1年間住むためのアパートを日本出発前に探しました.UNIMOREはモデナ市とレッジョエミリア市のそれぞれにキャンパスがあり,モデナの方がメインキャンパスのようです.一方,私の訪問先研究室は大学キャンパス内ではなくレッジョエミリア駅の近くの Tecnopolo di Reggio Emilia にあります.そのため大学の International welcome desk ではなく地元事情に詳しいであろう訪問先研究室の方に賃貸住宅業者を紹介してもらいました.
Modena - Reggio Emilia 間はおよそ 20 km 離れています.
住宅業者から2つの空き部屋を提示してもらったうち,街の中心に近いワンルーム(€450/月)に決めました.年度の途中ということが理由なのか4月から入居できるアパートは提示された2件しか無かったので,安い方を選んだ形です.選ばなかったもう一方は€600/月の1LDKでした.
契約のためにデポジットとして1ヵ月分の家賃を国際送金し, codise fiscale (イタリアの納税者番号,詳細はページ下部)を伝えました.イニシャルコストとして上記のデポジットの他に,初月分の家賃(€450)+契約手数料(€190,退去時クリーニング代込み)を不動産業者へ,セットアップ代(€130)を utility provider (水道・電気・ガス等の管理会社)に支払う必要があります.
codice fiscale はイタリアの納税者番号のようなもので,実際には納税だけでなく口座開設や携帯電話の契約など定期的な金銭のやり取りが発生する場面で利用されます.私は住居契約の際に必要だったため取得しました.
現地の役所に直接書類を提出して codice fiscale を取得する方法が一般的なようですが,私は大学の welcome desk に取得を手伝って貰いました.web 検索では現地の役所に直接申請に行く方法や,採番ルールから自身の番号を推定する方法しか見つけられなかったので,これからイタリアの大学へ訪問する人は大学に問い合わせた方が良いと思います.
私のケースでは,大学の International welcome desk にビザのスキャンを提示すると約1週間後に codice fiscale のスキャンが送られてきました.