訪れた方のお話
今回はエリア・デザイン部長の富田が担当します。
このボランティア活動は去年から行われていましたが、僕は今回が初めてスタッフとして活動しました。
清水フラワーフェスタのボランティア中、僕は総合案内にいたのですが。チラシをもらいにきたお客様から「今年は広場でしか開催してないのですか?」の質問に「はい、今年はこの広場だけです。」と係りの人が答え。「そんな、生け花とかを楽しみに来たのに…」とお客様がガッカリして歩いているのを見て、僕は「今年は規模が縮小されたのかな」と思っていました。
しかし、実際は会場が変わっただけで前回行われた企画自体は今年も行っていたことを僕は知りませんでした。それは僕と一緒に総合案内係りをやった学生ボランティアも同じように誤った理解をしていたのでその日は間違った案内をしてしまいました。
今回の件は、僕たち学生ボランティアにも過失はあるかもしれませんが、毎回参加するボランティア活動に学生たちのイベントに対しての知識が乏しすぎると思います。
経験済みならともかく初めてボランティアをする学生は知らないことが多くてお客様からの質問に的確に答えることができていないと思います。もちろん、特殊な質問や非常事態はしっかり社会人のスタッフに連絡をとることが大切だと思いますが簡単な質問に答えられないのはただいるだけの学生ボランティアだと思います。
僕はJリーグのスタジアム運営スタッフの仕事をやったことがありますが、全くサッカーに興味がなくサッカー場にも行ったことがない人がスタッフをやっていると、トイレや喫煙所の場所答えることができないことがあります。
こういうことがあるので今後ボランティアとして活動するなら来ているお客様に最大限のサービスを提供するため、事前にある程度の知識をつむ(人口減少問題ではなくスタッフとしての運営知識)必要があると強く感じました。
休憩中に久しぶりにマリンパークに来たのでエスパルスドリームプラザを歩いてみましたが、日曜日にもかかわらずあまり人がいませんでした。
お昼時でもちびまる子ちゃんスペースの学校給食が食べられるお店にはあまりお客さんがいなくて寂しい雰囲気になっていました。
私事ですが、生まれも育ちも島田で、高校まで野球をやっていたので今までサッカーのことはあまり興味がありませんでしたが、今では清水エスパルスのサポーターです。理由はエスパルスが Jリーグ創設期の出場チームの中で唯一の市民クラブ(親会社を持たず、自分たちで運営しているクラブ)であり今でも地域を盛り上げるために努力しているからです。そういうところを観ているので清水が静かになっていくのは島田が廃れているように悲しいことですが、静岡に住む若い市民は地域に興味を持っていません。休日家にこもることも悪いことではないと思いますが、それで「僕の地域には何もない」と言っていいものかと僕は思います。エスパルスのホームスタジアムも観客席に若い世代が少ないし、今回のフラワーフェスタも学生はボランティアスタッフくらいでお客さんとしてきている人はあまりいませんでした。学生はボランティア以外にも地域と関わっていくことが大事だと感じました。
~返信~
富田君、レポありがとうございます。石部です。確かに、地域のことについて興味をもつ学生は少ないかもしれませんね。私たちの街には一体何があるのか、知っている学生は多くありません。ですが、それはある種のモラルのような問題です。自分の存在する場所の問題について、どこまで自分のこととして受け入れられるかはその人の性格、人柄やモラルに左右されます。
私が一番問題に思うのは、心を揺さぶられるほど興味のあるものを持つことがどんなことなのか分からない学生が多いことです。何に対しても興味のない学生が増えていると感じます。その人は誰がどのようなチャンスを与えても、越えられない人です。その人が変わらない限り、変わりません。
学生が心を突き動かされるような。突き進む原動力になるような。そんなもののたった一つにも巡り合えないできたことです。それは地域じゃなくても、勉強じゃなくても、最初はだたの趣味でもいいんです。
とにかく、曇りのない 心から湧き上がるエネルギーが必要です。
それがその人の心の中に存在していることすら知らないでしょう。そして、それを知らずに自分の心を巡り合えずに大学生を終える人だっているでしょう。
もしも地域に興味を持てないのが本当の原因なら、それぞれの興味のあるものと地域を問題を結び付けていくことで越えられる問題です。私たちが地域に興味が持てなかったのは、自分のこととして実感が湧かなかったからです。自分と地域が頭の中で結び付かなかったからです。
ですが、富田君のように趣味を地域とつなげたら、地域の一部として関わろうと誰もが当然思うものです。
なので私は地域とその人自身を結び付けられるような企画をまずは井川で立てていこうと考えています。私たちにはできるんです。すぐには地域に頭がいかなかったとしても、それらを結び付ける回路だけ身につければ、ゆっくりでも進んでいくはずだと思います。
これからも、よろしくお願いします。