テニスの原理・原則

はじめに

初心者指導に役立ちそうだなと思う点を備忘録的に書き残していきます。

私のテニス歴は中高の部活6年+教員になってから2年+軽井沢に移住してから2年くらいで,大学・大学院でやらなかったのを少し後悔しています。自分自身まだまだまだまだ下手くそですが,テニス部顧問になったり,生涯スポーツ的にテニスに関わり始めたことを機に,人並み以上にテニスの解説動画や本などを読むようになりました。

個人的に非常に感銘を受けているのは,「lond日記」というブログです。感覚的な「コツ」には再現性がなく個人差だらけだけど,ラケットを使ってボールを飛ばす物理法則や,その運動をつくり出す人体の構造にそう大きな違いはないのだから,理屈を理解すれば上達は早いはずだ,というコンセプトで,様々な「通説」を切っています。ぜひお読みください。

大事にしたいこと

このサイトに情報を載せる上で大事にしたい点は以下の3点です。

  1. 基本を精選する

  2. セルフチェックできる点を挙げる

  3. 動画/画像(特にトッププロの)を豊富に使う

1番について。たとえばラケットをどう動かすかに注目したアドバイスがよくされます。「フォアハンドはグリップエンドからボールに向かう」「サーブは一度ラケットヘッドを下げてから打ちにいく」などなど。しかしラケットをどう動かすかだけを考えてしまうと,スイングの流動性が失われ,ぎこちなくなってしまうことが往々にしてあると,生徒を見ていて思います。(そして録画した自分のフォームをみてもとてもそう思います。。)

大切なのは,身体のつかい方です。あるラケットの動きを取るための体のつかい方は無限にありますが,ある体のつかい方をした時のラケットの動きはただ1つに決まります。正しい身体のつかい方を学び,その結果,ラケットがそう動く(△ラケットをそう動かす)という状態をどう作れるか,考えていきましょう。

2番について。他人を指導する場合,感覚的な表現・アドバイスはあまり役に立ちません。「手打ちになってるよ」「ラケットをこねている」などなど。それよりはむしろ,「打点の位置が」とか「フォアを打ち終わった後の頭の位置が」など,録画してふり返れば誰でも確認できるポイントを挙げていこうと思います。後輩指導にも活かせることをねらっています。

そして1番とあいまって,誰にでも共通するような基本的な点のみを示すつもりです。(「誰にでも共通する」というのは「どのプロも実践している」とほぼ同義と考えています。)「そのようなチェックポイントを100個用意しました!(ドン!」なんて言われても困りますしね。

3番について。テニスについての情報は調べれば調べるほど,海外の方が充実していると思うようになりました。自分が英語教員ということもありますが,海外webサイトからの転載も多めです。一応リンク元は明記しますし,このサイトから何らかの収益を得ようとするつもりはないので問題はないかなと思っていますが,もし何かありましたらご連絡下さい。