Ikeda group
Condensed matter physics at ultrahigh magnetic fieldsDepartment of Engineering ScienceUniversity of Electro-CommunicationsIkeda group
Condensed matter physics at ultrahigh magnetic fieldsDepartment of Engineering ScienceUniversity of Electro-Communications私たちはサイエンスのフロンティア領域である1000テスラ超強磁場を舞台に、新たな研究領域の開拓をもくろんでいます。私たちの武器は、ユニークな実験手法とその開発スキルです。一風変わった実験装置の開発や世界最強磁場を利用した実験を通じて、私たちと一緒に実験物理のフロンティアを開拓しませんか?
配属先に関する質問や見学希望はいつでも受け付けています。(卒研配属希望者へのビデオ)
11/13 - 11/17 @ 電通大 体験ワークショップ「強磁場ミニバンクを作ろう!」についてはこちら
13−15 DEC 2023
SACLAでプラズマ実験用のミニバンク装置とコイルのテストを行ってきました。
7-8 DEC 2023
強磁場研究会@東北大金研, でinvited talkをしてきました。
4-6 DEC 2023
学変(A) 1000テスラ科学 第2回領域会議@電通大が開催されました。
28 NOV 2023
創発RAの石田あずみさん(基盤理工学専攻博士後期1年)がHYPERFINE2023にてYoung Presenter's Awardを受賞しました。おめでとうございます!
19 Oct 2023
第18回(2024年)物理学会若手奨励賞(領域8)を受賞しました。ありがとうございます。共同研究者さまのおかげです。引き続きよろしくお願いします。授賞式・講演は2024年春の物理学会です。オンラインなのがちょっと残念。
02 Oct 2023
9月にSACLAでおこなったPINK-02の動作テストで、120テスラの超強磁場発生に成功しました。ついに物性研の外に100テスラを持ち出すことに成功しました。もちろんポータブル磁場で世界一です。PINK-01ほどの安定的な実験はまだできませんが、近い将来に100テスラ超えのX線実験結果が得られるように粉骨砕身したいと思います。
29 Aug 2023
SPring-8/SACLAの年間成果報告書であるResearch Frontiers 2022にPINK-01に関する紹介記事が掲載されました。
"Road to X-ray science beyond 100 Tesla", A. Ikeda and Y. H. Matsuda
19 July 2023
学術変革領域(A)「1000テスラ科学」のHPが公開されました。
15 July 2023
研究室で電通大の匠ガールに参加しました。女子中高生5名が体験実験をしに研究室にきてくれました。
デモ実験ではよりもエキサイティングな企画を、ということで、普通に磁場の記録更新を狙って、新しいコイルを作りました。
巻線機が壊れるトラブルもありましたが、何とが最高磁場の更新に成功しました!36.2テスラでました!
16 June 2023
電通大ではじめて、オール手作りミニバンクでのパルス強磁場発生に成功しました!めでたい!!!28テスラ、4 kAでています。もっと写真
07 June 2023
東大物性研の石井くんがBi0.5Ca0.5MnO3の磁化を140テスラまで計測した研究成果がJ. Phys. Soc. Jpn.に掲載されました。
Gradual charge order melting in Bi0.5Ca0.5MnO3 induced by ultrahigh magnetic field
Y. Ishii, A. Ikeda, M. Tokunaga, K. Kindo, A. Matsuo, Y. H. Matsuda
J. Phys. Soc. Jpn. 92, 074702 (2023)
arXiv:2112.03507
相境界の温度依存性を計測したところ、ある温度以下で異常な相図が得られています。非平衡的な現象が関与していそうなのですが、完全には解明できていません。パンドラの箱を開いたか・・・?
06 June 2023
EuNiCoP2の磁歪を60テスラまで計測した研究成果がPhys. Rev. Bに掲載されました。
Magnetic field induced valence change in Eu(Co1-xNix)2P2 up to 60 T
R. Nakamura, A. Ishita, J. Nakamura, H. Ohta, Y. Haraguchi, H. A. Katori, H. Ishikawa, A. Matsuo, K. Kindo, M. Nohara, and A. Ikeda (*) *Corresponding author
Phys. Rev. B 107, 235110 (2023)
arXiv:2303.02910
電通大中村仁研の中村頼人さんが残した仕事に付加的に磁歪研究を足して、論文にしたものです。電通大に来てから始めた研究として初論文。レゴで作ったFBG接着台も活躍。Eu122の勉強にもなりました。
05 APR 2023
LaCoO3の磁歪を600テスラまで計測した研究成果がNature Communicationsに掲載されました。
Signature of spin-triplet exciton condensations in LaCoO3 at ultrahigh magnetic fields up to 600 T
A. Ikeda, Y. H. Matsuda, K. Sato, Y. Ishii, H. Sawabe, D. Nakamura, S. Takeyama, J. Nasu
Nat. Commun. 14, 1744 (2023)
arXiv:2201.02704
29 MAR 2023
2023年度SACLA基盤開発プログラムに2件採択されました。
ポータブルパルス超強磁場発生装置 PINK による XFEL-100 テスラ共用実験(電通大、東大)
Study of Magnetized Solids/Plasmas in the near and above High Energy Density regime(LULI、電通大、阪大、東大)
100テスラと、40テスラのパルス磁場発生装置をそれぞれ完成させ、SACLAでの強磁場実験を推進します。
X線自由電子レーザー施設SACLA
100テスラXFEL実験用のPINK-02
40テスラXFEL実験用のミニコイル
8 MAR 2023
下記セミナーを行いました。
若手物性トーク 講師 浅川寛太氏(東京農工大)、14:00 - 15:00 東6号館402号室(電通大)
「Fe3O4表面の磁性や光脱離など」についてお話しいただきました。めっちゃ面白かったです。ありがとうございます!
