Yoshida Lab.
(日本大学 文理学部化学科 分子集合化学研究室)
当研究室で合成した錯体・有機物の偏光顕微鏡写真。
分子集合化学(吉田)研究室~柔らかな分子集合体の制御を目指して化学(科学)が相当な発展を遂げた今日でも、いまだ目指すべき究極的なゴールは多数存在します。たとえば「太陽光の有効利用や二酸化炭素の削減に貢献する化学」などが挙げられます。
本研究室で目指すゴールの1つが、「分子の集合構造を自由自在に制御すること」です。生体内においては、高分子が(ポリペプチド)が自在に折り畳まれてタンパク質として機能を発現します。さらに、様々な低分子を含んで複数のタンパク質が集まることで、より複雑な機能が発現することも珍しくありません。このような分子集合を模倣し、自在に制御できる分子集合系を創りだしたい、というのが当研究室の目標(夢)です。当研究室では、分子集合体として、液晶やゲル、そして鉱物内部に取り込まれた分子群,などに着目します。このような「柔らかい」分子集合体では、その構造を正確に知ることも現時点では難しい課題の1つです。
研究室の目標(夢)は大きく(?)もちたいと思っていますが、実際の卒業(大学院)研究では、分子のデザイン・合成から始まり、合成した化合物を物理化学的に調べることになります。自分の思う分子をつくり・ならべる、ことを目指して研究を行います。
2019年に塔ノ岳頂上で(体ボロボロになりました)。
液晶は時間とともに揺らぐ不思議な世界(個人的見解)。