一日ずつくらいあったらと思った。(他多数)

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で きれば通年で受けたかった。(他多数)

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両 先生の授業は実践的で大変おもしろく、刺激的でした。情報機器論だけでなく、もっといろいろなお話、両先生の経験談など

うかがいたかったです。有吉先生からいただいた資料(図書館利用教育ガイドライン)は他の先生のレポートを書くのに利用させて

いただきました。

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授 業自体は非常に合理的で分かりやすく最後まで興味を持って聞くことができた。

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司 書講習の中で学んだ情報リテラシーの意味が、この授業の講義と演習を通して実際にやってみることで実感できた。情報機器

を使わないで進める授業なので、実際に機器に触れられなかったのが残念。

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も のの見方や考えを伝える難しさ、それを補助する情報機器と、ちゃんとつながった授業展開だったことに感心しました。

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●ITは生活力 -インターネットテクニック-

有 吉先生の、ビデオを用いた映像メディア制作の基礎知識の講義は面白かった。普段何気なく見ている映像に様々な技法が使

われていることを知って感心した。また、様々な情報機器の長所と短所が簡単にまとめられていたが、今まで気づかなかった点が多く、

なるほど確かに、という思いがした。

仁 上先生は、話口調とその内容が面白く、眠くならないので良かった。「新・図書館の達人」はレポートやプレゼンなど、今後の参

考になりそうだ。

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●『情報機器を身に纏え!!』

―情報リテラシーの波の中、情報機器の導入で図書館に新たな魅力を!―

本 当に面白くて充実した授業でした。映画を盛り込んだ授業は、飽きずにとても惹きつけられました。先生方のお話も、最初から

最後まで楽しめました。有吉先生も仁上先生も、とても魅力的な先生だと思います。もうすっかりファンになってしまいました(笑)。そ

れぞれ1日ずつの授業しか受けられなかったのは本当に残念です。また何かの機会には是非授業を受けたいです。それか、頑張

って司書になって活躍して、また是非何処かでお会いしたいです!こっちの方がいいですね(笑)。どうもありがとうございました!楽

しい授業でした。わくわくしながら受講できました。

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●目指せ、実現! このIT講習企画

-来年夏に向けて今から根回し下準備-

もっ とオカタイ授業を想像していたが、映像を交えて楽しく学べた。受身ではなく逆に図書館側から提案や情報発信をしていった

ほうが利用者にとっても良いことがあると感じた。

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他 の授業と重ならない内容で、面白く聴けたし、実践的でためになる講義だった。

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授 業に数々の工夫がこらされ、常に新鮮な感じで受講できたのが素晴らしかった。

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情 報機器の活用(情報リテラシー)は判断力や表現力の向上につながることを改めて確信できた

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今 まで知らなかった情報機器類やそれらを使った積極的な図書館広報活動の展開などの話はとても興味深かった。

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一 方的講義ではなく、受講者と一体となって授業を作る理想的な授業だった。

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司 書という概念を打ち破るような先生方だった。・・・司書という職業こそ、積極的に行動をとり、アピールしていくことはとても大切だ

ということを教えていただいた。

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●情報のパートナー発見!

-情報活用には情報機器と探究心が大切-

と ても工夫した授業で楽しみながら学べた。パワーポイントと使いこなせるようにしたい。

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●脳裏に知的衝動の灯が点いた!

-ニガテ意識も一生懸命やれば楽しい!-

仁 上先生は受講生に授業内容をどうしたら楽しく理解してもらえるかという点を細かく工夫され努力されていることが、話し方・レジ

ュメ等から私にはビンビンと伝わりました。思いやりに敬服。情報機器に関する知識のシャワーを容赦なく浴び、心に知的衝動の灯

が点いたような気がしました。情報リテラシーを身につけなければと痛感し、自主学習を継続することを心に誓い感謝の気持ちに代

えさせていただきます。

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先 生、勉強って楽しいね!

-マイナス思考からの脱出-

マ イナス思考の自分がここまで「何かやりたい!」と思えるようになって何だか嬉しい。

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●究極のライブラリアンからの贈り物でチュー!

-主婦をしながら司書講習に参加できた幸せを誰かに分けてあげたい-

楽 しい授業をありがとうございました。配られたプリントは私の愛蔵版で永久保存版になりそうです。

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●脱・図書館員像-眩しい笑顔とマウスが武器だ!-

私 ひとりの力は小さいかもしれない。でも、この授業を受けた前と後では確実に何かが変わってきている。

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●ズブの素人から気分はセミプロ!?

-自分でもできそうな軽い錯覚に-

発 表も自分にはできないと思っていましたが、きちんと計画を立てコツをつかめば出来るのではないかと思ってしまいました。

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●涙の結晶-パソコンとの戦いは続く-

こ れからは機器が使えないと開き直るのではなく、積極的にPCやその他の機器類に触れてみたい。

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司 書講習が無事終了したら、今度はパソコン教室に行こうかと本気で考えています。

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パ ソコン初心者研修を受けたばかりの身としては内容よりもレポート作成が大変でした。早くパソコンが道具になるようにしたいと

思いました。

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●これで会議も自由自在!

-上司に承認してもらえる企画書づくり-

一 日目は映画を今までとは違った見方ができるようになった。二日目は、企画書の作り方や会議でのプレゼンテーションのしか

たなど、考えてみれば一度も誰からも教わったことがないことだった。今後に生かしていきたいし、周りの人にも教えてあげたい。

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●ひとりよがりはもう終わり―伝えたい想い―

ど んなに情報の形態と機器が発達しても、それを扱い表現していくのは最後まで人間なのだと思えた。何の努力もせずに、人に

自分の想いが伝わっていると信じるのはひとりよがりでしかない。情報もまた、表現され、人に届き何か影響を与えなければ情報で

すらない。機器に頼らず、またあなどらず、技術を磨いていくことが重要であると、受講して考えさせられた。

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●変身!スピード企画書の鬼

-機械オタクもどきの企画案-

機 械オタクに近づけたような気がした。まるでジェットコースターに一日中乗っているような感覚で、あっという間だった。司書として

実践できたらいいなと思う。

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●もっとアグレッシブに、もっとアトラクティブに!

-やればできる図書館のイメージ改革-

情 報機器2で批判的な目を養われた私たちは翌日の授業から先生のパワーポイントの使い方や声の大きさなどについて批評し合

うことができるようになりました。

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●求む!企画力・プレゼン力

-企画・プレゼンのリテラシーが欲しい!-

企 画・プレゼンの力を身につけなければならないと切実に実感しました。亜大の生涯学習講座で企画・プレゼンのリテラシー講座を

開催してくれないでしょうか。

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●正しい野望のためのリテラシー:プレゼン力

-仕事に野望と演出は大切です…そして、人生にも-

有 吉先生の授業は、わかりやすくメリハリがあって楽しかったです。アニメーション監督をしている夫は「映像には必ず作り手がいて、

その思想が反映される」が口癖で、映画やアニメを見ながらブツブツ言ったり解説してくれたりしますが、先生の説明のほうが丁寧でわ

かりやすかったです。仁上先生の授業は、ハリウッドのジェットコースタームービーばりに盛りだくさんのイベントとハラハラドキドキ、サー

ビス精神にあふれた授業でした。ほとんどマインドコントロールのよう(?)です。

と もあれ、受講、課題レポート、ホントにお疲れ様でした。学んだ成果が仕事に暮しに勉強に活かされんことを祈ります。

最後にもう一度。めざそう、利用者にとって、たのもしい・めざましい・すばらしい・りてらしい 司書! (^^)y

以上■□■(2005.9.14:有吉・仁上)