10月11日:根北線,北見鉄道廃線調査

越川橋梁(第一磯品川橋梁)で有名な根北線の廃線調査です。

根北線は昭和32年に斜里駅から越川駅まで開業した短い区間でした。

越川駅のよりも先の路線は工事が進められていましたが、

昭和45年に廃線となった路線です。

現在では当時の面影を感じることができる痕跡はわずかに残るのみとなってしまいました。

斜里駅を出てすこし進んだろころに防風林の切れ目が確認でき、越川駅近辺には小さなコンクリート橋跡と国の登録有形文化遺産にも登録されている越川橋梁です。

国道側の橋脚には大きく縦に亀裂が走っていました。国道の拡張工事により、橋脚が2本撤去されたことによるものかどうかは定かではありませんが、力の掛かり方が不均衡になった事が原因ではないかと考えています。

これだけでは少し時間が余ってしまったため、北見鉄道の廃線跡の調査に。

釧網線止別駅と浜小清水駅から小清水を通り北見水上を結んでいた北見鉄道ですが、残っているのは止別駅脇と小清水市街地に残る記念碑と案内板のみでした。

北見鉄道の機関車は「ぽんこ」と呼ばれていたらしい。ここからは推測だけれど、すぐに立ち往生するような「ぽんこつ機関車」だった事に由来しているのではないかっと考えてみる。

廃線になってから70年以上経っているだけに、記念碑が残っていることを考えれば随分と有り難いことなのかもしれない。