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氏子の皆様、ならびに崇敬者の皆様、こんにちは。和田区諏訪神社のホームページへようこそお越しくださいました。氏子総代を務めております星野でございます。
私と諏訪神社とのご縁は、単なる地元の氏子という立場以上に、人生の大きな転機を共にした深い感謝の念に支えられています。
かつて私が受験生であった頃、毎日のように当神社に参拝し、手を合わせてまいりました。境内を包む清らかな空気は、焦りや不安を抱えていた私の心を静め、迷いを取り払ってくれました。その結果、おかげさまで志望していた京都大学に合格することができました。この体験は、私にとって「神様が見守ってくださっている」という確信となり、困難に立ち向かう勇気の源泉となりました。
時を経て、今こうして氏子総代という重責を担わせていただいているのは、その時の報恩の思いがあるからです。学問の道であれ、仕事や日々の暮らしであれ、ひたむきに努力する者の背中を、この諏訪神社の神様は静かに、そして力強く後押ししてくださいます。
氏子の仕事とは、単に神社の形を守ることだけではありません。この尊い祈りの場を、次世代を担う子供たちや、今を懸命に生きる皆様のために、より清々しく、より身近な場所として維持・継承していくことだと考えております。
当ホームページを通じて、諏訪神社の伝統行事や私たちの活動を身近に感じていただければ幸いです。皆様がこの社に参拝され、神様とのご縁を結ばれますことを、心より願っております。
令和七年十二月吉日
和田区諏訪神社 氏子総代 星野郁雄
和田諏訪神社のような宮司がいない神社(兼務神社)では、祭祀(神事)については近隣の大きな神社(本務神社)の宮司にお願いするものの、神社の維持管理・運営については氏子総代や氏子役員が中心的な役割を担っています。
和田諏訪神社の氏子総代は、和田区内の各常会から選任された常会長が委員となる役員選考委員会で選任され、区民総会で承認されて就任します。氏子役員は、常会長の内から選任され、常会長と兼務します。
氏子総代は、区民の代表として宮司と協力し、神社と地域社会の橋渡し役を担い、神社の祭祀や伝統の保持・振興に奉仕する役割であるため、地域の人々からの信頼が厚い人が選ばれています。
具体的な年間の仕事は、主に以下の通りです。
春祭: 新年度で氏子役員になるとすぐに春祭がやってきます。毎年4月の上中旬の土曜日に宵祭、日曜日に本祭が執り行われます。
氏子総代は、いち早く「春季祭典のご案内」を印刷し、3月中に回覧で各戸に廻します。同時に区五役など列席者、氏子役員・当番隣組への依頼の書面を配布し、宵祭への露店出店の依頼などをも行い、注連縄(しめなわ)用の荒縄や紙垂(しで)と呼ばれる白い紙、神前に供える神饌(しんせん)と三宝に敷く敷紙、直会(※1)用の飲食物と準備や片付をする人への茶菓などを用意します。
宵祭当日(土曜日)は、早朝午前6時頃に氏子役員と当番隣組とが神社前に集合し、1時間程で境内・拝殿鞘堂内の清掃、社殿・境内社・鳥居の注連縄の張り替え、拝殿前に神前幕を張り本坪鈴(ほんつぼすず)を吊るし、神前に供物を供え、提灯・灯籠・幟旗立、露店用テント設営など準備をし、軽トラに太鼓を乗せ区内を回り触太鼓をします。
夕方6時頃よりは露店が出て、夜午後8時頃に区五役・公民館長・高齢会長の列席を仰ぎ、氏子総代・氏子役員も正装で参列し、祭祀は神職に代わり氏子総代が神事(修祓)(※2)を行い、列席者は玉串奉奠(※3)をします。
翌日曜日、朝午前10時頃に同様に本祭祭祀と直会を行います。祭祀は宵祭同様に神職に代わり氏子総代が神事(修祓)をし、列席者は玉串奉奠をします。
一旦帰宅し着替えて同日昼午後1時頃より氏子役員と当番隣組とが1時間程で終了後の片付をします。
(※1)直会(なおらい): (※2)修祓(しゅばつ): (※3)玉串奉奠(たまぐしほうてん):
