本観光史研究室の中核をなす活動です。普段の演習においては、研究発表と輪読を通じて、観光現象に関する理解を深めていきます。特に、観光関連の基礎文献や基礎研究を紹介したうえで、その内容についてゼミ生同士で議論していくなかで、互いに理解を深めていくことを重視しています。
個人研究活動の他にも、大学院生での国内・国外のフィールドワークも実施していきます。その際、調査先での参与観察や聞き取り調査、関連研究資料の収集を通じて、観光史の実態を明らかにしていきます。
各自の研究活動を学会や研究会において発表することを通じて、社会に広く研究成果を還元することを目指すとともに、国内外の研究者同士のネットワークを構築していきます。
各自の研究活動によって得られた成果を、一般市民向けの公開講座や関連イベントを通じて、還元していきます。
本観光史研究室の最も重要な活動となります。3年次にはグループで、4年次は個人でテーマ研究を行います。
それぞれのプロジェクト研究では、1年間という時間をかけて、グループ・個人で観光学に関連するプロジェクト・テーマを設定し、文献資料の収集から分析、フィールド調査・インタビュー調査、観光学の理論研究を踏まえて、最終的には報告書・卒業論文としてまとめていくことを目指します。
ex1. グループ・プロジェクト研究(3年次)
ex2. 個人プロジェクト研究(4年次)
観光史研究室のもうひとつの重要な活動となります。
研究室担当教員やゼミ生たちの発案によって、各地のまちあるきやイベントへの参加を行っていきます。その過程で、その地域に関する情報を収集し、実際に自分たちで調べていくことで、観光地の実情を知ることに加えて、観光旅行のマネジメントの仕方についても学んでいきます。
ex1. 国外フィールドワーク
ex2. まちあるき企画(高崎1000円ツアー、写真撮影ツアー、みなかみバンジー・ツアー、…)
観光関連の文献を購読していくことを通じて、観光学に関する基本的知識や概念を身に着けていくとともに、他の講義で学んできた概念や事例を実際に説明できることを目指します。また、輪読を続けていくなかで議論の仕方を学ぶとともに、ゼミ生同士の観光に対する考えや、自分自身の観光に対する意識を可視化していくことを目指しています。
ex1. 基礎演習における輪読課題
ex2. 自主ゼミ
ex3. 読書レポート課題
グループワークでは、少人数グループで短期の特定課題に取り組んでいってもらいます。その過程で、関連資料の収集と分析、調査をめぐる基本的手法、短期プロジェクトでの成果公表にむけたグループ・マネジメントのあり方を学んでいってもらいます。
ex1. 観光フォトブック作成
ex2. 観光写真撮影コンテスト
ex3 ゼミ紹介ブックレット作成
学会でのポスター発表や、他大学との合同ゼミや交流会を実施しています。
特に、普段のゼミ活動ではなかなか知ることのできない他大学の観光系学部の動向を知るとともに、自分たちの研究活動にも反映させていくことを目指します。
ex1. 観光学術学会 学部生ポスター発表
ex2. 他大学との合同卒業論文発表会(横浜市立大学)
対面やオンラインで、ゼミ・イベントを適宜開催しています。あるいは、ゼミ生個人や仲間同士で、国内外にさまざまな形で旅行に行っていたりします。
また、普段からゼミ活動や旅行記をまとめて発信することによって、ゼミ活動や旅行体験のアーカイブ化も進めています。
ex1. ゼミ・イベント、懇親会(対面・オンライン)
ex2. OBOG会、情報交換会
ex3. ゼミ活動記録、ポートフォリオ作成