T4 OSAKA
T4 OSAKA
大阪の都市部に建つ既存ビルの改修計画として、
このプロジェクトでは“街に対して閉じない建築”をテーマに空間を構成しました。
用途や機能を単純に更新するのではなく、既存建築の持つ骨格や空気感を読み取りながら、
現代的な使われ方へと緩やかに再編集することを意識しています。
外部に対しては、ファサードや開口部の見え方を丁寧に整理し、
昼夜で異なる表情を持ちながらも、街並みに自然に馴染む佇まいを計画。
内部の光や人の気配がわずかに滲み出ることで、建物そのものが都市の風景の一部となることを目指しました。
内装では、既存躯体の力強さや素材感を活かしながら、
新たな素材や照明をレイヤー状に重ねることで、過去と現在が共存する空間を構成。
無機質な素材の中にも、人が長く滞在できる柔らかさや温度感を持たせています。
また、フロアごとの用途や動線を整理しつつ、
建物全体として一体感を感じられるよう、素材・光・ディテールの連続性を意識。
単なるリノベーションではなく、既存建築の価値を再発見しながら、新たな都市活動を受け入れる器として再構築しました。
歴史や痕跡を消すのではなく、
そこに新しい時間を重ねていくような感覚を大切にしたプロジェクトです。
BEFOR
AFTER