ー好きな言葉ー
ー好きな言葉ー
つゐにゆく 道とはかねて きゝしかど きのふ今日とは 思はざりしを
在原業平(825-880)
『伊勢物語』125段
【訳】いつかは通る道だと以前から聞いてはいたけど、まさか昨日今日のこととは思わなかったなあ
多くの人は自分が死ぬことについて、当事者意識が薄い。
自分が死ぬということは、最後の最後まで考えが及ばないということだと思います。
しかし、実際には、交通事故等不慮の事故や病気等、死は常にすぐそばにあるものです。
自分も今日明日死ぬかもしれない。
そんな危機感をもって、今日一日生き長らえていることに感謝し、
いつ死んでもいいよう毎日悔いのないように精一杯生きていきたい。
そう背筋を正される辞世の歌です。
道徳なき経済は罪であり、経済なき道徳は寝言である。
二宮 尊徳(金次郎)(1787-1856)
哲学のない利潤追求は罪であり、経済とかけ離れた理想論もまた寝言に過ぎない。
この言葉は、江戸時代後期の経世家・二宮尊徳の残した言葉です。
尊徳は単なる理論家ではなく、荒廃した農村の復興に実際に関わった人物です。
だからこそ、
道徳だけでは人は食べていけない。しかし、利益だけでは社会は壊れる
という両面を、机上ではなく現場で体感しています。
その結果として出てきたのが、
道徳(倫理)と経済(実利)は対立させるものではなく、両立させなければならない
というバランス感覚です。
まさに、「江戸後期の経世家が、実践の中で掴んだバランス原理を示す金言」です。
政治において、理想は大事ですが、現実性を欠いた机上の理想論は戯言に過ぎません。
理想は抱きつつ、現実面でそれをどう実装していくのか、この点までしっかり考え、
実践ができる政治家を目指したいと思います。
文は是れ糟粕、文は是れ瓦礫なり。
糟粕瓦礫を受くれば、即ち、粋実至実を失う。
空海(774-835)
『性霊集』
【訳】文章というものは残りかすであり、瓦礫である。そのような文章のみによってしまえば、物事の本質を見失ってしまう。
文章で書かれたものというのは、残りかすであり、瓦礫にすぎません。
文章での書きものばかりによってしまうと、
文章の背後に隠れている、
真に大切な物事の本質を見失ってしまいます。
文章は大事ですが、それを文字通り鵜吞みにするのではなく、
文章の行間をしっかりと読み取り、本質を洞察する力を養うとともに、
文字によらない実践の部分も大切にしていく姿勢が肝要と考えます。
日本の青年会議所は
希望をもたらす変革の起点として
輝く個性が調和する未来を描き
社会の課題を解決することで
持続可能な地域を創ることを誓う
JC宣言文
人口減少という厳しい現実に直面する中にあっても、
若者の力で地域に変革をもたらし、
希望ある未来を切り拓く決意が示されています。
本宣言は、若者の行動と挑戦を鼓舞するものであり、
若者政策を柱に据えて推進する私自身も強く感化され、
その実現に向けた責務と決意を新たにするものです。