バッテリ管理について
ロボット製作の忙しさで忘れがちなバッテリ管理について
用語説明は省いているのでググッてください
(ここで紹介する設定は適正値.よりバッテリに優しい充電をするためには自分で調べる必要があります)
次に記載する充電の設定方法は充電器の説明書を見よう.ここでは充電設定の値について触れます.
充電方法
バッテリの種別判別はバッテリ本体に記載されています.
① ニッケル水素電池(Ni-Mh,ニッ水)orニッケルカドミウム電池(Ni-Cd,ニッカド)の場合
メモリ効果のため充電前に放電をする必要があります.放電後充電するサイクル充電を使おう.
充電電流や放電電流はバッテリ容量と同じ(1C充電) 2200[mAh]の場合は2.2[A] バッテリ容量もバッテリ本体に記載されています.
放電時のカットオフ電圧はセル数×0.8V(1セル数あたりの電圧値は1.2[V] )
充電器の機種によっては設定できるサースホールド値はセル数×3[mV]くらい.ここを上手に弄ると†復活の儀†が成功する.
② リチウムフェライトの場合
充電前に放電をする必要はありません.バランス端子を使用するため対応した充電器で充電する必要があります.
充電電流はバッテリ容量と同じ 2200[mAh]の場合は2.2[A]バッテリ容量もバッテリ本体に記載されています.
セル数の計算はバッテリ電圧[V]÷3.3(1セル数あたりの電圧値は3.3[V])
③ リチウムポリマーの場合
リチウムフェライトの安物を買うと中身はこっちでしたって事もあるらしいので注意しよう.
使用上の注意
① 過放電させない.
計算方法はバッテリ容量[mAh]÷1000 リチウム系ならバッテリチェッカーでの監視も良い
ちなみにバッテリ電圧は色んな所に影響するので電圧を監視するのは基本中の基本
最近の充電器は電圧チェックもできるので監視しよう
② バランスコネクタはバッテリから取れやすいので根本にダメージがいかないように保護しよう
バランスコネクタが外れたものは使用禁止
③ ショートさせない.リチウム系電池の危険性は調べれば山程出てきます.
また,どの種類でも爆発の危険性はあります.(ニッ水でもショートさせると10cmほどの火柱ができます)
モータとバッテリの直結は禁止
④ リチウム系のバッテリは一度死んだら破棄する.
ニッ水やニッカドは復活させられるが,リチウム系は絶対に破棄.バッテリが膨らんだら破棄.
保管時の注意
① ニッケル系電池は自然放電して中身が勝手に減っていくので注意月一程度で充電しておこう.
② 満充電で放置するとダメージが入るので6-7割程度の容量で保管
③ リチウム系電池はその危険性からRC保護バッグや蓋付の金属製容器で保管.
破棄時の注意
危険なのでゴミ箱に突っ込むのは絶対に禁止.
破棄する際の処理方法はネットに転がってます.
このページは、中央大学精密機械工学研究部 https://seiken-chuo.jimdo.com/column/ のパクリスペクトです。
他にもいろいろ参考になるような団体、個人のサイト、ブログがあるのでよくチェックしましょう。