◆講師紹介◆

井脇千枝(イワキチエ)

フリーランス語学講師 (日本語・英語・スペイン語)

 初めて教える仕事に携わってから、30年になります。自分でもちょっとビックリ! 飽きっぽい性格なのに、これだけは飽きません(笑) どうすれば学生が「分かる」のか追求する、楽しい毎日です。学生には、「フツーの先生とちょっと違う」とよく言われます。「いい意味で」ということらしいです。「先生、いいです」とも言われます。こちらも微妙な表現ですが、「いつも元気で、よく笑う」ということでした。

教授資格

・日本語教育能力試験

 日本語教師デビューする前に、通信教育を受講し、受験しました。「教える」ことに関するパートでは、英語教育の経験が助けになりました。

CELTA外国語としての英語教授資格) 

 日本語を教えて15年ぐらいたった時に、日本語教育を外国語教育という視点で見直したいと思い、スペインで開講されたCELTAコースに参加しました。「目からうろこ」の毎日でした!

語学資格

・実用英語技能検定1級

 かなり以前に取得したものですが、期限切れのない資格。TOEICも何度か受験したことがありますが、こちらは有効期限こそないものの、取得して2年以内のスコアが求められるのが一般的。私のベストは985。満点ほしいな~と思ってたまに受験しますが、いつも同じようなスコアどまりで残念。英語はほぼ独学。大学は経済学部、大学院では日本語学を修めました。

・通訳案内業試験(現通訳案内士試験)

 これがないとガイドの仕事ができないという国家資格でしたが、今ではすっかり状況が変わり、もはや貴重な資格とはいえない⁉ ガイドになりたいというより、語学の試験という意識で受験を決めました。暗記が苦手な私は、地理や歴史の分野で苦労しましたが、詰め込んだことは短期記憶なので、今はまったく覚えていません。通訳の学校にもちょっと通ってみたことがあるんですが、私には語彙や定型句の暗記が大きなハードルでした。こちらは、周りのみなさんの熱意をみて、こんないい加減な気持ちのヤツがいるところではないと感じ、早々に退散。

DELE C1 (外国語としてのスペイン語検定試験)

 英語の知識が下支えとなったことは間違いありません。A1、A2、B1はスキップして、あつかましくもB2から受験。そして、B2に合格したのに気をよくしてC1までチャレンジ。情報が限られる中、模索しながらの受験勉強でした。特にspeaking, writingの準備に困り、スペイン語学校で教えているネイティブ、日本の大学でスペイン語を教えているネイティブ、国で小学校の先生をしていたネイティブ、大学でスペイン語を専攻したノンネイティブに教えを請いました。自分が指導を受ける側に立ってみると、学生の気持ちが本当によく分かります。「試験対策」とは何か。自分の授業、ティーチングスキルを客観的に見つめなおすきっかけになりました。