ダニー・ネフセタイさん(67)講演会/
主催:「平和を願う市民の集い」(代表:尾崎秀子)
ネフセタイさんは、徴兵でパイロットを目指し3年間空軍で訓練を受けた元兵士。約40年前日本人女性と結婚し埼玉県で家具職人として働きながら、2009年より全国各地で平和や人権問題に関する講演活動を続けています。参加者195名 今年に入って78回目の講演でした。
戦争についてこれほど分かりやすい説明を聞くのは初めてでした。ネフセタイさんは、国のために死ぬのは素晴らしいという教育を受け、敵を殺し領土を広げる働きをすることは英雄だと思っていたそうです。敵ではなくそれが同じ人間だということに気づいていなかったと語りました。現在は考えを改め、次世代に平和な社会を手渡す責任がある、という強い信念で戦争反対を訴え続けています。
講演を聞き、教育というものがいかにその人の思考と行動を方向づけてしまうものか、という恐ろしさを感じました。
ロビーに出てネフセタイさんの著書を購入すると、突然どこかの放送局からインタビューを受けました。それまでのわたしは、口下手でマイクに向かって話すことなど、考えたこともありません。でも、ダニーさんに教えられました。人殺しはだめだから、戦争は絶対だめ、それで十分。ひとりひとりが、自分の意見を表明していくことが大切だと思いそれを実践しようと思いました。そして、ダニーさんのおっしゃるように、「なにか変だぞ」と感じることには、アンテナを向けていく、ということが大切です。
※この講演は、7/13(土)11:54テレビ朝日ANNニュースで3分半放映されました。
※追記 2023年10月からの、ガザでのパレスチナ人死者は46,000人。(ガザ保健省発表2025.1.11)