シルバーウィークの7日間を使って友達と北海道旅行に行った。札幌から車で少し走ったところに友達の祖父の別荘があり、そこを宿代わりにさせて頂いた。これは毎日走り回った旅行の中で、一番遠出した1日(あるいは前日)についての記録である。
そもそもは、一人が現地の友人に聞いた話から始まった。シラフラという所謂穴場の海岸があるようだ。身支度をして、コーヒーを飲みながらぼんやりと裏の芝生で日向ぼっこをしてから出発するのがこの1週間のルーティーンだった。この日もそうして昼前に出発した。
シルバーウィークの7日間を使って友達と北海道旅行に行った。札幌から車で少し走ったところに友達の祖父の別荘があり、そこを宿代わりにさせて頂いた。これは毎日走り回った旅行の中で、一番遠出した1日(あるいは前日)についての記録である。
そもそもは、一人が現地の友人に聞いた話から始まった。シラフラという所謂穴場の海岸があるようだ。身支度をして、コーヒーを飲みながらぼんやりと裏の芝生で日向ぼっこをしてから出発するのがこの1週間のルーティーンだった。この日もそうして昼前に出発した。
北海道の尻尾の方へ向かった。前日にも訪れた白老町を通った。新しくできたウポポイという博物館のような場所へ行った。前日は下道を通ったので、海沿いで停車して少し探索したりした。北海道は雪が積もるので、傾斜のかかった屋根の家が多い。煙突もついてる。家一つ一つの形が個性豊かだ。しかしこの日は高速道路を走り続けたので、道中で見かけるものといえば遠くの牧場の動物たちやどでかい自然ばかりだ。
高速道路を降りてうねりの激しい山道に入った。急斜面や急カーブが増えて運転がおぼつかなくなりあまり景色を見る余裕がなくなったので、助手席の男にカメラを渡して撮ってもらった。しばらく走ると海沿いに出て、少しずつ陽が赤くなってきた。途中のトンネルの外側にマグロ岩なるものを見つけた。それが見えたらだいぶ近いらしい。だんだん坂道の側面の岩肌が特殊になってきて、間もなく目的の海岸の入り口に到着した。
海岸へ降りる小道を抜けると、削れて地層が丸出しになったような綺麗な崖が遠くまで続いていた。手前には人が通り抜けられる穴があいた大きな岩があった。休日の、夕焼けの綺麗な時間だったというのに人もそれほどいなかった。しばらく三人共自由に歩き続けた。グロテスクに小石が浮き出ている場所、どうやって削れたのかわからない形の崖、どこまで歩いても見飽きない。砂に紛れて、とげの抜けたうにみたいな貝が落ちてるのを何度も見つけた。どれも中身は空っぽで、みんな一つは拾ったようだ。砂浜に埋もれてる石がどれも大理石のように綺麗で、たくさん拾って巾着にしまって歩いた。とんでもないサンセットビーチを見ちゃった。ひたすらカメラのシャッターを切っていたら、先を歩いてた二人が遠くに行きすぎて豆粒になっていた。
近くの海鮮屋さんで焼きと生アワビの食べ比べをして贅沢した。夜の山道は暗くて危険だったけれど、途中で一度降りてキンキンな寒空の下で星を眺めたりした。けれど下道で帰ったら果てしなく時間がかかって、それ以降何も覚えていない。