【特別賞(十和田流鏑馬観光連盟賞)】

佐々木夢由羽

■学校名

岩手県立花巻北高校

代表者名

佐々木夢由羽高校2年)

■他メンバー

なし

■担当教員(指導者)

嶋田奈央子

現代版‼馬と暮らそう

■作品概要

この作品は、自分の家にあった馬頭観音から始まった内容です。馬が好きだった私の身近に実は、馬がいたかもしれない事に気づき、自分の住む地域と馬の関係を調べました。家族に聞き、資料を探しながら研究をしました。私の住む地域はとても田舎で、昔の資料がなく、苦労する面もありましたが、地域と馬のつながりについて、調べ上げることができている作品です。さらに、地域と馬の関係から発展して、馬と今の時代に住むことは可能かについても考えてみました。ペットとして飼える馬について。さらに、馬を移動手段として活用していくことを考えました。馬の種類をできるだけたくさん調べ、一頭一頭の情報をできるだけ漏らさないようにしながら自分なりに、馬と共存する世界を想像しながら結論を出してみました。

馬の種類についてよく知らない人も、こんな馬もいるのか!と知ることもでき、様々なパターンを考えながら馬と暮らしていく未来を考えた作品です。

■探究の動機や目的

自分の家の庭に馬頭観音があり、公民館にも馬頭観音があったため、自分の住む地域は昔から馬と関係があったのか知りたいと思ったこと。また、馬頭観音が家にあることが珍しかったこと。そして、馬が大好きで馬についてもと知りたいと思っていたことが動機です。

目的は、自分の地域と馬の関係について知り、どんな関わりを持っていたのか知ることと、馬と現代でも住むことが可能なのか考え、現実的なものにしていくこと。

■探究の方法や内容

研究方法は、自分の家族や、馬とかかわりのある友達に直接話を聞くことと、インターネット。

内容は、馬頭観音がなぜ家にあったかを知り、自分の家と馬はかかわりがあったのか調べた結果。そして、地域と馬の関係はどのようなものだったのかを調べた結果。

馬と今後共存するための様々なパターンや、方法について。馬の性質や特徴などを踏まえながら、人間ともっと近い距離で関わっていく方法を考えた結果。


■感想と今後の課題

昔からなじみ深かった馬頭観音について、何も知らないまま残していくことにならなくてよかったと思った。馬頭観音について、地域と馬のかかわりについて、知ってからの自分の暮らす地域の風景や田畑は少し違って見えるようになり、馬頭観音へ手を合わせることも意味をもって感謝を伝えることができるようになった。岩手はチャグチャグ馬っこや藤原まつりなど馬を使った行事も多かったため、さらに馬に興味を持ちやすかった。馬の種類もあんなにたくさんいるとは知らず、調べ上げるのは大変だったが、馬の特徴や性格を見ていくうちに、この馬はもっと活躍してほしいとか、この馬はこうなってほしいなど自分の中で馬をもっと活かしていく方法を考えたり、新しい発見をしたりと楽しい時間になった。今後の課題としては、私は馬に触れ合う機会がなかなか取れていないので、もっと馬と仲良くするためには、馬を近くで観察したり、触ってみるという体験をしていかなければいけないと思った。

応募作品