2023年11月4日から10日まで、Spring-8にて開催されたCCP4-School/workshopに参加しました。Spring-8は普段の実験で馴染みのある場所でしたが、ワークショップとしての1週間の滞在は初めての経験でした。
今回のワークショップには、構造解析を行っている方々なら誰でも知っているであろう、”CCP4”開発陣の先生方をはじめ、PDBjの栗栖先生、Servalcat開発の山下先生など、レジェンダリーな先生方が講師として参加してくださいました。日程も朝9時から夜20時までの充実したスケジュールで、講義の内容も基礎の理論からスタートし、発展的でマニアックな内容まで学ぶことができました。毎日の講義終了後は、ソフトウェアの開発に携わった先生方に普段の解析で問題になっているところや疑問点などを相談できるProblem Solvingの時間も設けていただき、直接様々な質問をすることができました。私の研究テーマであるデータ解析の分野では、普段からCootを多用しており、その作者であるPaul Emsley先生と直接お話しできるというのはまさに夢のような経験でした。彼の講義を受けることはもちろん、普段ソフトウェアを使用していて疑問に思っていたことも質問でき、非常に貴重な経験となりました。
私は1週間、上郡方面に下ったところにある"笹ヶ丘荘"に宿泊しました。参加当初はSpring-8の宿泊施設を利用できるとのことでしたが、部屋数の都合で笹ヶ丘荘への宿泊となりました。実際にロッジを利用してみると相部屋のルームメイトとも仲良くなることができ、コロナ以前のワイワイした修学旅行のような雰囲気でした。結果的には合宿生活を送ることでホテルなどを利用するよりも深い仲を築くことができたと思います。宿泊者の中には留学中の大学院生や大学職員の方もいらっしゃり、出身地や年代、言語も異なる交流をすることができ、ロッジでの生活は私にとって一生の思い出となりました。今回のワークショップではクライオ電顕のプロセスも含め、X線構造解析についても深く広く学びました。この1週間で得た知識や経験を活かして、今後の研究活動に精進していきたいと思います。
最後になりましたが、助成金や旅費のサポートを頂いたAgroDesign Studios、Rigaku Corporation、そして菅先生に深く御礼申し上げます。
石井瑞樹
MixingPartyにてPaul Emsley先生と(二人とも飲んでいます笑)
ルームメイトと笹ヶ丘荘にて
笹ヶ丘荘での朝食