現地ガイドさんの言葉
井川を訪問してきました。今回はエリア・デザイン研究会副部長 柴ゼミ3年の石部が担当します。
私自身はこれが3回目の訪問になりますが、今回は葵トラベラー井川編ということで新たな発見も多かったです。
葵トラベラーは静岡市の企画している地域活動の活性化を目的とし、自然・文化・歴史・特産品など、各地域の特性を生かした誰でも参加可能な地域プロモーションイベントです。→ 葵区魅力づくり事業
この企画を通してその地域の抱えている課題や問題などについてを学びながら、地域の方のガイドを聞くことがでました。
井川の観光スポットをいくつか挙げると、
1.廃線小道
2.夢の吊橋
3.井川大仏
4.ビジターセンター
5.門間地蔵
6.湖渡船
などなど。
今回、地味に一番驚いたのは井川大仏は診療所で歯科医をしていた佐藤平一郎氏が、4年もかけて作り上げたのだそう。ガイドさんから丁寧に説明していただきました!!
春祭りは地元でとれた食材を使った屋台が立ち並び、つきたてのお餅を全員に振舞っていただきました。なんと、きな粉を大豆から引いて、よもぎ餅のよもぎと餅を混ぜ合わせるところから作るところを初めて目の前で見せていただきました。参加者のなかには前にも春祭りに訪れた方がいて、昔はもっと屋台も多かったようなことをつぶやいていたのが気になりました。井川の穀物を使ったガレット(クレープのようなもの)焼きシイタケをいただきました。とてもおいしかったです。
また、今回は井川のような自然豊かな場所でドローンを飛ばしてみたらどうかという企画もあり飛ぶ様子を見ました。次回からはドローンを飛ばす体験を企画しているそうです。ドローンは決まりが厳しくなり、飛ばす場所がないので面白い企画だと感じました。
2.井川地区とエリア・デザイン
昨年度、エリア・デザインは県の少子化プロジェクト大学生が考える未来への羅針盤事業に参加しましました。
企業、行政、子育ての面から、様々な社会人の意見を聞き、自分自身の今後の静岡ライフについて考えながら、私たちは静岡について意外と何も知らないことに気づきました。静岡のことをもっと知りたい・知ってもらうためには地域情報を「見える化」していくことは大事だと考え、人口減少が激しい井川地区に目を向け井川の地域情報マップを作り始めました。
葵トラベラー 井川編 PR動画(作成者:石部)
・井川地区について
井川は高齢化が進み井川ダム建設を機に最盛期には8000人を超えた人口も現在およそ500人。子供は小中一貫の公立に通う児童・生徒が約10人ほど。今川・武田・徳川の3勢力のちょうど真ん中に位置し、第二次世界大戦前は砂金もとれたそうです。
観光スポットと言われる場所はいくつかあるが、これと言って今の井川には売りになるものがないのは問題だと現地のガイドさんも、話してくれました。
このような報告一つは小さなものだけど多くの人に知ってもらうためにも、私の経験したことが私の中だけで終わらないためにも、このような場は必要だと考えました。私だけでなく参加した企画につきメンバー一人が報告をすることで、他の学生にも知ってもらえるだけでなくメンバー間でも情報の共有ができます。
次回からもこのように私たちの活動と公開していきたいのでよろしくお願いします。