7 MAR 2023
Eu122系の強磁場磁歪計測の論文を書いてarXivにアップロードしました。
Magnetic field induced valence change in Eu(Co1-xNix)2P2 up to 60 T
R. Nakamura, A. Ishita, J. Nakamura, H. Ohta, Y. Haraguchi, H. A. Katori, H. Ishikawa, A. Matsuo, K. Kindo, M. Nohara, and A. Ikeda (*)
arXiv:2303.02910 *Corresponding author
読んでみてね!
2 MAR 2023
SACLA User Meeting 2023(オンライン)で発表しました。「X-ray experiment in pulsed ultrahigh magnetic field beyond 100 T with a portable single turn coil system “PINK”」基盤開発プログラムについて進捗報告をしました。
28 FEB 2023
LaCoO3-600テスラ-FBG磁歪の論文がNature Communicationsにアクセプトされました。
科研費基盤(B)「新世代量子ビームによる100テスラ新結晶のミクロ構造観察」代表が採択されました。
科研費学術変革領域研究(A)「1000テスラ超強磁場による化学的カタストロフィー :非摂動磁場による化学結合の科学」が採択されました。自分はA02計画研究「1000Tスピン格子結合の探求と理解 」の代表と総括班分担です。
木原さん@岡大の基盤(B)「状態密度変化によるゼロヒステリスの巨大磁気熱量効果の実現に向けたメカニズム解明」も採択されました。自分は分担で強磁場中XRDを担当します。
同日に良い知らせが集中しました。共同研究者や家族のおかげなので感謝しています。基盤Bは4度目の正直だったので本当によかった・・・
22 FEB 2023
田中くんと野田くんの卒論発表の打ち上げをしました。おつかれさまです!
27 JAN 2023
JST創発的研究支援事業に採択されました!2023年度から7年間(*)と長期間支援いただけます。
「新世代量子ビームによる超100テスラ量子物性の解明」という題目です。当研究室の主力装置であるポータブル超強磁場発生装置PINKシリーズ(PINK-01、PINK-02・・・)を使って、超強磁場でのX線実験やテラヘルツ実験などの全く新しい物性実験領域を切り開きます。
いっしょに研究していただいている皆様のおかげです。引き続きよろしくお願いいたします。JST初めてなのでうれしいです
*3年目にステージゲートがあるけど。
26 JAN 2023
Rhombic skyrmion lattice coupled with orthorhombic structural distortion in EuAl4
M. Gen, R. Takagi, Y. Watanabe, N. Matsuyama, Y. Kohama, A. Ikeda, Y. Ōnuki, T. Kurumaji, T.-h. Arima, S. Seki
Phys. Rev. B 107, L020410 (2023)
arXiv:2209.12751
厳君@理研のEuAl4の磁気構造・結晶構造に関する論文が出版されました。読んでみてね!
スキルミオン相を含む複雑な磁気相図の各所において、スピン格子結合を明らかにしています。si155を使った多チャンネルFBG磁歪計測と共鳴X線回折実験により複雑な磁気相図と結晶構造の相関を研究しています。ドメインの解析もテクニカルです。
22 JAN 2023
「東京医科歯科大学における PBL 教育の実践」
檜枝光憲, 池田暁彦, 吉田靖雄
大学の物理教育 Vol. 27, pp163 (2021) (J-Stageで読めます)
昨年の論文ですが、J-STAGEでオープンアクセスで読めるようになったので再掲します。「大学の物理教育誌は1年後にJ-STAGEでオープンアクセスになる。」と覚えてください。
もしかして・・・と思ってみてみると物理学会誌もそうだったらしい(2021年12月号がフリー)。物理学会の会員サイトでは最新号まで読めるのですが、1年でオープンアクセスになっているとは知らなかった。