(※1)直会(なおらい):神事の最後に、神前に捧げた供物(神饌や御神酒)を下げ、参列者が共に分かち合って頂く儀式のことを指します。これは単なる神事後の宴会や打ち上げではなく、祭典を締めくくる極めて重要な神事とされています。直会の核心にあるのは「神人共食」(しんじんきょうしょく)という日本古来の思想です。神様が召し上がったものと同じ供物を頂くことで、神様の霊威を身体に取り込み、神霊との結びつきを強め、そのご加護を授かることができると信じられてきました。同時に、同じ食事を分かち合うことで、神様を介して参列者同士の連帯感を深めるという、共同体における重要な社会的意義も持っています。祭礼において「神に供え、共に食べる」ことは不可欠な要素であり、古くは祭典の現場で供物を調理して食す形が一般的でした。現代では、場所や時間の制約から御神酒を一口頂く程度の略式で行われたり、お弁当や撤下品の配布に代わったりすることも増えていますが、神徳を身体に取り込み、日常へと清々しく戻るというその本質的な精神は、今も大切に受け継がれています。 当社では、コロナ禍以降は御神酒を頂いた後に弁当配付の形式で執り行っています。
(※2)修祓(しゅばつ):祭祀を執り行うのに先立ち、参列者及び献供物を清める祭儀です。神道において神様は清浄を極めて尊ばれる存在であり、不浄や罪、過ちといった「穢れ」を忌み嫌われます。そのため、神様をお迎えして願いを届ける前には、目に見えない心身の不浄を取り除き、本来の清らかな姿に戻る工程が不可欠とされています。この儀式は、「大幣」(おおぬさ)と呼ばれる道具を用いて行います。大幣は、榊の枝や木製の棒に、紙垂(しで)や浄化の象徴である麻などを取り付けたものを、所作として「左・右・左」の順に大きく振ることで、その場に集まった人々や神様へ捧げるお供え物を清めます。この三度の振りには、天・地・人の調和を整えるという意味も込められています。修祓を受ける側は、大幣を振る間、深く頭を下げてその霊力を受け、自らの内なる穢れを追い出します。このように修祓は、神様と向き合うための最も基本的な祭儀であり、神事全体の厳粛さを形作る土台となっています。
(※3)玉串奉奠(たまぐしほうてん):玉串(たまぐし)を神前に捧げて拝礼する儀式のことをいいます。 玉串は、現在一般的には榊(さかき)などの小枝に紙垂や麻などをつけたものが用いられますが、『古事記』岩屋戸段に「天香山之五百津真賢木矣、根許士尒許士而、於上枝取著八尺勾五百津之御湏麻流之玉、於中枝取繋八尺鏡、於下枝取垂白丹寸手青丹寸手而、此種種物者、布刀玉命、布刀御獘登取持而」(天の香山の茂った榊を根こそぎ掘り取ってきて、その上方の枝に八尺の勾玉を数多く長い緒に貫き通した玉飾りをつけ、中ほどの枝に八咫の鏡をかけ、下方の枝には白い幣と青い幣をさげて、このさまざまな品は、布刀玉命が尊い御幣として捧げ持ち)とあり、天照大御神が岩戸に隠れた際、神々が大きな榊の枝に鏡や玉、布を吊り下げて、その出御を願う儀式を行ったことが始まりとされています。また「たまぐし」の語源については諸説あり、本居宣長(もとおりのりなが)は、神前に手向けるため「手向串」(たむけぐし)で供物的な意味を有するものとし、平田篤胤(ひらたあつたね)は木竹(串)に玉を着けたために「玉串」とし、六人部是香(むとべよしか)は真榊(まさかき)が神霊(みたま)の宿るもので「霊串」(たまぐし)の意があるなどとしています 。玉串を神前に捧げることは、古くは神宮のみに見られ、皇室祭祀にも見えますが、国家神道による皇室祭祀を基準とした神社祭式の統一化のなかで、明治五年神祇省達「官国弊社祈年祭式制定ノ件」に「玉串ヲ執テ拝礼」とあり、明治八年四月十三日式部寮達「神社祭式制定ノ件」に「玉串ヲ献リ拝礼」として祭式に加えられたものです。なお「玉串奉奠」の語が正式に法令にみえるのは、明治四十年内務省告示第七十六号「神社祭式行事作法制定ノ件」においてです。実際の作法においては、玉串を受け取る際には、右手で枝本を上から、左手で葉の部分を下から持ち、このとき葉の部分を少し上にあげ胸の高さで持ちます。案(あん)と呼ばれる机の三歩手前で小さく一礼して神前へと進み、神前で深く一礼をし、玉串を時計回りに九十度回し葉先を神前に向けて立てたら、左手を下げて枝本に添えて祈念を込めます。続いて、玉串をさらに時計回りに百八十度回し、根本が神前を向くように整えてから案(あん)の上にお供えします。最後に少し後ろへ下がり、「再拝二拍手一拝」(二度深くお辞儀をし、二度柏手を打ち、一度深くお辞儀をする)でお参りします。
