2024年度秋学期開講「音響文化論演習」の枠内において、美大ではなく基本的には人文社会系の事項を勉強する学生を「刺激」するという目的で、「サウンド演習」と銘打って、横浜在住のアーティストであり音や音楽を道具として使う西原尚さんに、何回か出講していただきました。サウンドウォーク作品あるいは「何か」を作らせること、そうすることで学生を刺激すること、最終的に必ず文章でレポートを作成すること、を要件として依頼し、その他の進行は西原さんにお任せして、20数名の学生に参加してもらいました。
「音響文化論演習」自体は、このサウンド演習と、授業内での発表と、中川による講義の三本柱で構成されていますが、このサウンド演習のみ受講した学生も数名いました。この演習授業の計画からすれば望ましくないことではありますが、学生は自分に合わせて自分を教育すれば良いとも思うので、サウンド演習のみ受講するのもアリではあるでしょう。これは2025年度も継続する予定です。