段、級位

段位には初段、二段、三段、四段、五段、六段、七段、八段があり、六~八段審査は全日本剣道連盟により実施され、初段~五段審査は東京都剣道連盟が全日本剣道連盟より委任され、実施されております。

級位には三級、二級、一級があり、審査は東京都剣道連盟 杖道部会(以下、東剣連杖道部会)が東京都剣道連盟より委任され、実施されています。

3級から五段位までの受験資格を以下に示します。

◆受験資格

東剣連杖道部会会員であること。

3級受験者

特に年齢制限はない

2級受験者

3級取得後3ヶ月を経過する者

1級受験者

2級取得後3ヶ月を経過する者、但し小学生は6年生以上、または1級は6年生になれば受験資格があり、1級取得3ヶ月後13歳以上は初段受験資格がある

初段受験者

1級取得後3ヶ月を経過する者

二段受験者

初段取得後満1年を経過する者

三段受験者

二段取得後満2年を経過する者

四段受験者

三段取得後満3年を経過する者

五段受験者

四段取得後満4年を経過する者

◆服装

剣道着、袴を着用のこと。3級、2級は運動着等の運動できる服装でも良い。


段位審査においては、受審者同士で演武を行う実技審査とそれぞれの段位に応じた学科審査が課されます。学科審査は毎回異なった問題が予め指定されますが、ご参考までに過去の問題例(初段から三段)を掲げます。

(初段)1.どんな動機で杖道を始めたのか述べよ。

   2.自分の修めた技の名称を記せ。

   3.間合いについて述べよ。

(二段)1.稽古する場合の心得について記せ。

   2.残心について詳しく述べよ。

   3.基本を重要視する理由を述べよ。

(三段)1.杖道修行上の心得について記せ。

   2.本手に構える場合の要領を説明せよ。

   3.目付について詳しく述べよ。