体罰について

投稿日: Jan 23, 2013 10:0:52 AM

保護者向けの初記事で、いきなりの重い問題をうまく扱えるか不安ですが…

下記のリンクにもある通り、 「児童生徒への指導に当たり、学校教育法第11条ただし書にいう体罰は、いかなる場合においても行ってはならない。」 となっています。ここで体罰とは、殴る、蹴る、正座等が該当します。ただし、懲戒の行為が体罰に当たるかどうかは、 個々の事案ごとに判断されます。 以上を踏まえれば、豊田高専サッカー部のチームスタッフによる体罰はないと断言できます。 微妙な領域に踏み込むほど指導していないということかもしれませんが、体罰に該当する可能性がある懲罰を行っていない ということで、一段階クリアと考えます。

サッカーの指導に関して言えば、良いプレーを良い、悪いプレーを悪いと理解させるのが重要です。 なぜ良かったのか、なぜ悪かったのか、どうすれば良くなるのかを選手達自らに考えさせなければなりません。 瞬間的には、体で覚えることもありますが、後から振り返ってしっかり整理することの方が大事でしょう。 この指導の過程に、殴る、蹴る、正座が入り込む余地はありませんよね。

余談ですが、サッカーの競技規則では、競技者、交代要員、または、交代して退いた競技者は、

    • 乱暴な行為

    • 攻撃的な、侮辱的な、または、下品な発言や身振りをする

と、レッドカード(退場処分、2試合以上出場停止)です。チーム役員についても、同等の処分が下されます。

文部科学省:問題行動を起こす児童生徒に対する指導について(通知)