草刈奉仕: 7月頃の日曜日に、氏子役員が区所有の刈払機(草刈機)を用い、2時間ほどで境内の草刈り奉仕をします。
草刈奉仕: 9月頃の秋祭りの前の日曜日に、氏子役員が区所有の刈払機(草刈機)を用い、2時間ほどで境内の草刈り奉仕をします。
秋祭: 和田諏訪神社における例大祭で、現在は毎年9月28に宵祭、同29日に本祭が執り行われています。
氏子総代は、「秋季祭典のご案内」を印刷し、8月中に回覧で各戸に廻します。同時に区五役など列席者、氏子役員・当番隣組への依頼の書面を配布し、宵祭への露店出店の依頼などをも行い、湯立(ゆだて)神事用の葉付きの青竹や笹竹、注連縄(しめなわ)用の荒縄や紙垂(しで)と呼ばれる白い紙、神前に供える神饌(しんせん)と三宝に敷く敷紙、直会用の飲食物と準備や片付をする人への茶菓などを用意します。
宵祭当日は、早朝午前6時頃に氏子役員と当番隣組とが神社前に集合し、1時間程で境内・拝殿鞘堂内の清掃、社殿・境内社・鳥居の注連縄の張り替え、拝殿前に神前幕を張り本坪鈴(ほんつぼすず)を吊るし、神前に供物を供え、提灯・灯籠・幟旗立、露店用テント設営など準備をし、軽トラに太鼓を乗せ区内を回り触太鼓をします。
夕方6時頃より露店が出て、夜午後8時頃に区五役・公民館長・高齢会長の列席を仰ぎ、氏子総代・氏子役員も正装で参列し、宵祭祭祀は神職に代わり氏子総代が神事(修祓)を行い、列席者は玉串奉奠をします。翌日朝午前11時頃に神官が本祭祭祀と直会を行いますが、常の神事に加え、神社境内拝殿前に四隅に斎竹(いみだけ)とよばれる葉付きの青竹を立て、注連縄を張り廻らせ紙垂(しで)を垂らした央に大釜を据え、湯を沸し、宮司が笹を湯に浸し、その笹でまわりに湯を振りかける湯立神事が行われます。一旦帰宅し着替えて同日昼午後1時頃より氏子役員と当番隣組とが1時間程で終了後の片付をします。
御神札配布準備: 氏子総代は「御札の申込書」印刷し、10月初旬に回覧で各戸に廻し、回覧が回収出来たら隣組長は注文数を集計し、常会長を通じて11月中旬までに氏子総代に提出します。総代は注文を集計して宮司に伝えるとともに、常会隣組毎の注文者・各御札数・金額を記したリストを作成し、さらに注文者それぞれに御札を入れて渡すための封筒に常会隣組・注文者・各御札数・金額を書くための欄を印刷して、その封筒の各欄にそれぞれを記入します。
大祓: 現在は12月第一日曜日あるいは11月最終日曜日の午後に執り行われます。
氏子総代は、「大祓祭典のご案内」を印刷し、区五役など列席者、氏子役員への依頼の書面を配布し、神前に供える神饌(しんせん)と三宝に敷く敷紙、直会用の飲食物と準備や片付をする人への茶などを用意します。
大祓当日は、午後1時頃に氏子役員が神社前に集合し、1時間程で境内・拝殿鞘堂内の清掃、神前に供物を供えます。当日午後3時頃に区五役・公民館長・高齢会長の列席を仰ぎ、氏子総代・氏子役員も正装に着替えて参列し、神官が本祭祭祀と直会を行います。一旦帰宅し着替えて同日午後4時頃より氏子役員で終了後の片付をし、その後御神札配布の準備をします。
御神札配布準備: 研修センターに於て、御札を入れて渡すための封筒それぞれに、天照皇大神宮大中小・諏訪神社・年神様、かまど神様、屋敷神様の七種類の御札のうち注文された御札を入れ、常会隣組毎に箱に入れます。
古札納所準備: 拝殿前脇にどんど焼きで焼く、正月のしめ縄や松飾り、古神札、書き初め、達磨などを入れてもらうための古札納所を組み立てます。
