2016年6月4日 タウシュベツ川橋梁見学・帯広
4年生の写真愛好家の部員が、「タウシュベツ、そろそろいい時期だよねえ」と話をしたのがきっかけで、6月4日(土)にタウシュベツ川橋梁へ行くこととなりました。
タウシュベツ川橋梁は旧国鉄士幌線に架かるコンクリートアーチ橋です。
1937(昭和12)年竣工で、橋長は130m。その後1955(昭和30)年に、糠平ダム建設に伴い、橋梁周辺が湖底に沈むこととなり、士幌線はルートが変更されましたが、橋梁はそのままの形で残され、現在に至ります。
ダム湖は季節によって水位が変動し、水位が高い時期は、橋梁全体が水没してしまうため、「幻の橋」とも呼ばれています。
この旅行には、4年生が2人、1年生が2人の計4人で行ってきました。
午前8時出発。朝から雨降り。生憎の空模様です。
国道39号で石北峠を越え、上川町層雲峡から国道273号三国峠を越えます。
三国峠頂上からは、天気がよければ松見大橋というトラス橋を見下ろすことができ、非常に素晴らしい風景なのですが、
この日はご覧の通り、雲の中。新入生も三国峠からの眺めを期待していたようで、ちょっと残念でした。
三国峠を下り、上士幌町へ。
始めは、幌加駅の跡地を散策しました。
幌加駅は旧国鉄士幌線の駅です。
1978(昭和53)年12月、糠平~十勝三股間がマイクロバス運行となり、事実上幌加駅は廃駅となっています。
その後、1987(昭和62)年、国鉄士幌線自体が廃止となり、幌加駅も正真正銘の廃駅となりました。
この幌加駅跡はレールやホームがそのままの形で残されています。
駅名標もありますが、これは当時の物ではなく最近になって保存団体によって設置されたもののようですが、
字体が丸ゴシック体で、ちょっと当時の雰囲気がないなあ…
幌加駅跡を後にします。
このまま真っ直ぐタウシュベツ川橋梁へ向かってもよかったのですが、時間がちょうどお昼だったので、
始めに昼食をとることにしました。
昼食はぬかびら源泉郷の「ナウシカ」というレストラン。
メニューも豊富でした。部員はミートソース、カレー、鹿丼を注文。
ちょっと鹿丼は珍しいですが、美味しかったようです。
昼食をとった後は、タウシュベツ川橋梁へ直行!
本来、タウシュベツ川橋梁の袂へ行くことはできないのですが、今回は事前に森林管理局に申請し、林道の鍵を借りておりましたので、
橋の袂へ行くことができました。
国道から林道を走ること3km。
数日前にヒグマの親子が出ているとの情報があり、結構ヒヤヒヤしながら進みます。
何とか無事にタウシュベツ川橋梁へ到着。
天気が良いと非常にきれいなのですが、今日はどんより雲。まあ、これはこれでよいのかもしれませんが。
実はタウシュベツ川橋梁、私自身は以前に何度か訪れたことがあるのですが、
前回訪れた際、脇の下あたりをマダニに食われてしまったのです!
皮膚科でレーザー照射で焼いてもらいましたが、なかなかアレはグロテスクなものです。
そのことを旅行前の部会で新入生に話したところ、当日マダニ対策として、台所用のゴム手袋を装着していました(笑)
完全防備だな…
1時間弱タウシュベツ川橋梁で撮影を行い、出発。
時間的に余裕があったので、上士幌町のナイタイ高原牧場へ行きました。
まあ、予想はしていたんですがね…
ナイタイ高原牧場も雲の中でした。本当は十勝平野を一望できたのに。
ってか、めっちゃ寒いんすけど…
でも、霧の中を佇む牛の姿を撮影できました! これはちょっと良い収穫。
その後、道の駅うりまく、しかおいに寄り、帯広へ。
途中、こんなところに寄りました。
十勝牧場の白樺並木です。
帯広へ行く前に、道の駅おとふけに寄りました。
道の駅には案内板が設置されており、そこに「メロディーロード」と書かれた道路があるのを、1年生が発見。
私自身、メロディーロードというと、標津町と北斗市しか知らなかったので、少し驚き。
帰りに寄ってみることにしました。
帯広では、まず初めに六花亭帯広本店へ。
賞味期限3時間の「サクサクパイ」を食べるためであります。
私的には、「サクサクパイ」を食べずして帯広は語れない、と思っています。
しかし、そんなサクサクパイ。残念ながら売り切れ…
まあ、無理はありません。もう閉店間際な時間ですからね…
サクサクパイは諦め、帯広駅に入っている豚丼屋へ。
これも、帯広に来たら欠かせませんよね。 とても美味しかったです。
豚丼を食べ終え、北見へ帰宅。
途中、先ほどの「メロディーロード」を走ってみましたが、残念ながらメロディーは流れませんでした。
どうやら「音更」の「音」をイメージしたものだけのようで…
今回の旅行はちょっと天気が残念。 でも、豚丼は美味しかった!
サクサクパイはまたの機会に!!