2019年7月、女子美術大学の大学院生と学生相談室のソーシャルワーカーが、芸術と社会について学生同士で語り合う場「社会彫刻の夕べ」の運営をプロジェクトとして開始しました。
※大学のオンラインツールを使用しての告知や施設使用は認められていますが、大学公認組織ではありません。
プロジェクト名は、美術家ヨーゼフ・ボイスの「彫刻するようにより良い社会を作ろう」という「社会彫刻」の概念に由来していますが、より良い社会を作ろうとする人は「誰でも芸術家」であり、「できるところで、路上や店や仕事場などでいろいろな人々と、これらの(社会的)事柄について話し合うこと」が大事だと言ったボイスの精神を引き継ぐという意志を表しています。
「社会彫刻の夕べ」の紹介動画(2020年制作)
制作:折戸 未悠 長 チノリ
当初は月次お茶会「社会彫刻の夕べ」として夕方に対面開催していましたが、2020年春からはCOVID-19の深刻化に伴い「オンライン彫刻」という名でのリモート開催に移行しました(開催時間は夕方に限らず、「夕べ」は集いの意として継続使用しています)。
学内では2025年7月までに「社会彫刻の夕べ」と「オンライン彫刻」をあわせて60回開催しています。(各テーマ資料)
毎回、テーマに合わせた告知ポスターを作成し、学内ポータルサイトへのアナウンスや掲示をし、約6年間に及ぶ活動を継続しています。
「オンライン彫刻」以降は、学生相談室のスタッフ3名も運営に加わり、学内のみにとどまらず、学外活動にも力を入れてきました。
学外活動としては、2020年11月に在学生メンバー2名を加えて作成した「社会彫刻の夕べ ポスターブック」や関連グッズを携え参加したVIRTUAL ART BOOK FAIR(ここでも「オンライン彫刻」をリモート開催)に出展しました。
同FAIRへの参加がきっかけとなり、2021年4月〜6月に豊田美術館で開催された「ボイス+パレルモ」展のミュージアムショップにて「社会彫刻の夕べ ポスターブック」などが取り扱われ、多くの人の目に触れる機会となりました。(◎ポスターブック)
2024年8月、展覧会「とびだせ社会彫刻の夕べ」を開催。
案内文は次のとおり「このたび、『社会彫刻の夕べ』が大学をとびだします。これまでの告知ポスター、活動報告、在学生有志による関連作品を展示し、オンラインと対面による話し合いの場『社会彫刻の夕べ/オンライン彫刻』も会期中毎日開催」。
2025年8-9月には、学内助成の一部として、展覧会「とじて、ひらいて-生と社会と芸術と-」を共同開催。
前年の展示を踏まえつつ、地域との輪を広げた発展的な展示を行いました。
現在は、次の新たなプロジェクトに向け、チームメンバーとともに計画中です。
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