御神札配布: 12月初旬の土曜日・日曜日の午前9時から12時の間に研修センターにおいて、初穂料(はつほりょう)をお預かりして、その場で封筒の中の御札に間違いがないか確認しながら御神札をお渡ししています。忘れている人も多いので区内放送や、最終日の終了時刻前には電話をかけて来場を促したり、不在の場合は担当常会長が届けて集金することもあります。初穂料はすべて宮司にお納めします。和田区諏訪神社としても土地賃借者への御礼用の御神札・越年祭配布用の護符を宮司より購入します。
越年祭(二年参り):
氏子総代は、「越年祭(二年参り)新年拝賀式及び奉焼祭のご案内」を印刷し、11月中に回覧で各戸に廻します。同時に区五役など列席者、氏子役員・当番隣組への依頼の書面を配布し、注連縄(しめなわ)用の荒縄や紙垂(しで)と呼ばれる白い紙、神前に供える神饌(しんせん)と三宝に敷く敷紙、振舞用の酒・甘酒・紙コップ・蜜柑、準備や片付をする人への茶などを用意します。
当日は、午前9時頃に氏子役員と当番隣組とが神社前に集合し、1時間程で境内・拝殿鞘堂内の清掃、社殿・境内社・鳥居の注連縄の張り替え、拝殿前に神前幕を張り本坪鈴(ほんつぼすず)を吊るし、神前に供物を供え、提灯・灯籠・幟旗立、振舞用テント設営・照明用の投光器・発電機、机や燗用の鍋・カセットコンロ、庭火用の伐採木などを準備をします。
当日は、夜午後10時頃より境内で庭火(にわび)を焚きます。
氏子役員は11時頃よりテント内で酒や甘酒の燗をします。紅白歌合戦が終わったあたりから参道が埋まるくらいの参拝者が殺到しますので、氏子役員は拝殿前で護符を手渡しし、テント内で酒・甘酒・蜜柑をふるまいます。
午前1時頃には参拝者がひけるので簡単に片づけて終了します。
新年拝賀式:
正月元日の朝午前10時に、区五役・公民館長・高齢会長の列席を仰ぎ、氏子総代・氏子役員も正装で参列して祭祀と直会を行います。
神職に代わり氏子総代が神事(修祓)をし、列席者は玉串奉奠をします。
一旦帰宅し着替えて、同日午前11時頃より氏子役員と当番隣組とが1時間程で終了後の片付をします。
どんど焼き:
小正月(1月15日)頃の土曜日午前10時頃から研修センター前の広場の中央に、太い木の枝を井桁に組み、中心に芯柱を立て、正月のしめ縄や松飾り、古神札、書き初め、達磨などを積み上げ、芯柱の先に刺した「だるま」を目印に、上を縛った四本の青竹を四人で持ち上げ、四隅に立てて四角垂を作り、中に松の枝などを立て掛けるように置いていき、荒縄で周囲を縛って櫓を組み上げます。1時間程で準備完了します。
翌日曜日の午前10時頃に、年男・年女が点火し、正午にかけて焚き上げを行います。
熱々の甘酒の振舞をします。
燃え尽きたらバケツの水で火を消し、灰を均して上をトタン板で覆い完全鎮火するまで置いて後日灰を片付け、灰は市に回収してもらいます。
1. 神社の維持管理に関する仕事
宮司が常駐しないため、氏子総代・氏子役員が主体となって日常的な維持管理を行います。
境内の清掃・美化: 定期的に草刈り、落ち葉掃きなどを行い、神社の尊厳を保ちます。境内の支障木の伐採・枝払いなどをするため業者の手配、作業監督確認を行います。
施設・設備の保守管理:
社殿などの点検: 老朽化している箇所がないか確認し、修繕が必要な場合は氏子役員により補修または業者を手配します。
備品の管理: 神具や祭礼用品の点検、保管を行い、汚損や破損などの場合は修繕あるいは新たに購入します。
2. 運営・会計に関する仕事
神社を宗教法人として運営するための事務的な役割です。
総会の開催: 年1回3月の区の総会において、決算報告、事業報告、予算案などを報告することで氏子総会に代えています。
会計・経理:
出納管理:土地賃貸料、奉賛金や寄付金、賽銭などを回収・管理し、運営費や修繕費に充てます。
収支の記録:会計帳簿の作成と記帳、領収書等の証憑書類の整理・保管をします。
