第1回優勝 Jimon

去るWekids Slayer Cup第1回で、優勝を勝ち取ったJimon。大学生活に終わりを告げ、社会人として羽ばたこうというタイミングでのインビテーショナル大会に臨む気持ちを、hirokiがインタビューした。

インタービューワー:hiroki@Wekids


Match Pointの解散と、大学の卒業を控えて


hiroki

近頃のハースストーンでの活動は?


jimon

そのことなんですが…実はMatch Point(注1)というチーム自体がなくなってしまい、今はもう所属していません。

現在では、個人のプレイヤーとして大会などに参加しています。

※注1:Match Pointは、北米のプロチーム。jimonがハースストーン選手として所属していた。


hiroki

Match Pointがなくなってしまった理由とは?


jimon

お話してしまうと色々あるので、話せる範囲でということになりますが。

メインチームであった、Paladinesというゲームのチームがありまして、そこのチームメンバーが複数人他のチームに移籍した、ということがありまして。元になっているチームが解散しかけているということで、その影響を受けてチーム全体が解散ということになり、私も無所属に移行しました。


hiroki

チームのメンバーとの交流などは今でも?


jimon

特別チームとしての活動はありませんね。たまに、個人のレベルでは話したりはしますが。

ハースストーン部門はわたし一人だったので、チームとしての練習などはないですね。


hiroki

新たに所属するプロチームを探したりはしていますか?


jimon

そこに関しては明言しづらいのですが…この4月から就職することになっています。ハースストーンは時間を見つけて活動していければという様に思っていますね。

ですので、新たなプロチーム、実績を出していくというようなチームに所属すると言った考えは今のところないですね。どちらかというと、コミュニティに貢献できるような存在、1プレイヤーに成っていきたいと考えています。



「自発的に行動して、何かを作りあげる」仕事を探した


hiroki

就職について、会社選びなどにはどんな思いで臨んだ?


jimon

会社選びとゲームという関わりで言えば、強いか弱いかというとはっきりしないのですが。

私としては、ゲームをしていて自分が感じたことを活かせる、使っていけるような仕事につきたいと考えていました。

自分がいちばん活かせる部分というのが、自分から話していける、自分が意見をどんどん出していけるということだと思っています。ですので、自分が意見を出してなにかを作っていけるような仕事を探して、結果的に今の就職先にたどり着きました。

自発的に行動して、何かを作りあげる、という仕事につきたいと考えていました。



夏シーズンはHCTポイント大会にも参加したい


hiroki

社会人になると、ハースストーンでしっかり活躍していくというのは、jimonにとってもかなり難しいと考えている?


jimon

ハースストーン自体、1回のプレイ時間は先程言ったように短いんですが、やはり大会などで勝つには、時間をかけてデッキを考えたり、構成を考えたり、どういったメタゲームがあるかを考える時間が必要だと思います。そういうところで、社会人になると、その時間の確保が難しい部分があるのかなとは思います。


hiroki

今後、HCTポイント大会への参加は?


jimon

先程述べた通り、就職するという関係で、春のシーズンは一つおいておいて、次の夏シーズンのポイント大会の参加については考えているところです。



Wekids Slayer Cupを通して、交流の輪が広がった


hiroki

今回の環境について、どんな感想?


jimon

ちんけなバッカニーアと、精霊の爪がnerfされたことで、環境全体が遅くなっている、コントロール寄りになっていると感じています。

そういったところで、コントロールに対してメタを張るデッキが流行る、またはそのコントロールメタに対してさらに強い構成のアグロデッキが流行るのではないかと思っています。

その中で、どのデッキを使うのが良いのかを今探している最中です。


hiroki

実際に韓国のプレイヤーと検討などをすることは?


jimon

そうですね、第一回の決勝で対戦したFireくんとは、その後も交流も重ねて、先週の冬季アジア選手権大会に向けての練習なども一緒に行ったりしました。


hiroki

冬季アジア選手権には出場した?


jimon

冬季アジア選手権は、予選のスイスドローで負けてしまい、結果としてはあまり良くありませんでした。大会に向けては、一緒に練習して、意見を言い合ったりなどしましたね。


hiroki

Wekids Slayer Cupでの交流がもとで、Fireさんとの仲が深まったわけですね、すばらしいことです!



普通の大会に参加する考えでは勝てない


hiroki

夏以降も続けていくということは、jimonにとってハースストーンがやはり魅力があるということ?


jimon

そうですね、今のところそういう風に考えています。

他の道も考えてはいるのですが、社会人ということで、ゲームにどれだけ時間が取れるかということもわからないので。

ハースストーンであれば、空いた時間の5分10分でもプレイできるというのは、魅力ですね。


hiroki

第5回Wekids Slayer Cupに臨む思いとは?


jimon

そうですね。私は第1回優勝者として参加させていただくわけですが。

第2回、第3回と優勝されている方が参加されるということで、普通の大会に参加するという考えだけでなく、強い相手を想定した上で、それを上回る考えを持って大会に臨まなければ勝てないのかな、と考えています。