新音響文化研究会

更新

2020年4月1日:2019年12月のワークショップの感想文をやっとウェブサイトにあげました。今年度も地味に継続する予定です。

2020年2月17日:2019年12月のワークショップの様子をウェブサイトにあげはじめることにしました。

2019年3月28日:ウェブサイトを立ち上げました。2018年12月16日のワークショップの活動報告を掲載しました。新しいGoogle siteの作り方にまったく慣れません。

◯このウェブサイトについて(2019年2月5日)

新音響文化研究会というものを立ち上げてみようと思う。音響文化について考える場所を持つために。

そういう場所は具体的には色々な形態になるだろう。研究会、ワークショップ、ライブ、レコード音楽の制作、シンポジウム等々。僕は研究者なので、いわゆるサウンド・スタディーズというものに目配せしつつ、音響文化やサウンド・アートに関する研究会を開催したり、音を使ったワークショップを企画したりすることだろうと思うが、別にそういうことだけに限定するつもりも実はない。

サウンド・スタディーズというのは明確な輪郭のあるような領域ではないので、とりあえずは「音響的想像力を通じて私たちが聴くときに聞いているもの(what it is that we hear when we listen through the use of one’s own sonic imagination.)」について問いかけるものだ、ということにしておく。これは、Michael BullがThe Routledge Companion to Sound Studiesの序文に書いてあった言い方で、サウンド・スタディーズと呼べるような領域の問題意識の向かう対象を言い表そうとした言葉で、大まかではあるけれど、とりあえずは包括的で便利だ。マイケル・ブルが念頭に置いているものは、音楽、ポピュラー文化、アート、過去、都市、列車、サイレン、電子データ、等々だろう。このリストはいくらでも増やすことができる。こうしたものを研究したり、こうしたものについて考えたり、こうしたものについて実践的に関わったりする場所を持つために、そういう場所を「新音響文化研究会」と呼ぶことにしようと思う。

たぶんしばらくは年に1, 2回何かのイベントをするくらいだろうけど、何年か継続していけば何かになるのではなかろうか、と思っています。関心を共有するひととのつながりも出来るだろうと思ってます。先の見通しはあまりはっきりとはないけど、何か面白いことが起これば良いなあ、と思っています。この文章もしばしば更新することにします。

2019年2月5日

中川克志