決算書等の作成:会計年度終了後の決算報告書および次年度予算案などを作成し、会計監査を受け、区民総会で会計報告をして承認を受けます。
申告及び納税:収益事業にかかわる収益事業決算書を作成し、法人税などの申告・納税をします。
(現況収入の約半分は税金として納付しなければなりません。収益事業部分の固定資産税が地目宅地かつ課税地目宅地で高いのと、法人県民税と地方市民税は均等割があるためで、これらは赤字でも税金がかかります。)
第1章 会計役の役割と責任
目的: 神社の財産を適切に管理し、収支を正確に記録・報告することにより、神社の透明かつ健全な運営を支える。
職務
現金の出納管理、預貯金通帳の管理。
会計帳簿(現金出納帳、総勘定元帳など)の作成と記帳。
領収書等の証憑書類の整理・保管。
年次の収支報告資料の作成。
会計年度終了後の決算報告書および次年度予算案の作成。
氏子総代、および総会における会計報告。
会計監査への協力。
第2章 会計原則と会計期間
会計原則
単式簿記:単式簿記を用います。(主に現金の出入りのみを記録するもの)
透明性::すべての取引は正確に記録され、証拠書類に基づいている必要があります。
区分経理: 宗教活動(賽銭、玉串料など非課税)と、収益事業(地代など課税対象)の経理は明確に区分する必要があります。
会計期間
原則として、毎年3月1日から翌年2月末日までの1年間。
第3章 日々の会計業務
収入の処理
賽銭、玉串料、寄付金などの現金収入は、氏子総代と共に速やかに集計確認し、現金出納帳に記帳します。
土地賃貸料は口座振替または集金で徴収します。徴収の際は、領収書(控え含む)を発行するか、振込記録を確認します。
支出の処理
支払の原則:すべての支出は、原則として領収書と引き換えに行い、支払い目的と金額を明確にします。
例外(領収書がない場合): 神官報酬や御神札など領収書が得られない場合は、「支払証明書(様式あり)」に支払先、金額、目的、支払者の署名捺印をもらい、領収書の代わりとします。
領収書の確認事項:宛名は「和田区諏訪神社」となっているか(「上様」は避ける)。日付、金額、品名(具体的に)、発行元(店舗名)が明記されているか。
小口現金: 日々の少額な支払いに備え、一定額の小口現金を保持できます。
預金::一定額以上の現金は、速やかに指定の金融機関口座に入金します。
帳簿の記帳
現金出納帳:現金出納帳を基本とし、日々の現金の動きを記録します。
勘定科目:別途「神社会計科目一覧表」によります。
預金出納帳:預金の出し入れを記録します。通帳を預金出納帳の代わりとすることも可能です。
証憑書類の保管
領収書、請求書、振込明細書などの証拠書類は、日付順または科目別に整理し、最低7年間は保管します。
第4章 決算と報告業務
決算手続き
会計年度末(2月末日)前に出納閉鎖(2月中旬)があるため、そこで帳簿を締め切り、1年間の収入合計額と支出合計額、および翌年度への繰越金額を確定させます。
作成書類
収支計算書:1年間の収支内訳、決算報告書を作成します。
予算案の作成:来年度の予算案を作成します。
報告と承認
作成した決算報告書は、氏子総代・区長・監査役に提出し、会計監査(2月後半)を受け、区民総会(3月後半)において説明をし、来年度予算案と共に承認を得ます。
所轄庁への提出
収益事業にかかわる収益事業決算書を作成します。税務申告は代表者である氏子総代。
第5章 税務に関する留意事項
非課税事業と課税事業
宗教活動による収入(賽銭、玉串料、寄附金などの収入)は原則非課税です。
収益事業(不動産賃貸など)から生じた所得は課税対象となります。これらの経理は明確に区分し、法人税の申告が必要です。
収益事業決算書の作成:税務申告のための収益事業決算書を作成します。
第6章 引継ぎ
会計役の交代時には、以下のものを後任者へ確実に引き継ぎます。
現金残高
預貯金通帳および届出印鑑
会計帳簿(過去分も含む)
証憑書類一式
財産目録の控え
その他関連書類およびデジタルデータ