○浄土を生きる
法藏館発行 ISBN4-8318-8995-4 初版2006.9.10 四六版109頁 1000円(税別) 送料300円
地獄・極楽はあるか。浄土とは何か――現代人が浄土を理解するために、経典に基づきながら、知的・教養的に学ぶ道と、体験的・実践的に学ぶ道の二つの方法を明快に示す名講話。
小見出し
Ⅰ、救いの原理―― 『大無量寿経』のこころ
浄土を受けいれる [天親の一心]
みずからを知る [アラヤ識、マナ識]
死を問題にしてこそ [苦悩の分析]
宇宙に宿るもの [本体即現象]
迷いのなりたち [十二因縁]
見えるもの、見えないもの [曇鸞の相即相入]
浄土の扉を開く [源信の功績]
浄土とお念仏 [『論註』の広略相入]
真の救い [絶対的自己否定]
Ⅱ、救いの応用―― 『観無量寿経』のこころ王舎城の悲劇 [苦悩を除く法]
提婆のたくらみ [悲劇の原因]
阿闍世の救い [極善最上の法]
地獄におちつつ [現実の直視]
猫と鏡 [宗教的欲求]
絶望のはてに [華座観のこころ]
楽しく生きる [定善十三観]
二河白道のたとえ [絶望の深淵]
悪を転じて [機の深信]
慈悲のきわまり [二種深信]